全く馬鹿をやらせてしまった。
浴槽に湯をためながら服の上からシャワーを浴びせかける。
怪我がないかだけ綿密に探せば、ところどころ擦り傷と肩に大きな傷。
慌てて服を脱がし傷口をよく洗う。風呂に入れるのは気が引ける。あしにもきりきず。ここままでは出血が足りなくなるのが懸念かされるので傷部をサランラップでぐるぐるまきとりあえず湯船にはいり、さっと体を洗い風呂からあがった。
この白い肌に傷を残したくはなかったが……。
体を拭き着替えさせベッドに寝かせるとため息が出る。
ベッドに滲ませても、直視できない。
これ以上守り切る自信がなくなってきた。
頼らなければいけないだろうか。
この子のことは国家事案でもあると漏らした奴がいた。
ならば頼ったほうがいいのは確かだ。
「でも、あいつに頼るなんて絶対に嫌だ。
でも⋯こいつをもうこんな目に合わせたくない」
それを考えれば、俺の力だけでは無理だ。
頼るのか。どうするか。薄暗い外からの明かりのなかで膝を抱えて考える。
けれど、俺はただの子供だ。
たとえ命をかけたって、潤は助かるのか?
やけになるように冷蔵庫からビールを出す。
三、四本空けたところで、 アルミ缶を握りつぶした。
俺が潤を守る。
結果がこの綺麗な白い肌に残る傷。
白い肌に………
ゴクリと喉がなった。
そばまで行き俺は吸い込まれるように肩のところに口づけをした。3 花びらを落とした。