初めましてネココと申します。

今回初投稿ということなので歌詞考察をしていきたいと思います!(唐突)



今回考察していく曲は少女レイ/みきとPという曲になります。 

この曲は一見爽やかな夏、青春を表現しているように聞こえますが、歌詞を覗いてみると意外とダークで曲調と相反する内容になっているんです。


MVと歌詞を交えながら少女達の関係性やストーリーを考察していきます!



下に動画と歌詞を貼っておくので先に読んでおくことをお勧めします。


https://youtu.be/JW3N-HvU0MA?si=8CCK5DpTLDC-5zG3

1番
本能が狂い始める 追い詰められたハツカネズミ今、絶望の淵に立って 踏切へと飛び出した

そう 君は友達 僕の手を掴めよ
そう 君は独りさ 居場所なんて無いだろ

二人きりこの儘 愛し合えるさ―。

繰り返す
フラッシュバック・蝉の声・二度とは帰らぬ君
永遠に千切れてく お揃いのキーホルダー
夏が消し去った 白い肌の少女に
哀しい程 とり憑かれて仕舞いたい
2番
本性が暴れ始める 九月のスタート 告げるチャイム
次の標的に置かれた花瓶 仕掛けたのは僕だった

そう 君が悪いんだよ 僕だけを見ててよ
そう 君の苦しみ 助けが欲しいだろ

溺れてく其の手に そっと口吻をした―。

薄笑いの獣たち その心晴れるまで
爪を突き立てる 不揃いのスカート
夏の静寂を切り裂くような悲鳴が
谺する教室の窓には青空

3番
そう 君は友達 僕の手を掴めよ
そう 君が居なくちゃ 居場所なんて無いんだよ

透き通った世界で 愛し合えたら―。

繰り返す
フラッシュバック・蝉の声・二度とは帰らぬ君
永遠に千切れてく お揃いのキーホルダー
夏が消し去った 白い肌の少女に
哀しい程 とり憑かれて仕舞いたい

透明な君は 僕を指差してた―。


​目次


 登場人物

 1番 本能が狂い始める〜
    そう君は友達〜

    フラッシュバック〜

 2番 本能が暴れ始める〜
    薄笑いの獣たち〜

 3番 透明な君は〜
 まとめ
 最後に

  登場人物

この曲にはMVを観てもらうと分かりやすいと思うんですが登場人物が2人出てきます。主人公の僕と君です。

まずこれを頭に入れてから関係性を深掘りしていきましょう。

  ​ストーリーの解説

最初にストーリーの解説をしていきます。


主人公の僕は君に恋をしていました。

そして僕は君にいじめをするんです。それは君に振り向いてもらいたい、構ってもらいたいという一心で。しかし、振り向いてもらう前に彼女が自殺をしてしまったんです。


主人公は歪んだ恋心を持ってたんですね。(笑)


本来ならば歌詞に沿って考察していく予定でしたがここには少しワケがあるんです。


この曲、1番と2番で構成が逆になっているんです。


先に1番で君が自殺する描写を、2番でその過程を描いているんです。 いやーこれには脱帽ですね。


次の項からは歌詞に沿って考察していきます。

  ​本能が狂い始める〜



本能が狂い始める 追い詰められたハツカネズミ
今、絶望の淵に立って 踏切へと飛び出した

ハツカネズミとは、実験に使われているマウスのことです。絶望の淵に立って踏切へと飛び出したとあるように、壮絶ないじめによって電車に飛び込み、自殺をしてしまったんですね。

  ​そう君は友達〜


そう 君は友達 僕の手を掴めよ

そう 君は独りさ 居場所なんて無いだろ

二人きりこの儘 愛し合えるさ―。

主人公が君をいじめる理由は振り向いてもらいたいという一心からでしたよね。

主人公は君をいじめる日々を繰り返し、君の居場所を無くしてしまいました。主人公の目論見ではこのまま2人きりで愛し会えると思っていたんでしょうね———。

  ​フラッシュバック〜



繰り返す

フラッシュバック・蝉の声・二度とは帰らぬ君
永遠に千切れてく お揃いのキーホルダー
夏が消し去った 白い肌の少女に
哀しい程 とり憑かれて仕舞いたい

しかし、主人公はフラッシュバックをしてしまいます。フラッシュバックとは心理現象の一種で、強いトラウマ体験を、まるでフラッシュを焚いたように鮮明に思い出してしまうことを言います。


ここでのトラウマ体験とは君の自殺です。蝉の声とあることから夏に死んでしまったようです。


また、呪いのように取り憑かれて仕舞いたいと思ってしまうほど、君の自殺が主人公の後悔となっているんですね。

  ​本性が暴れ始める〜



本性が暴れ始める 九月のスタート 告げるチャイム

次の標的に置かれた花瓶 仕掛けたのは僕だった

ここから2番に入ります。2番は1番の答え合わせとも言える場面です。

9月のスタートということは夏休み明けすぐに君へのいじめが始まったんですね。主人公の恋心が歪み始めたのもここからですかね。


ちなみに、君が死んだのはおそらくここから1年後の夏ということになります。

  ​薄笑いの獣たち〜


薄笑いの獣たち その心晴れるまで

爪を突き立てる 不揃いのスカート
夏の静寂を切り裂くような悲鳴が
谺する教室の窓には青空

薄笑いの獣たちとありますが、一体どんな獣なんでしょうか?


1番の頭でハツカネズミという単語が出ていることや窮鼠猫を噛むということわざがある事から考えると、獣とはの事を指していると思います。

また、猫には仕留めた獲物を嬲り殺す習性があり、その心晴れるまでという1文で表現をしています。


ここではいじめの内容にも触れており君のスカートが、不揃いのスカートになる程切り刻まれているということが分かります。

君が悲鳴を出してしまうほど壮絶ないじめの中、窓の外は美しい青空という対比の表現はなんだか考えさせられてしまいますね。

  透明な君は〜



透明な君は 僕を指差してた―。

少し飛んで最後の歌詞です。

ここでは透明な君=死んで見えなくなった君という意味です。

MVを観てみると右側の少女の影がなくなっているため君とは右側の少女ということが分かります。


僕を指差してたー。


ここの文は「少女レイ」を聴くリスナーの方に解釈を委ねる部分となっています。


いじめた事を許さないと取るもよし、また会えたねと取るもよしです。ここに答えはありません。

  ​まとめ

「少女レイ」とは主人公が君に対する歪んだ恋心を持っており、それをいじめという方法で恋を成就させようとした。


しかし少女が自殺してしまい、そのことがフラッシュバックで繰り返し蘇ってしまうという内容でした。


男女の恋愛ならば好きと口で言えば良かったんですが、MVを観ると両方女性なので何かと言い出しづらいと思います。


何かと悲しい物語でしたね。

  ​最後に

初めての歌詞考察だったので読みづらい部分や事実と異なっている部分があったと思います。その時は指摘してもらうと幸いです。


今後も不定期で歌詞考察をしていきたいと考えているので楽しみに待っていてください!