11月1日は舌癌手術後2年半の記念日でしたが、それと同時に大腸ポリープの手術日でもありました。

まさか2年半後にまた入院生活になろうとは思ってもみませんでした。ショボーン

 

 

ポリープは一応良性で2泊3日の入院で大丈夫とは言われていたのですが、手術が近づくにつれ、あの溶液をまた飲まないといけないかと思うと憂鬱になってきました。ショボーン

 

大腸内視鏡検査を受けられた方はおわかりだと思いますが、検査の数時間前からムーベンという2Lの溶液を2時間ほどで飲まないといけないのです。

ふだんでも1日で2Lのペットボトルを飲みあげることはないのに、2時間で2Lを飲み干すなんてかなり無茶なことです。

 

前回の検査のときは自宅で飲んでいってから病院で検査を受けたのですが、正直なところ200mLほど水を少なめにしました。ニヤリ

今回は病院でムーベンを飲んで看護師さんが便を確認してOKが出たら手術を受けられるという仕組みなのでごまかしようがありません。病室に入るなり2Lの容器がドカンと机の上に置かれていました。滝汗

 

10分間にコップ1杯の割合で必死に飲みました。1時間程すると10分間隔でトイレに駆け込む状態になりました。

便が出たらナースコールを押して看護師さんに確認してもらうのですが、このチェックがとても厳しい!

私的にはかなり透明なのですが、看護師さんは“2”と記入します。

便の状態は1から5まであって、1が一番汚くて5になると無色に近い透明の状態で、5になれば手術を受けることができるのです。

なかなか2の状態からレベルアップできないし、1Lも飲むとお腹がダボダボして気持悪くなります。これ以上飲まないといけないのは拷問のように感じてきました。

 

しかしここで検査を受けられなかったらまた出直さなければいけないので意地でも飲み続けました。

ムーベンを飲み始めて2時間近く経ってようやくレベル4になりましたが、ムーベンを飲みつくしてしまいました。

このままだと2本目を飲まされる!と落ち込みましたが、その後に出た便(と言うよりも液)を見たところ、自分でも見たことのない黄緑がかった透明な液になっていました。

さっそく看護師さんを呼んだところ「これはいけるかもしれません。先生に相談してみます」と言われました。

10分ほどして看護師さんが戻ってきて「今からいいそうです」と言われました。何とか第一関門を突破しました。

 

実は今回第一関門を無事突破できたのは、いろんな方のブログを読ませていただいて、手術(検査)の前日の食事だけでなく、前々日の食事も大事なことを教えてもらったからです。ニコニコ

内視鏡手術(検査)の前日は野菜はいけないとか脂っこいものは駄目とか厳しい食事制限があるのですが、前々日の食事については触れられてないことが多いのです。

ところが食べたものは体から出るまでに72時間かかることもあると言われているので、前々日によからぬものを食べてしまうと手術(検査)当日まで腸内に残ってしまうのです。

くれぐれもこの手術(検査)を受けられる方は前々日の食事内容にも注意してください。ウインク

 

第一関門さえ突破すれば後は流れるように進んでいきました。

私の場合は麻酔を入れてもらったので手術中のことはまったく覚えていません。舌癌のときと同じように「ネコマタさん、起きてください」とたたき起こされましたが、1時間も経っていませんでした。

主治医の先生から手術は成功したことを伝えられてホッとしましたが、麻酔が効いているのでしばらく寝てしまいました。ぐぅぐぅ

 

手術後は絶食で点滴から栄養補給をしますが、舌癌のときとは違って自由に動けるし、トイレに行けるし、テレビも見れるし、しゃべれるしで全然楽でした。

看護師さんが頻繁に入室して血圧などを測定して、お腹は痛くないかとか便は出たかなどと毎回聞かれました。幸い腹はまったく痛くありません。便の方は全部出し切った上に何も食べていないので出るわけないじゃないかと思いました。

 

2日目になると血液検査があって、その結果昼食から食べられるようになりました。懐かしい流動食が出てきて2年半前のことを思い出しました。

食事をとると腸がゴロゴロし出しました。術後最初の便は看護師さんに見せないといけないのですが、「きれいに出ましたね。グー!」と言われました。手術がうまくいかない場合はトマトケチャップのようなものが混じった便が出るのだそうです。

 

経過良好であることが確認されると翌日の退院が決まり、11月3日の朝食後めでたく退院となりました。ニコニコ