生活に苦しい友達がそれでも買ってプレゼントしてくれたお守り
給料が1/3になったのは7ヶ月前、ちょうど別居を決断する時だった。こんなにも不幸が重なるのかと思った。この給料じゃ息子と二人生活できない。
でも
10年働いてたレストランの給料が下がって信じてた家族が別の形になりやっと私はどうすればいいのかと考えた時にすごく不思議だが感謝が溢れ出した。
今までの私の給料はローマにしてみたらよかった。パートでイタリア人の平均フルタイムの給料を遥かに超える金額を頂いていた。でも全然幸せじゃなかった。
給料が1/3になる。給料を上げるにはもっと長い時間働かなければならなくなった。でも息子がいる。ローマの学校は送り迎えが必要。仕事で行けない場合ベビーシッターを雇わなければいけないが、少ない給料からでは払えない。
元旦那は「俺は仕事してるんだよ！お前は体だけ使えばいい仕事だろうけど、俺のは頭も使うからお前のよりも大変なんだよ！」
こんな人には子供の迎えは頼めなかった。
毎日が怖くてどうやって子供を守ればいいのかと戦っていた日々でも少しずつ自分の足で踏み出す時にこの石はとてもたすけてくれた。
元旦那からの心無い言葉の嵐、いつもこの石を胸のところに持って「絶対大丈夫、大丈夫にする」
「ママこれ何？」
「この石は私たちを守ってくれるものなの。嫌な事や大変なことから守ってくれるんだよ。」
「じゃあパパもいっつも大変って言ってるからこの石が必要だね。」
なぬ？ あいつが大変にしてんだろと思ったが、息子はこんなに優しい事が言えるのかとママは嬉しかったのを覚えている。
何よりも大切にしていた石
息子が触っていい？と言った時も気をつけてねと念を押していたが。。。。。
「ママあれほど言ったでしょ！ でもね、これちょうど半分になったから半分はママので半分はあなたのだよ❤️」
全ては自分の解釈次第かもしれない。壊れたものを戻す事もできない。人に嫌な言い方をして罪悪感を植え付けたところで何が変わるのか？
それならそこからいいヒントを得ようではないか。
この時から私は前に大きな一歩を踏み出す事ができた。
息子よ、石が割れてママはとっても悲しかったが、いい事を君から学んだぞ。
その調子で成長してくれ。