猫様と暮らす物件探しのコツシリーズ。

途中、物件吟味が入ってしまったので、一度最初の手順、賃貸物件の検索のコツをご確認のうえ次に進みましょう。

では、良さそうな物件がいくつか見つかったところで、問い合わせして内覧の予約です。

Yahoo賃貸を使って問い合わせ、内覧の予約までの流れを解説しています。

 

では、物件の詳細を確認したページに戻ります。
そこに問い合わせ先があります。

 

取り扱う不動産会社が5社あるようですね。
賃貸物件は売買と違い、専任がないんです。貸主(大家さん)が複数の不動産会社に同時に募集を依頼できる契約形態なんで、基本的にはどの不動産会社を通しても、その物件を紹介してもらうことが可能です。

では、どこに問い合わせるのかですが、私は次のようなところをチェックしてます。

 

・仲介手数料:予算に影響しますからね。
・自社管理物件かどうか:その物件を実際管理しているので、細かい情報が手に入る。例えば、空室予定の時期やリフォームの進捗状況等が確認できます。

・店舗の利便性:そもそもですが、行きにくいのはちょっと…ですよね。何度か訪問することになるので、ご自宅からのアクセスが良い方が良いと思います。

 

今回のお引越しは、たまたま問い合わせした不動産屋さんが自社管理されている物件で、入居後も困ったことがあれば仲介時の担当者さんが対応してくれて、心強いです。完全に仲介だと、入居後困ったことがあって連絡すると、「管理会社さんに連絡してください」と冷たくあしらわれますしね。

 

まずは上記3つをチェックしますが、もっと重視しているのは担当者の質でしょうか。これはやり取りをしてみないとわからないので、やりとりをしながら確認します。

 

1.レスポンスの速さ: 質問や要望への返信が迅速かどうか。なかなか対応してもらえないと気になっている物件をほかの人におさえられてしまうこともあるので。(特に猫物件は母数が少ないですしね)

2.ヒアリング力: こちらの漠然とした希望(「日当たりが良い」「静か」など)を具体的に汲み取り、的確な物件を提案してくれるか。

3.知識の豊富さ: 物件情報だけでなく、周辺環境、地域の特性、契約に関する専門知識が豊富か。

4.交渉力: 家賃や初期費用の交渉、設備に関する要望など、貸主との間に立って、こちらの希望を伝える努力をしてくれるか。

5.誠実さ・信頼性: 無理に契約を迫ったり、デメリットを隠したりせず、正直に情報提供してくれるか。物件のメリットだけでなく、デメリット(例: 隣の建物との距離、電車の音など)もきちんと伝えてくれるか。

6.相性: 話しやすさ、連絡の取りやすさなど、ストレスなくやり取りできるか。

 

まずは担当者の質・相性を確認するためにも何社かに問い合わせをします。

「この物件は、猫2匹大丈夫ですか?」

すっかり忘れてませんでしたか?

ペット相談可で絞り込んでいますので、猫がダメ、2匹なんてダメ!という物件の場合もあります。

 

返信の感じで先ほどのチェックポイントを確認します。
話が通じないと、理想の物件になかなかたどり着けないですよね。もし違うと思ったら、私の場合は、申し訳ないですけど他の不動産会社に乗り換えます。

 

特に2番目は、これがマッチしないとお互いストレスです。
繁忙期の場合、問い合わせの物件の空室確認はしてくれたけど、条件に合う物件を一切提案してくれない担当者がいました。忙しいからだとは思いますが、物件のリサーチを尋常じゃないほどした猫おばさんとしましては、リサーチの手間分、仲介手数料を値引きしてよって思ったりしました。(結局、そこの不動産会社では決めませんでしたけど)

 

そして5番目の信頼性について、今回繁忙期の引っ越しでびっくりエピソードがありました。

確か問い合わせした物件が猫は1匹までOKだった物件で、不動産会社の担当者から

 

「2匹って正直に伝えるんですか?1匹だけ飼っているということでここにしたらどうでしょうか?」というニュアンスの発言が出てきました。(ニュアンスですよ)

「そういう事を勧められるんですか?2匹だとバレたら不動産屋さんが問題ないと言っていたと言っても良いんですか?」(こちらもニュアンスです)と答えたら、

「いや、それは…。そのようにされる方もいらっしゃるということで」的な回答。

 

こちらから言うのはともかく、不動産会社の担当者がそのような事を言うことに「びっくり」しました。

確かに猫2匹は厳しい条件、しかも繁忙期にこんな面倒な客の相手はしたくないでしょう。

ということで、こちらからお断りしました。キリッ✨

 

そんなこんなで、この人良さそう、わかってくれそう、と思ったら、気になっていた物件をまとめて問い合わせます。そうすると、内覧出来る場合もまとめて出来るので楽ちんです。

 

そして必ず探している物件の条件を聞かれると思いますので、その時は本当に理想の条件(検索時はかなり妥協した条件で検索しましたが)を伝えると良いと思います。相手はプロですから、厳しい条件でも探してくるはず、という意図です。また、彼らはネット検索できる物件情報以外も載っている、業者専用の物件情報サイト(レインズとか)を持っています。

ですので、最初からすべての希望をしっかり伝えた方が良いですよ。

 

このプロセスを経て、ようやく内覧できる物件候補がいくつかあがってきます。最低でも3つほどは欲しいですね。長くなってきたので、次回、内覧でのチェックポイントをお伝えしますね。あともう少しです、がんばりましょう!

世界を飛び回っていた猫おばさんですが、もちとくもをお迎えして、本当に外泊が嫌になりました。

実家に戻るのも日帰り、可能な限り日帰り対応(笑)

とはいえ、どうしても家を空けないといけない場合、どうしたらよいのでしょうか。

 

今回はペットホテル、シッター、そして猫だけでのお留守番の3つのパターンについて、それぞれ何日程度が目安か、メリット・デメリット、費用の相場等を解説します。

 

これからご紹介する内容はあくまでも目安で、猫様の性格や体調をよく考えて、留守番の選択肢を選ぶ際は、猫様に最も合った方法を考えてあげることが大切ですよ。

1. ペットホテルに預ける

何日程度大丈夫?

短期から長期(数週間)まで対応可能です。専門のスタッフが常駐しているため、長期の旅行や出張でも安心できる選択肢です。

メリット

専門家による管理と安心感: 獣医師が併設されていたり、スタッフが猫の扱いに慣れているため、体調の変化にすぐ気づいてもらえます。

災害時も安心: 自宅での予期せぬ事故や災害のリスクを避けることができます。

盗難や火災のリスク回避: 留守中の自宅で起こる可能性のあるトラブルから猫を守ることができます。

宿泊中の様子が把握できる: ホテルによっては、日々の様子を写真や動画で報告してくれるサービスもあります。

デメリット

環境の変化による強いストレス: 慣れない場所、ケージ、見知らぬ人や他の動物の存在は、神経質な猫にとって大きなストレスになることがあります。

他の猫からの感染症リスク: 他の猫と接触する機会がある場合、病気がうつるリスクもゼロではありません。

費用が高め: 預ける期間が長くなると、それなりの費用がかかります。

費用相場

1泊あたり: 3,000円~5,000円程度

個室や高級な設備: 5,000円~10,000円程度

 

お引越しの時に2度ほどお世話になりました。最初のペットホテルは…ワンちゃんのトリミング等もされているショップが運営されているペットホテルでした。選択肢がなかったので、もちとくもには大変申し訳なかった💦

 

ともかく臭いが…犬の…。

 

もちとくもを一緒のケージに入れてもらったのですが、ずっとくっついたままで、固まっていたようです( ノД`)シクシク…

なんとか1泊乗り切ってくれました。ご飯もろくに食べず、大好きなポンチュールも全然食べなくて、トイレもダメだったようです。

二度とペットホテルは使わん!って思ったのですが…。

 

直近の引っ越しでも、ペットホテルを利用しました。

やはり、引っ越しの荷入れの音はかなりストレスなのと、引っ越しが2日かかる距離だったので、ペットホテルに避難してもらうのが一番だと思い利用しました。今回は猫専用のペットホテル♪しかも高級ルームです。(繁忙期だったので高かった💦上に書いた高級ルームの値段の2倍くらいはしました。)

キャットタワーがあって、個室で、いつでもカメラでもちとくものお部屋の様子が見れてよかった。ご飯は少し食べてくれて、二度目だったからか少し慣れたのかな?お部屋のキャットタワーに登ったり、窓の外を見たりしてたので(カメラで監視してしまいました(笑))、高いお部屋にしてよかったかも。そのホテルは送迎もしてくださって助かりました。

びびりのくもも、お外を見たりしてました。

2. ペットシッターに来てもらう

何日程度大丈夫?

短期から長期まで対応可能ですが、特に数日〜1週間程度の留守番に最適です。

メリット

猫へのストレスが少ない: 住み慣れた自宅で過ごせるため、環境の変化によるストレスがほとんどありません。

多頭飼いに向いている: 多頭飼いの場合でも、料金は訪問回数で決まることが多いため、ホテルに預けるより費用を抑えられる場合があります。

家の見回りも兼ねられる: 郵便物の回収や植物への水やりなど、猫のお世話と同時に家の管理も依頼できる場合があります。

日中の様子がわかる: 多くのシッターが、訪問中の猫様の様子を写真付きで報告してくれます。

デメリット

自宅に他人を入れる抵抗感: 鍵を預けることになるため、信頼できるシッター選びが非常に重要です。

シッター選びが難しい: 資格や実績、レビューなどをしっかり確認しないと、悪質なシッターに当たるリスクがあります。

不在の時間をカバーできない: シッターが訪問しない時間帯(夜間など)に体調が急変した場合、発見が遅れるリスクがあります。

費用相場

1回の訪問(30分〜1時間): 3,000円~5,000円程度

交通費や鍵預かり料: 別途請求されることが多いです。※繁忙期(年末年始など)料金が割増になることがあります。

お世話の内容、頻度でプラス料金がかかります。

 

1週間の研修で家を空ける時に利用しました。

あの最悪…いや、臭いのきついペットホテルしかその当時は選択肢がなかったので、思い切ってシッターをお願いしました。サービス範囲内ではあったのですが、距離があったのでその分プラスにはなりましたけど💦でもホテルよりはお値段は安く、また環境が変わらないのが猫様にはメリット。自動給餌機と自動給水機、ペットカメラがあるので、トイレの掃除だけなんとかしてもらえればと。シッターさんに遊んでもらうサービス等もあるのですが、ウチのもちとくもは、人慣れしてないので、最低限のお世話でお願いしました。

 

通常通りの生活ができていて、シッターさんが入室前、退室後にLineで連絡をくれて、特に不安はありませんでした。時間が合えば私はペットカメラでシッターさんのお世話の様子を見てました。保育園に子供を預けるみたいな感じで、お世話の時の様子なども伝えてもらえて、私はお願いしてよかったなと思いました。

3. 猫だけで留守番

何日程度大丈夫?

推奨されるのは1泊2日までです。これ以上の日数になる場合は、猫の安全と健康のため、ペットホテルやシッターの利用を強くおすすめします。

メリット

猫にとって最もストレスがない: 環境も人も変わらないため、猫は普段通りの生活を送ることができます。

費用がかからない: サービス費用は一切かかりません。

感染症リスクがない: 他の猫との接触がないため、病気をもらってくる心配がありません。

デメリット

緊急時のリスクが最も高い: 体調が急変したり、思わぬ事故(誤食、怪我など)が起きたりしても、誰も気づくことができません。これが最大のリスクです。

衛生面や栄養面での不安: 複数用意した食事や水、トイレも、時間が経つにつれて劣化したり、汚れたりします。特に夏場は食事の衛生管理が困難です。

自動給餌器・給水器は万能ではない: 予期せぬ故障や設定ミス、電池切れなどのリスクがあります。

費用相場

基本的に費用はかかりません。※ただし、自動給餌器や自動給水器、自動トイレといった便利グッズの初期費用はかかります。

猫飼いの先輩は、3泊くらいまでいけると言ってましたが…💦。おトイレの心配があるので、頑張っても2泊ではないかなと思います。我が家は1泊以上になるのであれば、シッターさんかホテルを考えます。

まとめ

猫様の留守番方法を選ぶ際、最も重要なのは「もしもの時に誰が助けてくれるか」という視点です。

留守番の期間が長くなるほど、このリスクは高まります。1泊2日までの留守番であれば、猫だけでのお留守番も可能ですが、その際は食事や水、トイレを多めに用意し、室温管理を徹底しましょう。

2泊以上になる場合は、費用はかかっても、猫様の安全と安心を確保できるペットホテルかペットシッターの利用を強く推奨します。

猫様と暮らす賃貸探し 物件吟味編と題した賃貸探しの続きです!
前回は、賃貸物件の検索のコツについて解説をしました。


猫OKの物件、しかも多頭OKとなると、本当に選択肢が少ないのが現状。

ともかく沢山の物件を候補に挙げるのがコツです。それは、検索にあがった物件全てが猫OKではないからです。

 

今回は、見つけた物件の吟味です。住宅の設計等を手掛けてきた建築士、猫おばさん視点を交え、猫様との暮らしに向いているお部屋かどうかを吟味ポイントとしてチェックします。

 

早速、検索結果の一番上に来た物件をチェックしてみましょう。

 

まずは、平面図からチェック。リビング周りに物が多い人は、ちょっと大変そう。

使える壁面があまりないので、家具類が多い方はレイアウトが難しいかもです。

 

 

あ!注意点!このLDK8.5畳、これ図面だと広そうに見えますが、キッチン含めてですので、要注意。

この感じですと、キッチン部分で2.5畳程度もっていかれるので、LDとして使えるのが6畳弱です。

そして人間の動線となるドア前は何も置けないので、最低でもここから1畳分は何も置けない場所と思って頂いた方が良いですね。ということで、LDは5畳程度がスペースとして使えると思った方が良いでしょう。

 

 

クローゼットですが、拡大写真がボケボケだったので、写真は割愛ですが、奥行きが深い、幅は半間タイプ(8-90㎝程度)なので、実質奥の棚がついている部分のみ、クローゼットとして使えそうです。

小物等は工夫すれば手前の壁面を利用して仕舞えそうですが、あまり大きくないので、荷物が多い方は注意です。

ただ、このクローゼットは猫様の隠れ家として開放してあげると喜ばれそうですけどね。

それからエアコンのアップの写真があるのですが、エアコンの位置がバルコニーのある側の窓上だと思うので、LDK側が夏は暑かったり、冬は寒かったりしそうですね。工夫が必要です。

 

猫様の好きな窓が2面あるのは好印象。

方角が北西ですが、この物件は最上階なので、そんなに暗い感じにはならないかと。(窓にどの程度光が入るのか、Google mapで周辺環境を調査します。)日本は南向き信仰が強いですが、ヨーロッパやアメリカでは、北向きを好んだりします。光が一日を通して一定しているとか、家具が焼けないとかの理由ですね。これは好みなので、現場で確認するとして、洋室の窓前2箇所は猫様がニャルソックできるように確保してあげられそうです。キャットタワーが設置できそうなのは、この窓前2箇所とLDK入ってすぐ左(クローゼットドアとLDK入口ドアの間の壁面)辺りに置けそうですね。

 

そして猫様のトイレの位置が考えどころで、もし2匹猫様がいる場合、最低でもトイレは2箇所ほしいので、LDKに2箇所か、各室1箇所ずつにするかになるのですが…。洋室はあまり広くないのと、人間の寝室になる、そして、猫様のワクワク空間(ニャルソックできる窓がある)なので、トイレを置かない方向でいきたいところです。


ちなみにTVは多分クローゼット入口向かって右横(洋室とLDKの境の引き込み戸)あたりか、洋室に置く想定になっていると思います。猫様のトイレはトイレクロークを活用して、TV下に2箇所まとめて置くか、LDK入ってすぐの壁面にトイレクロークを利用して置くか、になりそうです。空気清浄機や消臭がすごい猫砂が必須アイテムとなりそうですね。

 

天井高が高め(2.6m以上とか)だと、たとえ広さが狭めでも、圧迫感がなくおすすめなのですが、写真からだと多分2.4-2.5m程度な感じです。こういう場合は、なるべく地べたで生活(笑)、いや、言い方が変ですね。えっと、家具は低い物を置くと圧迫感がなく暮らせます。猫様のタワー類だけが高さがある家具になるでしょうね。

 

トイレ問題がクリアになれば、2匹までOKそうな物件です。(人間は断捨離をするなりして、多少努力が必要かも)

ウチの場合は、ベッドが巨大で(一人なのにこだわりのクイーンサイズ。バンコクのコンドミニアムはキングサイズだったのでその後遺症です(笑))この物件は厳しそうですが、2段ベッドというかロフトベッドのような家具上、家具下空間を活用できるベッドにすると、猫様が楽しめる空間が増え、尚且つ人のスペースも増やせそうなので、ありな物件かもですね。

 

こういう妄想楽しいですね♪
 

猫様とお引越し妄想シリーズでもやってみようかな。

勝手に賃貸物件を選んで、吟味して、レイアウト考えちゃうとか。面白そう(笑)こういうの好きです。

妄想シリーズはまた今度にして、賃貸探しの続き、不動産屋さんとの交渉のコツやお引越しまでの流れをまとめちゃいますね。

物件吟味して、決まるまでがまた大変ですからね💦

 

ご参考くださいませ。