車いすでのエスカレーター事故で思うこと。 | ねこしっぽっぽ&チビリッチー時々リッチーのブログ

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先日の車いすのエスカレーター事故。
巻き添えで亡くなった方もいらして本当に痛ましい事故。
事故の詳細や安易に車いすでエスカレーターを利用することの危険性はメディアでも取り上げている通りだと思います。

では、なんで今回の車いすの介助をしていた人はエスカレーターを利用してしまったのか。
報道だと「エスカレーターがあったので普通に利用した。」と。

多分、高齢で車いすが必要になった方の家族は、ご自身も高齢になって初めて車いす介助をするという方も多いと思う。

今まで「車いす」など必要なく過ごし、老いてだんだん足腰が弱ってきても階段からエスカレーターを使えば「ハンデ」もかなり軽減されただろう。
そして歩行も困難になり、介護保険制度を利用などで車いすをレンタルして、また外出もさほど困難でなくなった。

しかし、車いすを操作するのもそうだし、介助するのもそれなりの配慮は必要なのだけど、その「配慮」が欠けてしまうと今回のような大変なことになってしまうと思う。

「袖すり合うも多生の縁」も車いすでそうなったら「すり合う」じゃなく「ぶつかる」だしね。

多分、今回の車いすを介助していた人は、今まで「歩いていた」家族を介助しているのと同じつもりでエスカレーターに車いすを乗せてしまったんだろうな。

これは私日頃が思うことですが、高齢になるとどんなに分別がある方でも「日常当たり前の行動(ここでは歩いてエスカレーターを利用する)」から「違う日常(車いすを利用する。介助する。)」になった時、頭の中で「切り替え」(ここでは、車いすでエスカレーター使ったら危ないからエレベーターにしよう)がうまくいかない…ように見える。

高齢の方は長く生きている分経験も積み重ねているから自信も持ってられる。側からの声が届きにくいことも…

アナウンスなどの呼びかけも大切だけど(多分聞こえてない?)、普段からなぜ車いすでエスカレーターを利用するのが危ないか。車いすの特徴とともに知っていただく機会を増やすのがいいんだろうな。

余談ですが、子供たちがよく車いすを押してくれようとするけど、車いすに乗っている人の頭の上から前が見える背丈が必要なのと、自身が歩く時以上に進行方向を注意し、当たり前だけど乗っている人にも気をつけて(私ゃ押してもらっている時に車いすの前輪が穴にはまって落ちた。それから段差を一輪車で超えるように勢いで進んで私は前に落ちた。。。←押してくれていたのは大人(ちょっと高齢の方))ってお願いしています。