不思議なご縁 | nekotowerのブログ 音楽大好き

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土曜日は泊まりで素敵な場所へ出かける予定でしたが、諸事情によりキャンセルしました。

とはいえ、どこか素敵な場所へ身を置いてみたい、という気持ちはうずうずしたまま。

 

Googleマップを覗いていたら、「橋」という言葉が。

橋かー、と思ったら好きな歌が思い浮かぶ。


  • 渡良瀬橋(森高千里さん)

     

    ここまた行ってみたい!

    ルート検索したら片道2時間!!

    ちょっと今日はムリだなー。

前に一度行ったことがあって、その時は秋。このPVのような素敵な場所でした。

 

  • 木根川橋(さだまさしさん)

     

     

中学生時代、さだまさしさんが大好きだった頃にめちゃくちゃ聴いていた、個人的に一番好きなアルバム「夢供養」の一曲。


歌詞にいくつも東京の下町の地名が出てくるので、行ってみたいと思ってその頃に地図で探したけど、その橋を見つけることができなかった。


今は便利なGoogleマップがあって、その橋を見つけることができた!

しかも、歌詞に出てくる草野球やってそうな野球場もある!

いいお天気だったので、訪ねてみた。

 

電車を乗り換えたら各駅停車のつもりが、快速電車。

降りる駅を通り過ぎて、戻ることに。

 

そういえば歌詞に出てくる「白髭神社」ってあるのかな?

あ・り・ま・し・たー!!

 

 

最初は「木根川橋」に行くつもりだったけど、白髭神社にも行ってみることに。

 

京成の四ツ木駅から歩いて10分くらい。

初夏の日差しを浴びた週末の下町の住宅街。

古い建物と新しい家が静かに混ざり合っている。

 

子供たちがはしゃいで遊びまわっている公園。

出入り口のアジサイの花が季節を教えてくれてる。



車の少ない道のカーブのところに鳥居が見えた。

気分盛り上げようと、夢供養のアルバム聴いて、ちょうど「木根川橋」の歌が流れ始めたとき。

 



小さな境内は明るい気に満ちていて、昔から村の鎮守の神様として、今は地域の神様としていらっしゃるような佇まい。

それだけでめちゃくちゃうれしい。

 

手水舎にあじさいが。






なぜかずーっと会いたかった初恋の人にやっと会えたような気分。

今日はこの場所に来るための日なんだ、って。

こちらの神様が呼んでくださったんだな、って。

拝殿で手を合わせていて、自然にそう感じた。



 おみくじを引いたら「末吉」。

 普段なら「えーっ」って思うけど、むしろ一つ一つの言葉が、いまの私に伝えられた言葉のように思えてうれしかった。

 





 さだまさしさんがこの神社を歌詞に歌ったのは、歌詞のような縁日の思い出とともに、この場所のこの空気感や佇まいを感じていたのだろうと思った。 

 

舞を奉納する神楽殿



ちなみに、さだまさしさんは長崎市出身。中学生の時にバイオリンの武者修行のために上京した時にこの辺りに住んでいたそうです。

なので、この「木根川橋」の歌は彼自身の中学時代の風景がもとになっています。 

 



公園で遊んでた男の子たちが木根川橋の歌詞に出てくる中学生と重なって、全力で道路を走ったり、大声で会話する声が響き渡ってた。


令和なのに昭和みたいな、懐かしさを感じつつ、時計とGoogleマップを見ながら木根川橋へ。

 

途中のお花屋さんの店先にじーっと座ってる猫ちゃんに会う。

かわいいなー。




木根川橋の文字が見えた。

ほんとにあるんだ、来たんだなー。



振り返ると、橋のゲートがスカイツリーと一緒にいた。



 

荒川の風に吹かれながら、橋を渡る。



ここは私には初めての、非日常の、行ってみたかった場所。


めっちゃ近いのに不思議。



でも、ここにはちゃんと日常の風景もあって、土地の人にはめっちゃ現実の風景。

 

ずっと歩いて押上まで。

 

初恋の人にやっと会えたような気がしていたけど、それが鏡になって私自身に出会ったのかも(メッセージを受け止めた実感はないけど)。

 

ちょっとの時間の小旅行だったけど、汗もかいたし、素敵なストーリーの歌詞と歌を思い出したし、素敵な場所を訪ねることができた。


思いがけず不思議で、そして、今日がめぐり会うタイミング。その場所を訪ねることができて、きっと忘れられない日になるね。

うれしかった。ありがとう。神様。

 

 

木根川橋
 
『先生、俺達の木造校舎
すっかりなくなっちまったんですねェ
それに、あの暑い夏に
重いローラー転がしてならした
テニス・コートの上に
プールなんか出来ちまって…
先生、時の流れって、そんなもんですかねェ』

木根川橋から水道路抜けた
白髭神社の縁日は
アセチレンたいて あんずあめ売ってますか
相も変わらず にぎやかなんでしょうね

あの頃何やら覚えて居るのは
あの娘の笑顔と冷たさと
不思議な胸のどよめきと
あっけらかんとあっけらかんと
みんなみんな 許せた毎日

『先生、あの頃よくのりちゃんと銭湯行ってね
あいつときたら、15番の下駄箱があくまでは
どんな雪の中だって雨の中だって
中へ入らなかった
先生、覚えているかな、うちのクラスの15番、
そう
目のステキなのりの好きだったあの娘の
出席番号だったんですよ』

僕らはこっそり ノォトの片隅に
あの娘の名前に 自分の苗字を
かぶせて書いてはあわててぬりつぶし
あたりを見廻し 赤くなったもんです

使いの帰りは廻り道をして
あの娘の家の前を通ったもの
そのくせ会えば そっぽを向いた
なんともはや すてきだった
仲間達に カンパイ!!

木根川薬師の植木市の日には
今でも必ず雨が降りますか
もんじゃ焼きのコツ 忘れちゃいませんよ
カルメ焼き冷やすより易しかったもの

あの頃チャリンコ転がして行った
曵舟、押上、浅草の
不思議な胸の高鳴りと
荒川土手の忘れちゃいけない
毎度毎度の 草野球

『先生、みんな変っちまいましたねェ
先生、先生……なんだ寝ちまったんですか…』
 

こちらから拝借しました↓


家に帰ってから、今日ギターで弾いてみたけど、指弾き(?)で弾くのができないので、じゃかじゃか弾き語り。

拙いながらも、好きな歌を自分で弾き語りできるのがうれしい。