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大地震のあった日、大学生の長男は仙台に居ました。
友人と5人、そろそろ帰途につこうかという時。
仙台港の三井アウトレットパークの近く
大型店舗の中だったそうです。
直後、急いで店外へ飛び出すと大きな建物や高速道路が
CGでも見ているかのようにグニャグニャと揺れている。
あまりの激しさに揺れがおさまった後も頭が真っ白。
どうしようか。。。と逡巡していると
「早く逃げろ! 津波がくるぞ!」
海のほうから走ってくるトラックの運転手さんの叫ぶ声。
慌てて車に乗り込み、走らせようとすると既に幹線道路は
流れが悪くなっていて、少し山側へ入り込んでから南下しよう、と。
スマートフォンを持ってる人がいて、
GPS機能とグーグルマップを駆使しながら
混んでいない道を探し、まずは西へ徐々に南へと。
阿武隈川を沿うように。
暗くなった後は走行をやめて、コンビニの駐車場で夜を明かすことに。
福島県伊達市あたりのセブンイレブンだったそうです。
ここで初めて5人それぞれ家へ電話を入れます。
メールで無事を知らせてはくれてましたが
携帯の電池が無くなるのを恐れて公衆電話を探していたようです。
メールもこのころは最も繋がりにくかったですね。
翌朝、7時ころ出発。
地元ラジオからは想像を絶する悲惨な状況が実況され
「聞いているとどんどん落ち込んでくる」
コンビニで友人のひとりがトイレットペーパーを買う。
理由を聞くと、「途中で必要になるかもしれないから」
緊急時、心配する事が個々で違うことを実感する。
それでもどうにかこうにか12日の3時ごろには千葉に到着。
都内への道が渋滞で、自宅へは3時間かかりましたが
無事帰還となりました。
ひとしきり興奮状態でしゃべったあと、
今日は一人で寝るのは怖いから・・・とオットの隣に布団を敷き
眠りに就きました。
実際のところ、彼らが居た宮城野地区のニュース写真を見ると
津波は1メートルも無かったようで、被害も他に比べると
少なかったようです。
が、そのすぐ南の海岸ではたくさんの方がお亡くなりなっていて。
こんなに近くで犠牲になられたの方々がいたのだと思うと
なにがどうなっていたか・・・今となっては想像もできません。
・・・亡くなられた方々には心からご冥福をお祈りするばかりです。
早く逃げろと声を掛けてくれたトラックの運転手さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
一声かけるというのは大事ですね。改めて思いました。
自分はどうなのか・・・反省です。
そして帰宅の翌朝、車の中を見ると
4個パックのトイレットペーパーが使われることなく残ってました。。。
逆行するように走る自衛隊
幸い揺れは微弱なものばかりですが、まだまだ地震も続いてるんだなと思わされます。
最低限の食料や燃料すら届かない
被災地の方々の極限状態
少しは緩和されてきたのでしょうか。
ニュースを見るたびに本当に胸が痛みます。
さらに暫定規制値?基準値?
野菜や牛乳が大量廃棄されてるのを見ると
虚しさに言葉もありません。
津波のあとは原発で
今度は見えない恐怖との戦い。
どうすればよいのでしょう。。。
今はまずは自分自身が元気で居ることかなと。
身体も心も。
あふれかえった情報に翻弄されることなく
冷静に考えられる頭を持って。
寄付をしたり献血したり
ホウレンソウ食べたり
節電したり
無い知恵絞って
自分にできることを探しながら。
そして毎日強く強く想ってます。
きっと大丈夫。
大変な状況から抜け出せる時が来る
必ず被災地は蘇ると。
明るく前を向いて行きましょう。
想いがパワーとなって届きますように!
日本中で皆が頑張ろうとする姿
世界中の応援してくれている声に感動してます。
私はこれに心動かされました。
ヨーロッパのサッカーチャンピオンズリーグ、
ドイツのバイエルンと長友選手擁するインテルのセカンドレグでのエピソード。
試合後、サッカー応援ソング「You'll neverwalk alone」がスタジアムに響きました。
これはリヴァプールの持ち歌として有名ですが長友の元所属していたFC東京のサポーターソングにもなっており、味の素スタジアムバージョンを用意し、長友を通して日本の被災者を応援しようというメッセージでした。
インテルはもちろんですが、バイエルンは対戦相手、しかも最後まさかの逆転負けの中、サポーターたちはマフラーを頭の上に掲げて、最後まで日本のために歌を歌ってくれたのです。
気持ち届いてます。本当に胸がいっぱいになりました。
FC東京サポーターは試合前に必ず歌う
通称ユルネバ
『You'll never walk alone』
(君たちはひとりじゃない)
When you walk through a storm
(嵐に出会った時は)
Hold your head up high
(しっかり前を向いて行こう)
And don't be afraid of the dark.
(暗闇を恐れてはいけない)
At the end of the storm
(嵐の向こうには)
There's a golden sky
(青空が待っている)
And the sweet, silver song of a lark.
(雲雀が優しく歌ってる)
Walk on through the wind
(風の中を行こう)
Walk on through the rain
(雨の中を行こう)
Though your dreams be tossed and blown.
(たとえ夢破れようとも)
Walk on, walk on
(歩こう 歩き続けよう)
with hope in your hearts
(希望を胸に)
And you'll never walk alone
(そうさ 君たちは一人じゃない)
you'll never walk alone
(君たちは一人じゃない)










