すごく観たいと思っていた映画『ロストケア』がアマプラにてアッブされていたので、早速観た。
すごかった。いや凄まじかった。
観る側に覚悟のいる映画だと思った。
そして、とても重厚な俳優人たち。
このキャストあってこそだと思った。
松山ケンイチ、長澤まさみ、榎本明
気迫溢れる演技に心をえぐられるようだった。
何が正義で、何が悪かとか簡単に答えの出せるものではないのだろうし、観る人によって様々な感情が生まれるだろう。
私は、ただただ、ひたすらやるせなく、切ない。
ぐるぐる巡る思い、どうすれば救われるんだろうか。現実がリンクする。妙にリアリティがあるので逃げ場がなくなる、目を背けたくなるがそれをしてしまうのも、出来ない。
映画のなかの言葉を借りると
『人は見えるものと見えないものがあるのでなく、見たいものと、見たくないものがあるのだ』
私は大きく頷いた。
覚悟ができたら是非。
余談、前田哲監督作品、あたし、結構観てるだとか気づいた。
最新作は『90歳何がめでたい』
代表作は、
『こんな夜更けにバナナかよ』
『水は海に向かって流れる』
『そしてバトンは渡された』
確かに、どれも、キャスティングは良かったなぁ。