2013年12月15日 | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法



2013年12月15日


まずは、この日記の内容から説明しようと思います。
この日記は、痴呆症になった祖母とその祖母と向き合うお話です。
現在の祖母の状態は、あまり良いとは言えません。
時に暴言。
時に暴力。
そして、「通い(通帳)が無い」「お金が無い」と騒ぎ家族の誰かを疑う「ご飯食べさせてくれない」と言って夜中に外に出て行こうとする。
と言った状態です。
さらに症状は続き酷いのは、「殺してくれ」や「飢え死にさせる気か!」など大きな声で言うと言った感じです。
そして、俺の家族構成は来年停年を迎える父と専業主婦の母。
無職の弟と仕事については辞めるを繰り返す俺、そして認知症の祖母の5人です。


そして、早速ですが昨日事件は起こりました。
婆ちゃんが、騒ぐのです。
「通帳をいくら探してもない。
 留守中にあの子(母のこと)が持って行ったんや!」
と言って母は「盗ってない!」と言い続けます。
そして婆ちゃんは、だいぶん前に破れているタンスのカーテンを指さしてこう言葉を続けます。
「これ見て見なさい!
 これもアンタが破ったんやないの!
 タンスのドアが引っかかって破れたんやないの!」
と大声で言います。
母は負けじと言います。
「それは、お母ちゃんが破ったんやないの!
 しかも、だいぶん前に……」
上手く説明できませんが、婆ちゃんのこのタンスは、ローラーがついているものです。
和ダンスのドアを開ければ引っかかる場所にあり、危ないのでローラーをロックしているためこのタンスは動かないようになっています。
なので、横着に和ダンスのドアを開けようとするとタンスのカーテン部分が引っかかり破れるのです。
「ちゃう!
 アンタや!
 私が留守の間にこそこそしたんやないの!
 アンタが私の留守中に3階立ての家も家具も全部売ったんやないの!」
「勝手には売ってない。
 お母ちゃんもその場に立ち会ったでしょう?」
「だってKさんの息子さんが言うたんやもん!
 『アンタの娘さんが、売った』って!」
「お母ちゃんもその場にいました」
「居てない!
 もーう、情けないわー。
 もう、なんもないんねんもん。
 一掃のこと、殺して!」
「なんで、殺さなあかんのんなん!」
母は、婆ちゃんを怒鳴ります。
すると婆ちゃんは、ボソボソ「もう情けないわー」と呟きました。
俺は、なんにも言わずその場にいるだけ。
なんかあったらダメなので見ることにしました。
俺が、何かを言うと「アンタが、お母さんの味方やねんな!」と言われるからです。
それに2人で言葉を投げかけると攻めている感じになり、【怒ると認知症の症状が悪化する】に当てはまる気がするからです。
俺はある程度そのやり取りを見たあと、お風呂が空いたのでお風呂に向かいました。
お風呂から上がると2人のケンカ?は、終わっており婆ちゃんは部屋に引きこもってしまいました。
母は、その後すぐにお風呂に向かいました。
そして、暫くすると……
俺がトイレで用を足していると玄関の方からカチャリと言う音が聞こえたので、慌ててトイレを終えてリビングにいる弟に「今、カチャって音したやんな?」と尋ねると、弟は「電気を消す音ちゃうん?」とだるそうに答えました。
でも、一応用心のために玄関を除いてみると婆ちゃんが玄関から出ようとしていました。
念の為チェーンをしていたのでギリギリセーフでした、婆ちゃんはチェーンを開けれず俺の方を見てこう言います。
「開けて!
 はよ、開けて!」
「どこに行くの?」
「晩御飯食べに行くの!」
「晩御飯なら、お母さんが用意したのがあるやろう?
 それ食べてーなー」
「いやや。
 好きなもん食べさせてーなー!」
「アカンって!」
「なんで、そんな意地悪すんのん!」
「意地悪とちゃうって!」
「お金だってあんねん!
 ほら!見てみい!」
そう言って小銭袋を俺に見せます。
「今は夜やから危ないって!」
「危なない!」
「と言うか、どこに食べに行くん?」
「そこや、そこ!」
「そこってどこ?」
「あー、もう、なんでそうややこしいこと言うん?」
「ほら、どこに行くかもわからん状態で外に出せる訳ないやろう?」
「ほな、私に飢え死にしろって言うんか?」
そして、杖で俺を殴りました。
痛くはなかったけど……
痛くなかったから家の人には言ってないけど。
殺せと言ったり飢え死にするのは嫌だと言ったりややこしい人だなと思いましたがぐっとこらえて俺は何も言いませんでした。
そしたら、諦めたのか「わかった。じゃぁ飢え死にしますわ」と言いながら自分の部屋に戻りました
部屋に戻ったのを確かめると俺もリビングに戻りました。
そして、暫くすると玄関の方から再び物音がしたので玄関の方を覗いてみると婆ちゃんの杖と靴がありません。
今の状態で、用もないのに婆ちゃんの部屋を訪ねるとややこしいことになりそうなので、とりあえず母親に報告してから探しに行こうと脱衣所をノックして返事が無いのを確かめてから開けようとすると鍵がしまっていました。
報告できないので、仕方なしに弟に報告し裏口から出て婆ちゃんの部屋を覗きに行くと人影に気づいた婆ちゃんは「開けて!開けて!開けて!」と俺に呟き掛けてきました。
俺を俺だと認識できてるかはわかりません。
婆ちゃんの部屋は真っ暗で外も真っ暗。
街灯もうっすらと1個あるだけなので見えません。
俺からは婆ちゃんの声だけが聞こえました。
これは、ヤバいと俺はまた裏口から家に入り婆ちゃんの部屋に向かうと母親が既にいました。
「なんでこんな狭いところに閉じ込めるん!」
と婆ちゃんが怒鳴っていました。
そして、杖で母を殴り、母の服を引っ張り……
暴れました。
とりあえず婆ちゃんを落ち着かせてから母親とリビングに戻り事情を聴きました。
この時は、婆ちゃんはまた部屋に引きこもりです。
母親曰く婆ちゃんは、「助けてー」と外に何度も叫んでいたそうです。
それを聞いた母親は、慌ててお風呂から出て来たそうです。
昨日は、本当に疲れました。
そして、今日はと言うと祖母のお兄さん?の法事があったので母と父と祖母は、奈良まで行っていました。
その後は、疲れたのか商品券1万円分を俺に渡したあと部屋に戻り寝ました。
とりあえずその商品券は、母に預けました。
今日は、このまま大人しく寝ていて欲しいです。