お宝の隅の方 3
1960年1月号時刻表欄外名産品。
続きまして東海北陸です。
三島 わさび漬 50 鯛味噌 50
沼津 わさび漬 50 鯛味噌 50 栗せんべい 100 桃羊かん 50 茶せんべい 100
千本まんじゅう 100 生ビール 100
身延 ぶどう 時価
静岡 わさび漬 100 安倍川餅 100 お茶 100
浜松 浜納豆 50 三文小豆餅 50 ふる里 100 梅衣 100 生ビール 100 遠州路 150
豊橋 八丁みそ
名古屋 守口漬 150 ういろう 100 きしめん 100 からし漬 100 なやばしまんじゅう 100
しぐれはまぐり 200 生ビール 100
中津川 からすみ 100
多治見 国長餅
大垣 金蝶まんじゅう 100 柿ようかん 100
岐阜 あゆうるか 70 あゆ粕漬 150 柿羊かん 50
亀山 亀の尾 100 関の戸 100
関 関の戸 100
柘植 おきな餅 100
山田 赤福 80 神代餅 70
津 平治せんべい 150
阿漕 平治せんべい 150
松阪 老の伴 60
西舞鶴 鶴の飴 100 300
敦賀 豆落がん 100 ぎうひ昆布 100 松の雪 100
福井 羽二重餅 100 けんらん 100 うに 100
金沢 長生殿 120 加賀様 130 舞鶴 150 久留美煮 240
石動 藻氷 200
高岡 つまま 100
富山 ほたるいか宝来煮 120 ほたるいか金造煮 150
滑川 ほたるいか宝来煮 120
魚津 ほたるいか宝来煮 120 ほたるいか金造煮 150
静岡県は素直な感じですが、その中にあって浜松駅はなかなか。「うなぎパイ」はまだなく、昭和天皇・今上天皇お買い上げと気を吐く「ふる里」を押しのけて「浜納豆」の次位につけているのが「三文小豆餅」。
安っぽそうなネーミングですが、三文と古い値段なのでお菓子も古くから有るものかなとググッたら徳川家康の食い逃げに由来するものだとか。
家康が三方ヶ原の戦いでの敗走中に道端の茶店で食べたのが1個3文の小豆餅。食べてる途中で武田軍が迫って来たので金を払わずに逃げたとか。
で、そこの婆さん、逃げる家康を追いかけて代金を支払わせたと。
この茶店があった辺りが小豆餅、支払わせた所が銭取と地名にもなっていて、銭取はかつての遠州鉄道奥山線の駅があった所。う~ん。行ってみたい。
ちなみに両地点の間は2Kmくらいあって、必死に逃げる家康に追いついた婆さんは武田軍よりすごい(笑)
名古屋付近については今とさほど変わりは無いですが、そのなかにあって「なんでこんな山の中で?」と思わせられるのが中津川駅の「からすみ」。これは珍味のカラスミではなくて外郎の仲間のお菓子なんですね。現存します。
敦賀駅の「ぎうひ昆布」は求肥昆布で京都で売られている「きうひ昆布」とは別物。昆布を使ったお菓子なんですね。
福井の「うに」は塩うになんでしょうけど今と比べると安い。まさかそのままじゃないよね。
金沢は変わらない。
石動の「藻氷」と高岡の「つまま」はなんだか解らない。
富山のほたるいかは店の違いなんでしょうねぇ。
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