今回の帰国の目的・・・
それは母の検診についていくこと。。。でした。
その検診日が昨日・・・
2年前に緊急手術を受けたときも詳しく話を聞くことができなかったので、
今回が先生と対面する初めての日となりました。
両親は前回の検診の際に詳しい説明を受けていたのですが、
先生はわたしのために前回の手術の時からの状態を
説明してくださいました。
そもそも前回は"強烈な便秘"と"勘違い"して受診しました。
元気だったので自力で車を運転し、病院へ行ったそうです。
叔母が心配して付き添ってくれたらしいんですが、
検査の結果、内視鏡も入らないほどの大きな腫瘍ができていたんです。
もちろん『即手術』
手術には同意が必要だったので、叔母が付き添ってくれたことは幸いでした。
出先にいた父も急いでかけつけ、緊急手術となったわけです。。。
この状況についても、
心配かけまいとして、わたしに教えてくれたのは数日後でした。
手術は無事成功。。。
肛門も温存することができました。。。
術後も経過がよかったので、
わたしとしては悪いものはとりきれてると思っていました。
昨日詳しく説明を聞いて知ったのですが、
ステージはⅢb・・・
リンパ節への転移もあったようです。。。
その後は「TS-1」の処方をされたようですが、
あまりの副作用に服用をやめました。
結局、それ以来抗がん剤は一切使用していない状態です。
そして今回の転移です・・・
腹膜への転移ですからステージはⅣ。。。
今回先生に会う前に自分なりに勉強していたので、
先生のおっしゃることはだいたいわかりました。
このままだと余命は「8ヶ月」。。。
抗がん剤治療を行って延命すると「20ヶ月」。。。
手術は現段階では難しく、まずは抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術する
というのが先生の見解でした。
場所が場所だけに、他の臓器に傷をつける可能性があるため放射線治療は不可。
でも・・・
わたしたち家族の間では今後の見解についてはもう決まってたので
先生は何もおっしゃらなかったです。
母の意志を尊重して今やってる療法を自宅で頑張る。
そして
数ヶ月おきくらいに先生の顔を見にきます。
ということで結論が出ました。
不思議なことに、こんな重大な宣告を受けたにもかかわらず
わたしたち親子は直後ににこやかに笑ってました。
実はその後、温泉に行ったんです。
車で1時間くらいのところにいい温泉があるんです。
わたしもアトピーですから、温泉は効果がありますから
付き合えるときは付き合っていきたいなと思ってます。
気分はスッキリです。
ダンナに話すと「強いな」と言われましたが、
もちろん腹膜への転移を聞いたときはショックでした・・・
だからその後(この一ヶ月)、海外で得られる最大限の情報で、
猛烈に勉強したつもりです。
「ガン」を前向きに受け止め、免疫力を高めるように頑張りたいと思ってます。
ただ心配なのがやはりわたしが海外に住んでいるということ・・・
これについては、向こうに戻ってからダンナと話し合いたいと思います。