この子13~第八章:闇に潜むモノ04 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法



「相変わらず下品ですこと」


バビロンが、そう言うとハイジは得意げに言った。


「俺の夢は、この世のすべての女を抱くことだ!」


バビロンは、ため息をついた。


「で、報告はそれだけか?」


ベルゼブブはフィサフィーに尋ねる。


「そうでございます」

「では、すぐに新しい女を用意しろ。
 そうだな……今度は清楚な女が良い」

「かしこまりました」

「飽きれば実験体にしてもいいぞ?」

「かしこまりました」


フィサフィーは頷くと式髪の方を見た。
そして言葉を続ける。


「故十郎殿」

「はい」


式髪は、緊張しながら頷いた。


「では、早速陰陽術の特訓にかかりますぞ?」

「わかりました」


フィサフィーは式髪が頷くのを確認するとゆっくりと歩き始めた。
式髪もゆっくりと後ろをついて行きその場から姿を消した。


「では、俺もお仕置き部屋に行ってヤッてくる」


ハイジはそう言ってその場を去った。


「ところで来ていない連中はなにしてんの?」


クレイジーが、バビロンに尋ねる。


「私に聞かれてもねぇ……」

「マスティマは、男漁りにでもいってんじゃない?」


東がそう答えるとモトフミが、笑う。


「ヤツは、相変わらず男好きなのだな」

「紫は、仕事だそうです」


いずみが、そう言うと東が口を尖らせる。


「私だって今日は、学校があったのにー」

「V.Xは、相変わらず人探しだろうな」


モトフミが、そう言うとベルゼブブがため息をつく。


「相変わらずお前らは自由だな」

「我らはそう言う集まりだろう?」


モトフミがそう言って笑った。