黒鵜羅(くろうら)が死んでしまった。17日夕方5時45分頃でした。

 

 その日帰宅して、しばらく黒鵜羅の姿が見えないので探し回った。しばらくしてそういえば大型ケージに入れていたんだと気づき、黒鵜羅の身体を抱えた瞬間異変を感じた。身体全体が硬くなっており、弱い声でギャアーと鳴いた。それが断末魔の叫びでした。

 

 ケージの外へ出し、オイルヒーターのそばに横たえると、足にけいれんが走りバタバタさせた。体が反応した最後の動きでした。何の効果もないが、布で黒鵜羅の身体をおおってあげた。その後は動かなくなり、しばらくすると死後硬直が進んでいきました。

 

 ああもう帰って来ないんだなと思うと喪失感がおそってきて、切なくなりました。ケージには血交じりの水溶物が残った。それを掃除しながら、後悔の念がうずまいた。もっとどうにかしてやれなかったのかと。

 

 それもこれも猫風のまん延、パンデミックのせいだが、このジイのケアレスミスでもあります。前日大型ケージの外に出していました。いつも飲んでいるメダカの水槽の水を飲みながら黒鵜羅は、今にも水槽の中に身体ごと落ちかねないと思えるほど、身を乗り出していました。

 

 よく考えれば判断がつくこと、まさに異常行動です。その他にも血交じりの水溶物を吐き戻したりもしていた。2週間程も食事がのどを通らず、毎日ぼーっとしていることが多く、視線も焦点が定まらないようでした。

 

 これをおお事と思わなかった自分が、いかにも鈍感で恨めしい。あれは助けを求めていた目だったのではないだろうか。即動物病院へ連れて行き、点滴治療をしてもらい抗生物質を飲ませていれば、或いは命が助かったのかも知れない。

 

 それが出来なかった、いやしなかったのは治療費が無かったためでした。後で判ることですが実際はお金はあったのです。うかつにも予備の預金があったのに、すっかり失念していたのだ。お金を惜しんで黒鵜羅のはかない命を見殺しにしてしまった。なんて奴だ。自分自身が恨めしい。

 

 黒鵜羅済まない、許してくれ。後悔先には立たないが、彼女が他の5頭の仲間の命を助けてくれました。これはいけないと感じ、今月に入って猫風にり患し、食欲を失くしていた子たちを早速翌日18日に動物病院へ連れて行き、適切な治療を受けさせました。彼女の命は無駄に散ったわけでは無い、と思いたい。

 

 黒鵜羅の無骸は、庭木の根元に埋めて手を合わせた。そのそばには禍魔羅(かまら)、雉子羅(きじら)、茶兎羅(ちゃとら)、霞喰羅(かくうら)、それについ3日前三毛羅(みけら)が早産した、白羅(はくら)との間の赤子2頭が眠っています。決して寂しくはないよ、黒鵜羅。合掌。

                              令和元年11月26日(火) 03:25