片麻痺11年目に突入して

また一つ

気付きが有りました。

 

立ち上がりに付いてです。

 

自分は和室生活者です。

 

ですので座り方は

胡坐か割座(女の子座り)。

時々正座、が基本です。

 

背筋を伸ばして

腰の負担を軽くする為に

このローテーションを組む。

 

割座は

足首の改善によって

出来るようになりました。

 

一年位前からです。

 

歩行が改善したのは

ひとえに股関節の改善が

有った為で

その股関節の改善は

まだまだ続いていて

普段は

歩行状態が悪い事の方が

実は多い。

 

お出掛けの度に

出だしはふらついています。

 

改善が続くとは

そういう事なんです。

 

こんな日常です。

 

改善が続いている事に

気付くのは

足音の変化。

 

足の接地音(足音)が

歩行の度に

変わっている。

 

徐々に麻痺側の足音は

小さくなっているのですが

それでも

左右の足音は揃っていません。

 

ですのでまだまだこれからです。

 

股関節の改善は

別の改善へと繋がっていて

それが立ち上がり。

 

元気な頃の立ち上がり方に

戻りつつある。

 

胡坐からの立ち上がりになるので

麻痺足の踵と反対側の手で支えて

体を浮かせて

健側の足を後ろに抜いて

向う脛を接地させて

片膝立ちのカタチにして

そこからの立ち上がり。

 

これが出来るようになってきました。

 

立ち上がる時は

時折り何処かに掴まっての場合が

多いですが・・・。

 

内反尖足の足は

基本爪先側が

接地では優先してしまいます。

 

それが

踵に力が入るようになり

足裏のバランスが取れて来ると

踏ん張りが利くようになって来る。

 

曲げた麻痺足と健側の手の二つで

体を支える事が出来るようになる。

 

踵に力が入る(体重が乗せられる)って

重要なんだ。

 

これが

つい最近の気付きでした。

 

踵に体重が乗せられるようになると

足裏全体の接地バランスが

取れるようになって

逆に踵に体重が乗らなくても

気にならなくなる。

 

足裏の感覚が

均一になる訳です。

 

その分また

筋肉の使い方のバランスが

崩れていて

それを安定させる為に

不安定な歩行を続けなければ

ならない。

 

何とも不条理な話しですが

これが改善の現実なんです。

 

イイ日・1,ワルイ日・5~10位を

繰り返しながら

全体状況として改善に向かう。

 

だって

10年間上手く使えなくて

萎えていた筋肉を

10年後に使う訳ですから

不安定で当たり前。

 

ぼちぼちと

その筋肉を動かしながら

鍛えて行くしかない。

関節もまた然りです。

 

最初は悲鳴を上げて当然。

 

11年目のリハビリと言うのは

そういうモノなんです。

片麻痺になって初めて帰省した時の

窓から見た景色

雪が解けた六日後の

自室の窓から見た風景

 

筋肉や関節が悲鳴を上げる。

かなりキツイ。

それでも良くなりたい。

 

11年目のリハビリは

発症直後のリハビリとは

全く別物と思って下さい。

 

発症直後のリハビリは

11年目と比べたら

遥かに

夢と希望と現実とが

近しい。

 

筋肉がまだまだ

パンパンなんですから。

体力が残っているんですから。

 

一部の筋肉が萎んでいる

今となっては

羨ましい限りです。

 

こっちは

丸10年分の衰えを

戻さなければなりません。

 

発症直後の

一足飛びの回復とは

全く持って無縁ですので。