どうも左の腰がヒリヒリする。

 
どこかぶつけたか、擦れてるのかな?
 
見た目にはなんともない。最近よくあるシビれ?
でもこんな時、がん患者は転移を想像してしまいます。
 
シコリは反対側だけど、どこに転移したっておかしくない。腹膜全体にがんは広がってるはずですから。
 
次の日、赤くなってました。
あれ?虫に刺されたのかな?
 
さらに次の日、腫れ上がってきました。その上、腰から腿にかけていくつか赤い斑点が。
 
これはがんじゃないな。もしかして毛虫?風疹ってことはないよね?
 
とりあえずパジャマを洗い、ベッドシーツを変えました。
 
またまた次の日、赤い斑点は盛り上がり、内股から背中にかけて斜めに帯状の斑点が。
 
ここまでくればお分かりの方いるでしょう。でも私も嫁さんも何が何だかわかりません。
 
病院に行って看護師さんに症状を伝えて患部を見せます。
すると、先生すぐ来ますね、と言って一冊の本を持ってきました。
表紙に皮膚科アトラスと書いてある。そしてそこにはマジックで
「帯状疱疹220P」
ってデカデカと書いてある。
 
ネタバレだよ!
 
やってきた先生は患部を0.2秒チラ見して「帯状疱疹だね」って。
 
知ってた。
 
でも帯状疱疹ってお腹とか首とかにできると思ってた。
先生曰く、全身どこにでもできるのだそうだ。
昔かかった水疱瘡のウィルスが悪さをするんですって。
 
私の場合はL3と呼ばれる腰から内腿にかけての神経に沿ってでたという事らしい。
 
症状としては相当軽い方だとか。
 
四谷怪談のお岩さんも帯状疱疹が顔に出たという説もあるらしい。実際に顔に出た写真を見せてもらったけど、あばた顔でまさにお岩さんそのものでしたよ。
 
今は薬で簡単に治るそうで、再診察も必要ないって。
 
いや〜、原因がわかってよかった。
けど、これって免疫力が低下している時に出るんだよね...
それはマズイ。
 
よし、こんな時は笑って免疫力を高めるしかない(短絡的)。
 
なのでさっきから嫁さんと「斉木楠雄のΨ(さい)難」のアニメを見ているのです。
※このアニメを見ると、声優さんのギャラ、見合わないなと思います
 
そういえば子供が「斉木楠雄のΨ難」の実写映画を見て、
「学校の学芸会の方がマシ。見てるのが辛かった」(原文ママ)
とぶった切ってました。
 
それはとんだΨ難だな。
 
まあ、関係者は関係者で頑張って作ってるんだから、そんな言い方は可哀想ですね。
つまり、今日私が言いたいのは小説や漫画の実写化はやめた方が良いということです。あれ?違う?
※注 岡田君がカッコよかった「図書館戦争」を除く。