ぼくの友達には自称天才がいます。

 

 

そいつには何の才能があったわけではないのですが事あるごとに

  「俺天才だから」と言ってきます。

 

 

そんな中ある音楽の授業の時、歌のテストがあって、

 

 

一人ひとりみんなの前で歌うことになったのですが、

 

 

課題曲が決まってなくて自分で好きな曲が歌えたんですが、

 

 

ぼくはどの選曲がみんなを笑わせられるかだけを一生懸命考えてたんですが全くビジョンが思いつかず本番当日を迎えました。

 

 

ぼくの出番が来る前にその自称天才に歌う順番が回ってきて、

 

 

なに歌うんやろうと思っていたらそいつは、「」歌い出しました。

 

 

ぼくを含めてみんな無難でつまんないな〜と思ってたんですが、

 

 

そいつはびっくりするくらい下手な虹を披露して結果的に笑いを取っていたんですよ。

 

 

みんなはいつもイキってるやつが歌下手なことにツボっていたんですが、

 

 

ぼくは本当はそいつが本当は歌が上手いこと知っていたんで、

 

 

選曲以外で笑わせててやっぱこいつ天才なのかと一瞬思いましたが、

 

 

歌い終わったあと調子に乗って「もう一曲いっちゃう?」とか言い出して、

 

 

やっぱ馬鹿だなと再認識しました。