東南アジア旅日記。

東南アジア旅日記。

2011年青春18きっぷ旅で目覚めて、2012セブ英語留学、2013台北&バンコク旅行、2014奥秩父、2015ソウル&ジャカルタ旅行、2016お伊勢参り&セブ・マニラ旅行、2017八丈島なブログです(・ω<)

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おはようございます。マレーシアで迎える最初の朝、6:00くらいに起きると空が白んでる。日本とは緯度が違うので日の出も日の入りもだいたい7時くらい。せっかくなので近くの歩道橋に朝日を見に行く。

 

 

宿に戻ると朝食の準備ができていた。紅茶と食パンにジャムとかピーナッツバターというシンプルなものだけど、けっこううれしいもんだ。あと、この宿、ウォーターサーバーがあって水が飲み放題なのもいい。シンガポールでは水道水で歯磨きもできたけど、ここマレーシアでは無理。シャワー中も水を口に入れないよう気をつけなきゃいけない。まあ、個人差大きいんだろうけど胃腸あまり強いほうじゃないし、リスクは冒さないほうがいい。

 

 

・乗車日を間違えた!! どーする?!コレ詰んだ?

 

さて、そろそろ出発の時間だ。荷物をまとめチェックアウト、キーデポジットのRM10を返してもらう。バスでジョホールバル駅に着いたのが9:20。出発時間を電光掲示板で確認すると10:00。チケットには10:10と書いてあるので少し早まったみたい。早く着いてよかった。9:30にはゲートが開いたので、その列に並ぶ。自分の番が来て、チケットのQRコードとパスポートを機械にかざす。エラー。もう一度。エラー。

 

(。´・ω・)ん?

 

チケットを確認する。あれ?

 

日付が昨日になってる!!!!

 

Σ(゚д゚lll)ガーン 

 

 

うわ、これ日付間違えてオンライン予約してたのか!という事は昨日すでに出発してしまったという事。やっちまった!!!マレー鉄道は世界的にも有名なので当日チケットを買うのは難しいとネットで読んでいたので、どーするよ?!バス?えー、でも昨日のトラウマもあるしな。と、考えていても仕方がない。駅のスタッフに説明すると、新しいチケット買えとの事。買えるのか?チケット売り場に並ぶ。ヤバい!出発時間が刻々と迫り、ギリギリじゃんかよ。隣のチケットカウンターに横入りして(ごめんなさい!)事情を説明、なんとか買えた!RM52の出費はイタイけど仕方がない。時計を確認するとあと1分。ゲートへダッシュすると、駅員さんが「焦らないで。食べ物とか買っていかないの?」オイオイそんな時間ないっしょーーー!!と、プラットホームへ急ぎ、乗車。ふぅ、間に合ったぜ。。。。

 

 

・寒いよ

 

車内はエアコンが効いていてすごく快適。と思った。この時点では。不測の事態に超焦って汗かいたから。少しして、駅のホームで迎えてくれた車掌さんが切符を切りに来た。この光景、めっちゃ昭和ぽい。しばらくすると、エアコン効きすぎじゃね?と思えて寒くなってきた。温度計ないからわからないけど18℃くらい?Tシャツに昨日買ったバティックシャツに薄手のパーカー、さらにダウンジャケット!!下はカーゴパンツの上からタイパンツ、さらにニトリで買ったブランケットにもなるネックピローで暖を取る。

 

 

まさか南国でダウンジャケット着るとは思わなかったぜ(;^ω^) 小腹が減ったので持参したシフォンケイクを食べる。物足りなかったので、車内販売でチキンバーガーを買う。辛いサンバルソースが小さな袋に入ってたので辛さは調節できたけど、具は肉だけだった(^^ゞ 途中駅で乗客が入ると車掌さんが彼らの切符を切りにくる。ダウンジャケットにフードかぶってブランケットにくるまってる私を不審そうに見ると、『ああ、乗り過ごしそうになったあの人か』という表情に微笑を浮かべていった。

 

乗り換えのGemas駅が近づく。2~3駅前あたりから車窓に建設中の線路が見えてきた。マレー鉄道は2020年を目標に全線電線化工事をしているところ。今乗ってるディーゼル車両も来年か再来年には引退して電車に置き換わることだろう。のんびり旅できるのは今だけかも。めんどうだけど、こういうのもいい思い出になるだろう。Gemas駅へは予定では2:54着の3:13分発。余裕と思っていたけど、すでに時計は3時を過ぎてる。オイオイ、これ接続間に合うんだろーな?少し焦るも信じて到着を待つ。3:10を過ぎる頃、ようやく間もなく到着とアナウンス。なんと到着は3:11!!乗り換え2分しかないじゃん!隣のホームに来ていた電車を横目に車両の写真を数枚とる。時間なくて電車の頭は撮れなかった。すぐに電車に飛び乗るとほぼ同時に出発した。ここからは機関車ではなく電車。車内もかなり綺麗。だけどやっぱり寒い!

 

Gemas駅を出発して2~3駅後、ツアー客がどっと乗車してきた。ん?日本語しゃべってる。かなり年配の日本人のツアー客だ。ガイドさんはマレーシア人、独特なアクセントの日本語でガイドしていた。KL Sentralのトイレは無料じゃない事、チャイナタウンで買い物した後、移動して夕陽を見に行くとか話していた。私の宿もチャイナタウン、奇遇だな。にしてもこんな中途半端な駅から乗るなんてどこか観光してきたのか?もしかしたらマラッカ観光かな。わかんないけど。ひさしぶりに聞いた日本語に耳がダンボになってしまった。

 

お腹が減ったので食堂車で糸みたいに細いヌードルを買う。RM8.8。水もRM1.2。まぁ車内販売だから仕方ないのかもしれないけど、値段の割に量が少ない。店員のふくよかなお姉ちゃんがレンジでチンしてくれたんだけど、超熱い!日本のコンビニの気分だとガチでヤケドしそうなレベル。サンバルソースで辛さを調節しながら完食。物足りないので持参したシフォンケイクも食べる。時折、野良wifiが飛んでないかチェックするも無い。やっと見つけたwifiはジョホール州の公式なもの。Email登録してつながったものの、電車はすぐにジョホール州を過ぎ去ってしまった。Wifiも当然圏外に。諦めて、のんびり車窓の景色を楽しむことにした。

 

 

・人間ドミノ倒しに巻き込まれて

 

5:30頃、KL Sentralに到着。英語ではCentralが正しいスペリングだけど、ここはマレーシア。マレー語ではSentralが正しい。郷に入っては郷に従えだ。ちなみにKLってのはKuala Lumpurの事。みんなKLって呼んでる。Johor BahruをJBと呼ぶみたいに。電車が止まり、乗客が一斉に降りていく。まずは今まで乗ってきた電車を撮る。けっこう凛々しいお顔をしている。

 

  

そして昇りエスカレータに乗る。これから起こることなど全く予期しないまま。前に乗っていたヒジャブを被ったふくよかなマダムが大きなキャリーバッグにバランスを取られて、落っこちてきた!!Σ(゚Д゚;エーッ!

 

『ここは、マダムをお姫様抱っこしてヒーローにならなくては』(`・ω・´)b  …と思ったけど、どうしようもなかった。

 

一緒にひっくり返ってしまった。(゚д゚)!

 

エスカレータはすぐには止まらず、数段ずり落ちてから、誰かが緊急停止ボタンを押したのだろう、ゆっくりと止まった。上を見るとさっきの日本人ツアー客達に注目されてる。ガイドさんが「ここは警備員さんに任せて、さあ、行きましょう」と彼らを連れて行った。右のケツと左の肘を打ったみたいだけど、まぁ大丈夫かな。自力で起き上がり、マダムに声をかける。警備員さんたちが来たので彼らに任せるとしてその場を去った。あー、びっくりした!今は大丈夫だけどこーゆーのって後から痛んだりするんだよなと少し心配。ま、どうしようもなかったら、海外旅行保険使って病院いけばいいやという事で気を取り直し、宿へ向かうことにした。

 

LRTと呼ばれる高架鉄道への乗り換えをインフォメーションで聞き、券売機で乗車券となるトークンと呼ばれるプラスチックコインを入手。日本だと馴染みがないので戸惑うけど、以前タイに旅行に行ったときに見たので少し懐かしい感じ。改札ではこのトークンをSUICAみたいな感じでタッチするとゲートが開く。降りる時は、投入口に入れるとゲートが開く。

 

 

時間は6時頃。帰宅ラッシュで車内はけっこう混んでた。KL Sentralから一駅、宿の最寄りのPasar Seni駅に到着。最初は歩く予定だったけど、電車で正解。さっきの事件で疲れたのもあるけど、ここマレーシアは車社会。特に中心街は歩くことは二の次、三の次になっているので大回りになったりするから。1駅なので、すぐに駅に着く。キャリーバッグを転がしてるとタクシーの呼び込みが多くて少しうざい。足は止めずに「No~」と軽くあしらうのが一番。数分歩くとド派手なチャイナタウンの入り口となる門が見えた。アーケード通りの中は露天商で埋め尽くされていて、キャリーバッグを転がして歩くのは少し大変だったけど、すぐに今日から6泊する宿に到着。ん?入り口で寝ているオッサンがいるんですけどwwww まぁ、気にしない気にしないww 受付で説明を一通り聞いた後、すぐ会計の流れ。手持ちが少なくて全額は今払えないから、明日でいい?と聞いたらダメだった。代わりにすぐちかくにある両替所を教えてもらった。荷物は受付の脇に置かせてもらい、外出する。あれ?さっき寝てたオッサンいない。起きたのかな?気にしない気にしないwww 

 

 

・マレーシアの宿事情とトイレ事情

 

両替所には誰もいなかった。近くにいた女性が「今は外出中。20分くらいで戻ってくるよ」と教えてくれた。どーしようかなと悩んでいると、両替商がちょうど帰ってきてくれた。なんて良いタイミングだと嬉しくなる。20,000円をRM740に両替。パスポートは必要なかった。30,000円以上なら必要だとか。宿に帰り、支払いを済ます。デポジットRM30、宿泊税RM60込みで6泊RM411.3(約10,860円)。1泊2,000円以下で個室は破格だと思う。ちなみに宿泊税はマレーシア国内の宿泊施設で個室利用の時のみ1泊RM10が発生するもよう。なかなか良い部屋じゃないか。うれしくてベッドにダイブしたった。

 

 

個室なので、ドアのそばで靴を脱ぎ、あとは日本の100円ショップで買った携帯スリッパを履くことにした。少し休んだ後、鏡でさっき転んだ時に打ったケツを見てみる。猫に引っ掻かれたように内出血してる!!あちゃ~(;^ω^)。まずは、シャワーあびてすっきりしよう。ついでに洗濯もすることにした。ネットで見た記事に倣って、ビニル袋に服を入れ水と石鹸を入れて揉む。シャワーは少し心配したけど、ちゃんと温水も出た。温度は安定しないけどそこはガマン。それ以上にびっくりしたのがトイレ。あれ?紙を捨てるゴミ箱がないぞ?ということはいいんだね?紙を流しても?大丈夫だった!これには驚いた!すげー!マレーシアでは紙が置いてない事がよくあり、大の時は便器に付属している小型シャワーで洗い流すスタイル。時にはシャワーすらなく、水をためてある水桶からひしゃくで水をすくい、そこからは手で… で、紙はゴミ箱に捨てて流さない。配管が細いので流すと詰まりやすいのだとか。そういえば、フィリピン留学してた時、よく詰まって悲惨なトイレみかけたな。さて、トイレの話の後で悪いが、夕飯の時間だ。痛めたケツと肘に昨日お土産に買ったばかりのタイガーバームを塗って、宿のwifi使って近場に良さそうなお店ないかGoogle mapで探す。パットしたのが無かったので、まぁ実際に歩いて探すことにする。キャリーバッグとベッドをチェーンロックで繋いで、最小限の荷物を持って外出する。個室とはいえ、ここは日本ではないので気を付けるに越したことはないから。

 

 

さて、どこで何を食べようか。露天商と観光客でごった返したアーケード通りを抜けて見つけた中華系の屋外フードコートに入る。屋根はあるので雨の心配はないけど、あまり綺麗ではないかも。ガイドブックを見て気になっていたマレーシア名物の肉骨茶(バクテ)を注文する。支払おうとすると、会計は後だから座っててと言われる。座ってすぐに、ビールの売り子が来るけど「ごめん、飲めないんだ」と断る。今度はおばちゃん登場、ジュースを勧めてきたけど、練乳入りのミルクティー、テタレを注文。サイズを聞かれて小さめって答えたのに中ジョッキで持ってきた。オイオイwww そして肉骨茶も来た。テタレはRM4.7(約127円)、肉骨茶はライス付きでRM18(約485円)。少し高いけど、まぁ腹減ってるし良しとしよう。

 

 

白菜と油揚げで隠れてるけど、漢方スープをよく吸った骨付き肉がゴロゴロ入ってる。フォークとスプーンでは食べづらかったので、豪快に手でむしゃぶり食うことに。テタレを飲もうとジョッキを手に取ると、うわっナニコレ軽ッ、ガラスではなくプラスチック製だったので危うくこぼしそうになってしまった(;^ω^) 味は超甘い。甘党にはぜひおススメします。ごちそうさま!おいしかった(*’ω’*) KKというローカルなコンビニで最安値の水を買って宿に帰った。1.5LでRM1.5(約36円)だったかな? 今日はここまで。明日行く予定のピンクモスクとして有名なプトラモスクについてネットで調べてから寝た。おやすみなさい。

 

つづく。