先日、主人と初めて行くカフェで食事した時の話。
特にオチのある話ではないのですが・・・急な真顔にあたふたするのは、何か共感していただけるかと(笑)
メニューに迷うところや、相変わらずスイーツ好きなのは、女子っぽいパパですが・・。
逆に、私がどんどんおっさん化してる気が・・・
上野の森美術館で開催中のゴッホ展に行って来ました。
今回のゴッホ展は、初期の作品をやや多めに。
そして晩年まで順を追って、同時代に影響を受けた画家の作品も並べて、比較できるような展示でした。
まず初期ですが、オランダ・ハーグ派と呼ばれる画家たちの影響を受けているようです。
というか、絵の手ほどきをしてくれた親戚の画家がハーグ派だった。
良く言えば、素朴な庶民の慎ましい暮らしを描いた・・・とか言うところでしょうか、う〜ん、何となく薄暗い、茶色い感じ?静かで地味。あまり見ていて楽しくはないかな・・・私の個人的感想です。
子どもの頃から、気難しくて扱いが大変だったゴッホは、しかし16歳から真面目に画廊の仕事に取り組み、仕事ぶりを評価されたんだって。へえ~!意外。
一つの事に一心不乱に集中する面は、あったんだね。そして、絵を観る目も養われていったことでしょう。
しかし、21歳頃、婚約者のいる女性を好きになってしまって、失恋して、そこから行動がヤバイ感じになり解雇されたって。
父親が牧師ということもあってなのか、貧しい人々を宗教の力で救えないものかと、随分苦悩したらしい。
ゴッホの家庭は比較的、お金持ちのようだったので、その格差に疑問を感じたのかもしれない。
しかし、想いは崇高なんだけど、いかんせん極端!自分がぶっ倒れてしまったら、人を救えないのに、やってしまうのが、そう・・ゴッホ
生活態度は悪いし、人と協調することもなかなかできない。
・・・で。話を元に戻して、ゴッホの初期の作品もやはり暗い印象でね。
初期の代表作「じゃがいもを食べる人々」も、ブルーバイユーレストランで食事してるのか!?ってぐらい、暗い(-_-;)
・・労働者の貧しい生活が清らか?うーん、どうだろう。全然笑顔が無いですけど・・・。
そんな画風が、印象派との出会いによって一変します。
展示は一気に茶色い世界から、きらめく色と光の世界に入っていきますよ!
大御所、ルノワールやモネなど、印象派の絵の展示もあり、やっぱり見ていて楽しくなります。
ゴッホ自身は、印象派の前にもルーベンスの色彩に衝撃を受けたり、日本の浮世絵のエキゾチックな魅力にハマったり、一概に印象派だけの影響とは言えないんですが、明るさとか大胆な筆遣いとか、独自の世界を切り開いていったようです。
親戚の画家に習った以外は、独学だったゴッホ、33歳でようやく美術学校的なものに通い始めます。
「うん、基礎が大事!」って思ったんでしょうか?
まあ、でも、相変わらず極端なゴッホは体を壊すほど集中しすぎて、また教師側とも折り合いが悪くなり短い期間でやめた・・。
たいがいゴッホの生涯を読むと・・・
周囲と揉め事起こす→家族・親戚の援助を受ける→頑張る→集中し過ぎる、心身の状態ひどくなる→周囲と揉め事起こす→・・・の延々ループに見えます
パリからアルルに移って、より黄色の表現にこだわったゴッホ。
「麦畑」では、画面の三分の二を黄色い麦畑が占める大胆な構図です。
構図の大胆さ浮世絵にインスパイアされたらしい。グッジョブ!ジャポニズム!
光る黄色い麦畑を表現するのに、いかに色んな色を挟んでるか、間近で見るとよく分かります。
それにしても、他人と揉め事ばかり起こす割には、画家たちとの共同体を夢見てアトリエを先に用意してしまうという、先走り感!!
・・・案の定、人が来ない残念っ!
唯一ゴーギャンが来てくれたけど、けっこう渋々な感じだったのではないだろうか。わずか2か月ほどで、同居終了。
今回の展示の目玉は「糸杉」
生命力強く高くそびえる糸杉は、ゴッホにとって魅力的なモチーフだったのでしょう。糸杉の絵だけでも数枚残しています。
今回飾られたのは、背景が爽やかな水色なのが、印象的です。
ゴッホらしいうねうね感はあるんですが、水色がきれいなのと、細い三日月が浮かんで、昼とも夜ともつかない不思議感もあります。
コラボメニュー。アンデルセンの糸杉デニッシュ
抹茶チョコのボリュームがなかなかです。おいしい。でも1個で十分だったかな。
有名な耳切り事件(錯乱状態で自分の耳を切り落とした。それでゴーギャンがドン引き・・切った耳を馴染みの娼婦にプレゼント!?謎の行動)・・・自分でも幻覚を見るなど、これはヤバイと感じたのか、サン・レミ精神科療養医院に入る。
荒ぶる心のままに筆をとるということはなく、弟のテオに絵の設計について相談しながら、比較的体調の良い時に描いていたみたい。
私はゴッホの作品の中では「夜のカフェテラス」が一番好きだ。(今回の展示には無い)
なんかロマンティックで、楽し気じゃないですか?
ゴッホというと自画像含めて、うわ~、激しい!アクが強いと思うの多いので。
でも、晩年の・・・晩年といっても37歳で亡くなってるので、だいぶ若いけど・・・「薔薇」みたいな女性が喜びそうな作品もあったんだなぁって。松方コレクション展でのゴッホの薔薇も素敵だったんですよ。
弟テオに、いかに金銭的な負担を強いていたか、心苦しく思ったゴッホが、自ら銃で自殺したと言われています。
でも、真実は謎のままのようです。
色々、たくさん勉強になりました。行って良かったです。
一昨日だったか、うちのトイレが詰まったのですよ~焦りました。
うちに、あれが無くて・・・・ホラホラ、吸引するやつ。
名前わからないけど、マンションの管理室から借りることができて、やってみたけど、改善せず。
時間ギリギリで管理会社に電話して業者さん手配してくれました!
あっという間に直してくれました。感謝!
年末っていうと、急にこんなことがあったりしますよね〜
水レバーの小と大の使い分けって大事なんだと、教えてもらいました。
ペーパーを流すときは必ず大で流すようにした方が良いとのことです。
・・・すいません、こんな話で
読んでくださってありがとうございます