西新井大師へのお参りも済んだので本来の目的の東武鉄道大師線に乗ります。
大師駅はそそられる呑屋がある道を歩いてチョコッとです。



えっ?どれが駅かって?
はい。画像中央のビルの間の奥の茶色い建物がそうです。

えっ?西新井大師から駅へ行くのに歩道橋は渡らないんじゃなかって?
てへへ。実はこの写真は西新井大師参拝前に撮ったものです。

前回の書き方ですといかにも環七を歩いてきて西新井大師参道交差点を左折してお参りしたようになっていますが、実は交差点を直進して駅前の歩道橋を渡ってちょっと後戻りして西新井大師参道交差点の反対側へやって来ました。



右側のビルの辺りですね。
そこを大師とは反対の方向に向かった所がちょっとした目的地。



西新井大師参道交差点からは50mと離れていないなんの変哲もない場所です。

そこから路地をちょいと西へ進んでから引き返し。



もうお解りですね。
最初の画像のビルの谷間の微妙な曲線。
そう、参拝前に大師線の廃線跡めぐりです。

かつての大師前駅は西新井大師参道交差点の南東側にあったのですが環七の拡幅工事のために現在位置に引っ越したのですね。


(国土地理院地図より おおよその位置です)

ご存じのように大師線は東武東上線と結ぶ計画の元に作られたそうなので(もちろん参詣客も目的)駅の先にもチョロッと線路が伸びていたのでしょうか。

という事で、かつての駅前からかつての参道をたどって参拝を済ませたのでした。

さて、では乗りますか。



駅前バスターミナルが廃線跡かな?
大師前駅はすっきりとしたきれいな現代駅ですね。



でも一歩駅へ入ろうとするとなんとも懐かしいスタイル。



suicaどころか自動改札すらなくラッチが並んでいます。



大師前駅では切符の販売も行われていませんしsuica入場も西新井駅で行いますので改札は素通り。正月の多客期には使うのかな?

階段を登るとホームです。



広いですね~。



これも多客期対応なのでしょうね。
かつては1面2線だったと思われますが、線路を1本にしてホームを広げたのですね。
と、思っていたら逆みたいで、そもそもが1面1線で2線にできる構造らしいです。
(地理院地図では2線になってる。東上線延長があり得る?)

電車はすぐにきました。2両編成です。
なんともローカルだなー。



しかし、昼間でも10分間隔です。そこそこまめに走ってます。
ホームは2両でいっぱいいっぱいの長さ。



東武としては東上線の運転系統を浅草からと目論んでもいたようなので、この先それを実現させるなら編成も長くなるでしょうからホーム延長が大変そう。
まあ、このご時世。東上線も伊勢崎線と同様に途中駅から地下鉄へが主流となっているようですからそれは無いですね。
このホームを「リバテイ秩父」が通過するさまを見てみたくもありますが。


ほとんどが地元の人なのか参拝客なのか判断が難しい人達を乗せて、本日最終目的の東武大師線は座席が8割ほど埋ったところで出発

そして、「さて、どんな沿線」と眺め始めたら2分で終点の西新井にあっけなく着いたのでした。



う~む。
日暮里・舎人ライナーのインパクトが強すぎて霞んじゃった感があるなー。