<ストーリー>
2月4日、売れないアイドル・如月ミキの一周忌。
家元の呼びかけによって、都内某所の一つの部屋にファンサイトで知り合ったオダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘の5人の男が集まった。愛するミキちゃんの追悼会として、思い出話に花を咲かせ、盛り上がるはずが、「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」という一言から事態は急変してしまう。もしかして犯人がこの中に・・・!?次々と明かされる意外な事実。果たして如月ミキの死の真相は!?たった一つの部屋の中で生まれる謎は、誰も知らなかった思わぬ結末へと向かっていく・・・。

 

〈感想〉

今私が視聴できるサブスクはアマゾンプライム・U-NEXT・HuLuだがどこも観れず、ずっと観たかった映画だ。

TUTAYAで借りてきて念願の視聴!ここに出でくる俳優さんのメインは小栗旬さん、香川照之さん、小出恵介さん、ユースケ・サンタマリアさん塚地武雅(ドランクドラゴン)さんの5名が出演されていて、まるで喜劇を見ているかのような気分だった。

テンポのいい会話と、段々と明らかになっていくアイドルとファンの関係、話に引き込まれていく。

 

ここからはネタバレなので、未視聴の方は読まないで欲しい。

 

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冒頭でも話したのだが、会話の量が半端ない。

この映画は最初からラストまで、ほぼ同じ部屋の中で会話だけで成り立ってる。

っていうことは、セリフの数って他の映画と比べて爆発的に多いんだろうなぁ。

低予算ぽいけど、豪華なキャストが揃っているからギャラをその分上乗せされているのかなぁ。とか下世話な事を思った。

舞台を見ているような不思議な感覚だけど、全く飽きずに観れるのは脚本と監督とカメラワークと俳優陣・・全てが完璧だからなのだろう。

 

俳優陣といえば、私にとって5人とも大好きな俳優さんばかり。

5人ともキャラが立っていて面白いのだが、まず第一に香川さんと小栗さんのキャラがいい!

香川さんのハンドルネームのいちご娘にも笑ったし、そもそもネカマだし、カチューシャもあまりに似合わないし。

ただ一番犯人かと思いきや、まさかのアイドルの父親。

ただのストーカーかと思いきや、ただの本当の父親から娘への思いやりだった。

こんなに見守ってくれる父親、ちょっとだけ羨ましく思う。

でもカチューシャ盗んじゃだめだし、下着を見てニヤニヤしてクンクンしないでーw

小栗さんはね、もうね、ただのファンだった。

なにかどんでん返しがくるかとも思ったが、ただの純粋なファンだった。

でもアイドル如月ミキちゃんにとっては、一番大切なひと。

一番遠い関係だからこそ一番うれしい存在だったし、アイドルとして一番支えになってたんだろうな。

となると、純粋なファンって小栗さんただ一人だけなのかもしれないな。

 

最後にアイドルのモザイクが取れて、アイドルの顔がオープンになるわけだが、申し訳ないけどなるほどって感じだった。

歌もへたくそだったし、顔もビミョーだけど、この女優さんよく見つけてきたなーと思うし、よく出演をOKしたもんだ。

このアイドルの顔が出てきたラストのみんなのヲタ芸は見ものです。

この豪華なメンツのヲタ芸なんてそうそう見られるもんじゃない。

最後に宍戸錠さんが出てきて意味深なセリフを言うのだが、続編を匂わすような終わり方ですが、今現在2024年10月時点で続編はないので、今後もないのでしょう。

もし続編が出たらぜひまた見たいです、映画でも舞台でもなんでもいいので。

 

★★★★☆