風邪っ引きの夫に付き合って、おこもりバンコク。
持ってきた本で読書三昧。
体重計の体脂肪が日々うなぎ登り(^^;)
読んだ本の中に夏井先生ご推薦の本が一冊。
「水力発電が日本を救う」 竹村公太郎著 東洋経済新聞社
これが面白かった。
この著者の「日本史の謎は地形で解ける」も面白かったので、期待は裏切られなかった!
今の日本の電力供給で水力発電が賄っている割合はたったの9%だって。
あんなにあちこちにダムがあるのに、知らなかった。
現在原子力は方針が変更されているし、火力の化石燃料はいずれ枯渇する。
でも地形と気候に寄り、日本は水に困ることはない。
今のダムは持っている力を十分に発揮していないし、新しいダムを造る必要もなく今のものを利用してさらに電力の供給を伸ばす方法がある。
そのことについて書かれたのが本書。
ダムって鉄筋が入っていないので、半永久的に腐食による崩壊はしないって知ってた?
ダムは後世に残る高度成長期の遺産なのだ。
100年後、200年後のエネルギー供給を見据えた著書。
今有るものをそのまま生かせるなんて、なんて素敵なんだろう。
その為に今から出来ることにさっさと着手してほしいとつくづく思った。