sirius (9) always beside you #2 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

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嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。




マネージャーの車の中、俺はポケットの中身を指で確かめるように触る。

そこには小さな青いガラス細工のキーホルダーが付いた鍵が1つ。

今では当たり前のように使っていたけど、これを渡された時の事は忘れられない。

『これ、かず、持ってて』と差し出された鍵。

『え?でも・・・』

『かずに持ってて欲しいんだけど・・・ダメ?』

『嬉しい、よ、智』

えへへ、と笑った智は『はぁ~緊張した』と俺にkissを落とした。

最初に鍵を使ったのは翌日の収録後。

あの日は すっごい疲れて、家に帰りたくなくて、気がついたら智の部屋に足が向いていた。

部屋に入っても智の姿はなくて、ベットにあった布団にくるまると智の香りがした。
スゴく安心して眠りに付いたのを覚えている。

「かぁず、寝てるの?」柔らかい声で呼ばれ、眼を開けると智の姿。

一瞬自分が何処にいるか解らなくて「ホンモノ?」なんて頓珍漢な事を言って智に笑われたっけ。

初めて智と結ばれたのもあの部屋。

・・・思い出は尽きることはない。

この部屋の鍵を返すときが来るなんて思いもしなかった。

「でも、ケジメ、だから・・・」呟く胸に込み上げてくる物。それは、この先も消えることはないんだろう。潤を選ぶってことはそう言うことだ。

さとし・・・さよなら