エシャ愛子です。
子どもの不登校、発達障害に悩んでいる。
親の介護に悩んでいる。
Xでこのような投稿が流れてきますが
毎度、思うことがあります。
このような方は皆さん優しくて
真面目で、必死に努力しておられます。
そして、ひとりで全部抱えてる。
「福祉を頼りなさい」
「人を頼りなさい」
というアドバイスに
「ありがとうございます」
と返事をしていますが
誰かを頼るという発想がなかったか
頼ることが苦手な方なんだろうな
と感じます。
「自分がやらなきゃ」
と思っているだろうし
「頑張ればなんとかなるかも」
とも思っておられる。
私もそんな時期がありました。
チックや強迫性障害に苦しむ子どもを
ひとりで見ていて
一緒になって苦しみ
「どうしたら良いのだろう」
「私が今できることは?」
「これが止むまで
いつまで耐えれば良いのだろう?」
と、ひとりで悶々と悩み
知識を集めて
それが役に立ったこともあったけど
どこまでも孤独な手探りでした。
その時言われたのです。
「あなたに出来ることは何もない」と。
そのたった一言で
ふっと楽になった。
なぜ楽になったか。
私がなんとかしようとしていたからです。
でも出来ないから苦しんでた。
出来ないことは
やる必要もないのに。
母親だから
私しか見てやれない
私しか理解してやれない
私が面倒を見るしかない
そう思っていました。
だけど私は素人です。
この子を治してやる知識も技術もない。
私がなんとかしなきゃなんて
私がなんとか出来るなんて
思い上がりだったのです。
不登校の子どもを学校に行かせる
発達障害を改善させる
痴呆を治す
親の老化を遅らせる
病気を治す
寿命を伸ばす
自分のことだって難しいのに
家族であっても
他人の私が、あなたが
なんとか出来ることじゃない。
なのになぜ
ひとりで抱えようとしてしまうんだろう。
親だから
家族だから
当然だと思ってた。
私がするしかないと思ってた。
「不登校を行かせるようにする」
「優秀で、良い子に育てる」なんて
親の傲慢です。
「発達障害を私が改善させてやる」なんて
素人の戯言です。
「痴呆の進んだ老人をひとりで介護する」なんて
無謀もいいとこです。
「長生きして欲しい」も勝手なエゴです。
人の死期は
誰かの感情や都合に合わせるものじゃない。
「ド素人はさっさとプロに頼め」
「プロもピンキリだからその辺は見極めろ」
「自分に出来ることと
出来ないこともしっかり見極めて
なんでも自分で出来ると思うな」
冷たいように感じるかも知れないけど
はっきり言ってしまえばそういうこと。
自分のエゴやプライドが
自分を苦しめている
家族のことで悩んでいたら
そのことに気付く必要があるかもしれません。
「私がやらなきゃ
私が存在している意味もない」
そんな風に思ってしまうのも
無理もないこと。
自分には出来ませんって
白旗あげるのは嫌かも知れない。
だけどそれはあなたの仕事じゃないよ。
と
そんな風に思っていた
私は思います。
LOVE
EshaAiko
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