つづき

父と対峙。。。とはいっても

私は父が怖かった

 

なぜなら

酒に酔った父は

見境の無いキ○ガイになるからだ

 

かつては兄とケンカして包丁を持ち出したり

家の中で座布団に火をつけたり(見ている前だったのですぐ消した)

脅迫めいた電話をかけたり

酔って他人の家に怒鳴り込んだり

夜中喚き散らしたり

酔ったままバイクを運転して自爆したり

 

「やめろ」と言ったら余計にやるような人

 

被害が私で済めばいいが(それもイヤだけど)

よその人に迷惑がかかったら責任が取れない

私が困る

私がイヤな思いをする

 

父はぜったいに謝らない

ヘタしたら泥酔した翌日は

自分のしたことを覚えていない

(マジ、質が悪い!)

 

謝っても「おぅ、ごめんな」とか言って

余計相手を怒らせてしまい

結局

「家族が野放しにしている」

と責められてしまう

 

 

そんな折

介護保険制度が始まって

一人暮らしの父にも介護認定の話が来た

 

父は若いころから糖尿病があったのだが

病院に行くのもやめ薬も飲まず

食事制限も

酒の制限もタバコの制限も

一切していなかった

 

介護認定には病院の先生に診察してもらう必要がある

嫌がる父をケアマネさんと何日もかけて説得し

やっとのことで見てもらった結果

 

「こんな酷い数字は見たことが無い

これでよく生きてるね、っていう数字だよ」

 

とお医者さんを呆れさせた

 

かくしてヘルパーさんが来てくれるようになり

ヘルパーさんの来る日はお茶やお菓子を用意したりして((笑))

よその人と関わるのはそれなりに楽しかったらしい

 

つづく