大腸癌に勝てなかったけど、ずっと大好き! -10ページ目

大腸癌に勝てなかったけど、ずっと大好き!

2014.10.5いつも元気な夫が突然「大腸癌による癌性腹膜炎」でステージ4。夫と一緒にいたい!という思いだけで闘いましたが、2019.7.27転移性脳腫瘍で、突然、猛ダッシュで虹の橋を渡っていきました。

こんばんは~。


毎日、毎日がすごいスピードで駆け抜けて、昨日は、転職後2度目のお給料日でした。

LINE WORKSで届く『画像』……拡大しないと見えんじゃないか絶望




さて、今日は朝から、バラ🌹の消毒。

地植えで8種類、鉢植えで8種類9鉢のバラ🌹


夫がいる時は、モッコウバラだけだったので、この5年で、えらく増やしてしまいました不安

私って、そんなにバラ好きだったっけはてなマーク


モッコウバラやフランソワは、一季咲きなので、5月にパァ〰️と咲いておしまいですが、他の子たちは四季咲き……今、みんな、2度目の花を咲かせようと、蕾を付けています。

どの子も、ほんと健気ラブラブラブラブラブラブ


でも、やはり、お世話をしないと、虫に食べられたり、病気になったり笑い泣き

バラ(植物)も、縁があって私のところに来たのだから、責任を持ってお世話をしないといけない凝視

……そんな事を思って、朝から、完全武装で挑みました物申す

噴霧器にいろんなクスリを調合……まるで魔女です。

全部で6リットルまきました。


先日、友達に『3リットルの噴霧器で消毒する』と話すと、鼻で笑っていました。

お家が富有柿の生産者で、何ヘクタールもの畑がある彼女……そりゃぁ、猫の額ほどの消毒なんて、笑うわね真顔



午後からは『スッキリ暮らす大作戦』

いらない物は、サッサと捨てるビックリマーク

それでも、私の中で、夫の物は、七回忌が済んだら片付けようと思っています。


だけど今日は1つだけ………

夫の最後の抗がん剤になった『ロンサーフ』
これは、捨てる事にしました。

夫の頃、ロンサーフはまだ臨床試験で、イリノテカン+アバスチンが効かなくなった時に、先生が『やってみないか?』と勧めてくれました。

当時は、脳転移があると臨床試験を受けるのも難しくて、先生が、いろいろな所に聞いてくれて、返事がもらえるまで、ドキドキしながら、効かなくなったイリノテカン+アバスチンをやりながら待ったっけなぁ………

その頃、ロンサーフの効果も、半年って言われてたけど、夫は1年以上効いて、先生も驚いていました。
副作用もあまりなくて、夫も『これはラク』って言ってし……。

+アバスチンで効果が上乗せされるって事で、ロンサーフ+アバスチン……アバスチンは脳にも届くので、たぶん、アバスチンのおかげで、脳に漂着して、鳴りを潜めていた癌細胞も、うまく抑え込めていたんだと思う。

でも、アバスチンによる腎機能の低下で、アバスチンが使えなくなり、ロンサーフ単独では、夫の癌を抑えきれなくなって、アバスチンをやめて数ヶ月で、脳に再発……今でも、脳外の先生が言った
『小脳だけでなく、この脳全体がボヤっとしてるのは、たぶん、脳全体に、ねっとり貼り付くように癌があると思う』……
映し出された画像……私が見ても、いつものくっきりした画像じゃなかったなぁ………

この事を、私、1人で聞いて、夫に伝える間もなく、夫は癲癇発作を起こしてしまい、坂を転がり落ちるように悪くなり、亡くなってしまいました。

今でも、淋しいし、悲しいし、悔しいし、切ないし……
会いたいし、喋りたいし、笑いたいし、触りたいし、出掛けたい……

でも、こんな気持ちは、私だけではなく、多くの残された側の人間が思っているよね………
何年、経とうが一緒。

それでも、ロンサーフを見て、あの頃に思いを馳せることができるようになった私自身……
『おいおい、大丈夫かぼけー』と思います。

今日、夫の手帳や免許証(資格者証)の入ったバッグを見て
『お父さん、これは、私がそっちに行く前に、きちんと処分させてもらうね』
と伝えました。

私達の物は、私の時代で完結させておくこと……
これが片割れになった側の、大事な仕事だと思うんですよね。
夫婦だからこそ、夫の物に宿る思いとかもわかる……
子供たちにしたら、私の物も含め、ただの紙くずで不用品でしかない。
まずは、一部屋ずつね~ウシシ

明日も『スッキリ暮らす大作戦』頑張りますゲラゲラ