「相変わらず下品ですこと」
バビロンが、そう言うとハイジは得意げに言った。
「俺の夢は、この世のすべての女を抱くことだ!」
バビロンは、ため息をついた。
「で、報告はそれだけか?」
ベルゼブブはフィサフィーに尋ねる。
「そうでございます」
「では、すぐに新しい女を用意しろ。
そうだな……今度は清楚な女が良い」
「かしこまりました」
「飽きれば実験体にしてもいいぞ?」
「かしこまりました」
フィサフィーは頷くと式髪の方を見た。
そして言葉を続ける。
「故十郎殿」
「はい」
式髪は、緊張しながら頷いた。
「では、早速陰陽術の特訓にかかりますぞ?」
「わかりました」
フィサフィーは式髪が頷くのを確認するとゆっくりと歩き始めた。
式髪もゆっくりと後ろをついて行きその場から姿を消した。
「では、俺もお仕置き部屋に行ってヤッてくる」
ハイジはそう言ってその場を去った。
「ところで来ていない連中はなにしてんの?」
クレイジーが、バビロンに尋ねる。
「私に聞かれてもねぇ……」
「マスティマは、男漁りにでもいってんじゃない?」
東がそう答えるとモトフミが、笑う。
「ヤツは、相変わらず男好きなのだな」
「紫は、仕事だそうです」
いずみが、そう言うと東が口を尖らせる。
「私だって今日は、学校があったのにー」
「V.Xは、相変わらず人探しだろうな」
モトフミが、そう言うとベルゼブブがため息をつく。
「相変わらずお前らは自由だな」
「我らはそう言う集まりだろう?」
モトフミがそう言って笑った。