本日はMRI検査を受けてきました。

 

放射線科に行くと40歳くらいの女の先生にすぐに呼ばれました。

放射線科はいくつもの部屋に分かれていて、今まで私はどの部屋で検査を受けたのかよくわからなかったので、本日通された部屋の名前を見たところ、‟MRI実習室”と書かれていました。

 

‟実習室?実習する部屋なの?”

何か不吉な予感がしました。

 

MRI検査を受けるのは3回目なのですが、検査室に入ると体調などを聞かれ、更衣室で検査着に着替えるように言われました。

久々に病人らしい姿になると、前回通院したときに記入したアンケートに沿って、体に金属はないかなどともう一度聞かれました。そして金属探知機をあてられ、検査室に入れられました。

そのとき20代くらいの若い女の先生が2人いることに気づきました。これまでにMRI検査を受けたときはおじいさん先生と30代の男の先生が担当してくれたのですが、こんな若い先生たちで大丈夫なの?と不安がよぎりました。

 

検査室に入ると「やかましいですから」と耳栓を渡され、頭から顎にかけてバンドをつけられました。検査台に横になると頭を固定され、「今から先生が針を入れますね」と出迎えてくれた先生から言われましたが、針を入れる先生とはさきほどの20代くらいの若い先生なのです。

私の血管はただでさえ刺しにくいほど細いので、手のひらをグッパーしながら待ちかまえました。

いつもなら「ちょっとチクッとしますよ」と言って針を入れられるのですが、その先生は何も告げずに針を入れてきました。

「何か一言言ってくれよ!」と思いましたが、耐えられない痛さではなかったので黙っていました。若い先生は針を血管に押し込んでいたかと思ったら、「ネコマタさん、また手をギュッとしてください」と言われました。「え!刺さらなかったの?」と思い、言われたとおりにしたら、また注射針を指しこまれてしまいました。ガーン

 

私は採血のとき何度も刺されることを経験しましたが、大学病院でこんな経験するとは思っていませんでした。最初に出てきた40歳くらいの先生が「ここはこうやって…」と指導する声が聞こえてきました。もう1人の先生は私の左手指にブローブをつけたり外したりを繰り返していました。明らかに私は実習の題材にされていることに気づきましたが、抵抗する気も起きませんでした。ショボーン

 

若い先生は手首に近い血管に針を刺し込んだものの、うまくいかなかったようで内側にある別の血管に刺し込もうとしました。

「やめてよ、そこ、痛いんだから!」と言おうと思ったけれど、早く検査が終わってほしいと思ったので黙っていました。

どうにか血管に刺しこむと「ネコマタさん、腕は痛くありませんか?」と聞かれました。痛くて仕方なかったけれど、「痛い」と言ったらまた別のところに針を刺しこまれるだろうと思って軽く頷きました。笑い泣き

 

長い長い準備を終えてやっと検査が始まりました。MRI検査は最初受けたときは次々に予想だにしていない大きな音に驚きましたが、3回目ともなると「次は道路工事の電動ドリルの音だろうか?」「それとも短めのブザーの連続で‟ワッタ、ワッタ、ワッタ”と聞こえる音だろうか」と余裕が持てました。15曲ほど流れたところで、「ネコマタさん、終わりましたよ。お疲れさまでした」と言われました。

 

着替えをして時計を見ると、当初1時間と言われていたのに、1時間20分が経過していました。「時間がかかって申し訳ありませんでした」と主任の先生が何度も謝りましたが、私は気になりませんでした。私も仕事を始めた当初は仕事の進め方がまったくわからず、出会った人たちに迷惑をかけていたことを思い出したのです。本日出会った若い先生たちもこの失敗をばねにして優れた先生になってほしいと思いました。

 

口腔外科に戻るといつものように血圧などを測定されました。「ネコマタさんは血圧がいいですね」と看護師さんに言われましたが、上は120で下は70くらいでした。これまでは上も下も20以上も高かったので、何でこんなに下がったのかわかりませんでした。あれほど高かったγ-GTPが正常値になったように、ストレスを受けない生活を送っていることが健康にいいのかもしれないと思いました。ニコニコ

 

その後H先生の診察。「この1か月間何か変わったことはなかったですか?」と聞かれ、「変わりありません」と報告したところ、変化があるとしたら、多くの場合出血や痛みがあるということでした。私の場合再建した舌に痛みはないので順調なんだろうと思いましたが、左手のしびれはすごいのですが、これはつき合っていくしかなくて、日常生活に支障がなければよしとしないといけないと言われました。やっぱりそうなんかなと思いました。

 

私は大変な手術を受けたのだろうと思いますが、手術を受けた自分とどう付き合っていくのかが課題なのだろうと思います。

 

 

 

しんどい検査を受けた自分に

 

またご褒美を買ってしまいました。爆笑