2025年7月6日 午後21時30分頃。

だらしなくソファーで寝落ちしていた猫乃の元に、1本の電話が入った。


電話してきたのは職場の先輩。

あれ、なんか大きいミスしたか?と慌てて電話に出れば「職場近くのセブンイレブンに猫が居座っている」と言われた。


要約すると

・誰かが餌をあげたせいでセブンイレブンに猫が居着いてしまった(いつからなのかは分からない)


・通る人全員にねだりに行ってる(悪気の有無は分からないが、チョコあげようとしてた人もいたらしい)


・車通りが多いため、はねられそう


・警察に電話しても取り合わず、保護猫関連も営業時間外


・どうしたらいいか分からず、猫を飼ってる自分に電話をかけた


正直私自身もどうしたらいいか分からなかった。

外で生活する猫は少なからず病気や寄生虫がいる。

だから、先住猫のいる我が家に安易に連れてきて~とは言えなかった。

とはいえ、先輩の家には15歳の老犬がいる。

皮膚が弱いという話は何度か聞いていた。

そんな子にもしノミダニがついたらまずいんじゃないか?と考え、でも見過ごす事も出来なくて……


寝起きの脳みそをフル回転させて出した私の答えは「今からその子を保護します」だった。


善は急げとはこの事で、とりあえず下準備をした。

・先住猫と鉢合わせしないように猫達を玄関から遠い2階に避難させた。

→万が一嘔吐したり下痢して何らかの病気に感染しないように、ストレスを少しでも減らせるように、の意味もある。


・保護する子が逃げ回らないように簡易サークルを広げておく。

→中にペットシーツを敷いて有り合わせのダンボールにネコ砂を入れ、設置した。


こうして私はキャリーを引っ提げ夜の街に駆け出した。


ここで失敗したのは、どこのセブンイレブンなのか知るのにかなり時間がかかったことと、タクシーが捕まらず、走って向かったことだ。

めっちゃ疲れたし、汗いっぱいかいた。


そんなこんなして、電話があってから約30分後、保護する子──後のきなこと邂逅を果たした。


来る前に写真を貰っていて、パッと見では1歳近い子猫かなぁと思った。

実際に見てみると、うちに居る猫達よりずっと小さくて、私は子猫だと確信した。

年齢に関して、後々どんでん返しが待ち受けているのはこれからのお楽しみだ。


「さてどうしようか?」

実際来てみたは良いものの、何も持ち合わせていない(愚かなのでちゅーるを用意し忘れた)人間に子猫は興味が無いらしく、全く近づかない。

私が近づいた分だけ、逃げていってしまう。

他の人達も心配げに子猫が向かった先を教えてくれたり、スマホのライトで照らしてくれたりした。


少ししてセブンでちゅーるを買ってきた先輩が誘き寄せ、食べている隙に私が首根っこを掴んでキャリーに入れることに成功した。


ただし、これはオススメしないやり方だ。

ノミダニや、真菌など人にも感染する病気を持っている可能性を考慮して、やるとしても軍手は必須だ。


更に時間や場所が許すなら捕獲器を使った方がお互いに安全だ。

がセブンイレブンにそんなのは置けないので今回は仕方ないと思うことにした。


そしてこれは余談だが、私はバイオハザードを数々プレイしており、気配を消して敵を攻撃するのが得意だった。

この経験が、猫捕獲にも活かせた……ような気がした。皆もバイオハザードをやろう!


そんなこんなで、猫捕獲大作戦は一旦幕を下ろした。


ちなみに行きでヘロヘロな私と暴れるキャリー𝙸𝙽猫は居合わせた心優しいお兄さんが家の近くまで送ってくれた。

あの時のお兄さん、どうもありがとう!!



保護する直前の様子