産むまでの間、アパートで三人暮らし。母と姉。
気まずい空気が流れる日々が続いていた。
相手の男性のことについて何度も聞かれた。


その度に私は、「連絡先は消してしまったし、ネットの相手だし..。」とごまかしていた。
ごまかしきれなかったけれど、逃げたかった。


この時の私は毎日、頭痛と、金縛りに合っていた。
自分が悪魔に見えて、おかしくなった気になる。
箱の中に閉じ込められるような感覚。


“もうこのまま死ねたら楽なのに“


逃げそうになった。
毎日どうやって逃げるか考えていた。
責任から逃れることが、どんなに楽なんだろうと。


死んだように眠る日が続いた。
朝御飯は小さなチョコートを二つ。
そのあとは朝まで眠り続け、耳栓をして音を遮った。