「〇〇さんにこう言ってあげたいな」

って思う時があって

どう語るか考えているうちに

実はそれ、自分にも当てはまるって気がついて

つまりは

他人に言ってあげたい言葉じゃなく

自分に言ってやりたい言葉なんだと

気づくこと、しばしば

 

で、今朝の言ってあげたいこと

 

 

私は30歳の時に実の母がくも膜下出血で倒れ

その日を境に生活が一変した

介護生活の始まりの日だった

終わりが見えない

良くなるのか悪くなるのかそのままなのか

いつまでなのかまったくわからない

 

同時に独り暮らしの父の

世話とケンカの日々が始まりでもあった

辛くて暗い出口のないトンネルに入ったようで

いつも暗闇をさまよっているような気持だった

 

5年ほどたった時

父が老人病院に入所したのをきっかけに

私は少し自由になった

もうできないと思っていた習字を再開した

「いつまたできなくなるかわからないから」

と思い、その時の集中力はすごかった

おかげで今に至る

(両親はもう他界しました)

 

家族の病気は生活を一変させる

もしくは

自分の健康だって命だって

明日、同じようにあるかわからない

 

だから

いつかいつかと言い訳してないで

やりたいことがやれるチャンスは

逃がさない方がいいと思う