益子町の百目鬼橋が明日1月17日より補修工事のため通行止めになります。

いえ、国道121号線の百目鬼橋ではなくて町役場から益子駅・県道41号線へと抜ける裏道的な町道146号にある橋です。

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地理院地図ではそこそこの道として描かれていますが、実際は1車線の幅しかなくちょっとしたボトルネックとなっています

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期間は1月7日から2月いっぱいの予定です。



航空写真からも判るように、ここには2本の橋が掛かっていてちょっと広いほうが百目鬼橋、狭いほうが百目鬼橋側道橋。




「百目鬼橋補修工事」とあるので側道橋は工事中でも通れるのかな?


そうであれば工事の様子がすぐ近くで見られるのだけど。
でも「この先」と書かれているからやはり通れないんだろうな。
ここは中学生の通学路となっているので通行止め期間中は250mほど上流の一本橋(ちゃんと車も通れます)まで迂回しなきゃならない。そのためには一度県道41号まで出なきゃならないので結構遠回りです。そして車もそちらへ迂回する事になるので、チョットは交通量が増えて危ないかな?

その為にも通学時間帯だけでも側道橋が通れればいいのですが、この橋に歩行者専用という標識は無いので無理やり通る軽トラが出てしまうかもしれませんね
。(橋の幅は1.7mだそうです)
それとも、自動車は軽車両以外通行禁止の真岡鐡道の踏切を突っ切る軽が増えるかな?

さて、今回補修される百目鬼橋。
ぱっと見はさほど傷んでいるようには見えませんね。



路面にアスファルトを剥がす位置であろう印が打たれていますので舗装工事だけかな?

横から見ても大丈夫そう。



コンクリート製でこの様なものを床版橋と言うのでしようか。橋台や橋脚の上にコンクリートの板を乗せたやつ。いや、その場で床板を作ったやつ。

橋の長さは10.5mとさして長くはないのに真ん中に立派な橋脚があるいわゆる二径間で今なら橋脚を必要としない規模なので古そう。
て、それもそのはず。架橋は1955年でもうじき古希です。
国道の百目鬼橋が1973年架橋なのでずっと先輩。
それどころかこの場所に橋がかけられたのはもっと以前で益子町元禄絵地図にもここに道が通っていたことが書かれています。

で、よく見ると中央が高くなっている様ですね。

これ、こういう形状ですよね。
両岸が下がってこうなっているんじゃないよね。

あれ?
左岸のたもとが崩れかけてない?



やっぱりやばい?

定期点検では判定区分Ⅲの早期措置段階  ―構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態―  と、されていますからねー。

それ以外は外見ではやはり問題なさそうですね。



この場所で魚釣りをしたことがあります。
橋脚の周りが流れで少し深くなっていて魚が集まっているんですよね。
今回は補修工事で架け替えでは無いですからそのスポットが消滅することは無いでしょう。
お魚さんたち、良かったね。


と、久々に覗いてみたら。



橋脚浮いてる!!

いや、その下に基礎らしき物が見えているので浮いてはいないのだろうけど、これは直したほうがいいよね。
てか、やはり架け替えたほうがいいよね。

でも、お金無いからなー。