一昨年前に書いたのを昨年リブログして

今年もリブログ

 

一昨年前のブログ全文

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私は小学生の時

水害に遭った

 

1974年の七夕豪雨

 

家は床上浸水だった

畳の上20センチくらいまで水に浸かった

 

その日は

夜明けのまだ少し暗いうちに起こされて

訳の分からないまま急いで着替え

家の中で長靴をはくように言われ

そのすぐあと

畳がプカプカ浮き始めた

 

大人に背負われて

水の中を避難した

大人に背負われても

私の足は長靴が見ないくらい

水に浸かっていた

 

近くのアパートにたどり着き

2階の普通のお宅へ避難させてもらった

 

水が引くまでどのくらいだっただろう

その辺りの記憶はほとんどない

 

家の中は泥だらけ

家具は倒れ

物は流され

両親は途方に暮れたに違いない

 

私と兄はそれぞれ近くの親戚の家に預けられ

そこから学校へ通った

新しい教科書と少しの文房具が支給された

そういえば、ランドセルは無事だったな

 

 

水害に関しては

怖いとか悲しいとか辛いとか

そういう感情は少なかったように思うし

今思い出しても、出てこない

 

非日常的な出来事だったからかもしれないし

地域一帯が同じ状況だったので

うちが特別大変だったわけでは

ないからかもしれない

 

ただ、当時は子供過ぎてわからなかったけど

両親は大変だったろうなぁと思う

 

そう思ったら

すごいな、うちの親

 

恨みつらみ言って、ごめんね

 

子供や生活を守るために

頑張った人たちだった

 

何も見えてなかったんだなぁ、私

 

おかげで

おかげさまで。。。

 

生きていることを

生まれてきたことを

良かったなって思うのが

恩返し