おはようございます。

昨日は朝から寒風が吹き荒れて、外出が躊躇われる日でした。

テレビでは北海道の猛烈な吹雪やただならぬ積雪の様子なども報じられて、本当になんだか日常が非常時みたいな緊迫感を持って過ごしています。

正月休みの最後の日曜。

長男が珍しくドライブに誘ってくれたので、三重県方面に出かけてきました。

といっても、実は目的地は到着するまで教えてもらえませんでした。

走り始めの長良川右岸の堤防道路。

実は空は雪雲に覆われて、雪交じりの冷たい風の吹き荒れる荒天となってしまいました。

隣県なのですが、実は三重県はほぼ知らない道ばかり。

伊勢神宮や鳥羽方面に行くときは高速道路を使うので、下道走行が好きな長男や私には知らない景色ばかりです。といっても普通に街中の国道を走るので、取り立てて撮影スポットも無く。

桑名市⇒四日市市と走り、さらに車は南下して行き、なんかと共に天気は回復し快晴に。

やがて前方に観覧車が見えてきました。

実はここ、鈴鹿サーキットの真横でした。

F1サーカスが日本に上陸し、ここでレースがあるたびに撮影に来る長男。その時は別の交通手段で来るので、車で来たのは初めてとのこと。

この後メインスタンドの真下をくぐる道を通過して大はしゃぎのF1馬鹿親子となりました。

そして辿り着いたのが、ここ。

榊原温泉『ラムちゃんパーク』でした。

ラム＆ピース！榊原温泉湯の瀬ラムちゃんパーク名湯・榊原温泉の温浴施設に加え、高齢者や障がい者の方が安心して旅を楽しんでいただける福祉旅館、ラム×地元食材をテーマにしたレストラン、バーベキュー場、キャンプサイトを併設した、どんな人でも楽しめるラム&ピースな施設です。

sakakibaraonsen.com

三重県の温泉地といったら、ご在所岳の麓にある湯の山温泉というのは知っていましたが、榊原温泉というのはほぼ初耳のところ。長男も初めてのところのようでした。

到着ししたのが12時半頃で、実はこの施設を食事処位だと認識していたらしい長男。

我が家でジンギスカン好きな私をここに連れてきたかったようです。

何しろ朝食が七草粥だったので長男はもう腹ペコ。

私も結構空腹なので、そこへ大好物でしかも滅多に食べられないラム料理ですからワクワクが止まりません。

これは私が選んだ”あぶりラム定食”。

なんと、ミディアムレア状態のラム肉に卵の黄身を和えてタレで頂きます。

長男は”焼き立て鉄板ラム定食”。

どちらもラム肉に全くクセが無くて本当に美味しい！

私は今まで食べたラム肉の中で一番美味しいと思いました(お外で食べるのは2回目ですが）。

たたきにできるという事は本当に新鮮なラム肉という事。

実はこの施設、津市の市営温泉施設を民間企業に委託して再出発した日帰り温泉施設なのでした。で、その企業が、榊原温泉の自然の中で放牧した羊の肉を町おこしの一つの目玉として使おうと作ったのが、この施設の中のレストランなのだそうです。

という事で、食事の後はその日帰り温泉に入浴

初めて入った温泉ですが、泉質はアルカリ性単純泉とのことなのですが、とにかくお湯がトロトロとまるで化粧水みたいな肌触り。ゆっくり湯船に浸かりながら肌に触ると、肌がツルツルと滑るような感触になります。

何の予告も無かったので私は入浴の準備などしていませんでしたから、ただひたすら湯船に浸かってトロトロの温泉を堪能するのみ。

顔は濡らさない(化粧が落ちるから)し、もちろん髪も濡らさないように気を付けて、それでも本当に久しぶりの温泉をすっかり堪能できました。

帰省するたびに私の車を借り出しては”どこか”に出掛けることが多い長男。

その行く先は大体温泉なんです。

今回は私を一緒に連れて行ってくれるという特別待遇でした。

これ初めてのこと。

実は年末ぎりぎりまで出張だった長男は、風邪で声はガラガラ、咳も出る状態のまま帰省してきました。もちろん既に病院は休みに入ってしまって、でも緊急医に駆け込むほどでもないため、市販薬と私の”上げ膳据え膳”で何とか三が日が過ぎるころには回復したというのが今回の正月休みでした。幸い私も長女も風邪をうつされることなく過ごせ、やれやれ良かったというのが正直なところ。まぁそんな看病に感謝してくれたのでしょうか。考えたら彼からこんな風に連れ出されたのは初めてかもしれませんが、おかげで思いもかけない日帰り温泉が楽しめました。

正直言って、高速道路を使ったとしても三重県は南北に細長くて遠いイメージ。

なかなかお出かけ先にならないのですが、もし機会があるならまた行ってみたい極上の泉質の温泉でした。