毒親であり


精神障害2級の母


うつ病とパニック障害と診断され


30代から薬を飲み始め


かれこれ40年?


ついに幻聴が表れるようになってしまったらしい


夜中、歌がうるさくて眠れなかったと言うようになった。


今日は男の声だった


今日は女の声だった


真剣な顔で話す母


でも、夜中はとっても静かな住宅街

あまりに、おかしな話であり、非現実的、私も弟も聴いたことはない。


ある日の夜中に、また聴こえてきたから母はどこから聴こえるか確かめるために外に出たという。


「夜中に電気のついてる家があったから、たぶんその家だ。でも、私が外に出たことに気づいて歌が止まった」という。


んなわけない。


夜中にそんなにうるさくしたら近所みんな起きるよ?


夜中にウロウロするあなたが一番不審よ?


そして先日、仕事から帰ると


ほら、聴こえるという。


外はまだ明るい。


窓の開いたところを指差す母


「ほら、灯りをつけましょぼんぼりに~」


と言って耳を澄ますように促される


私には遠くの車の音と近くの電線にとまっていた鳥の声しかしない。


母は「ほら、桃の花~」


というけど


「ごめん、本当申し訳ないけど聴こえないと」言った。


母は、「あんたが集中して聴かないからだ」といい、証拠だと言って聴こえた日にち、時間、何の歌か、事細かくメモしている紙を見せてきた。


ほとんどが童謡だった。


怖くなった


ついに狂ったと思った。


何かに取り憑かれている?


医者に連れていったところで、これ以上薬つけにされても困る。


長年の薬の服用と引きこもりの孤独からだろうか。


霊やスピリチュアルを信じなくなってしばらく経つ。


でも、気味が悪くて仕方がない。


この家


我が家の仏壇


創価の墓


呪われているのかと思うほど居心地の悪い家


落ち着かない私の部屋


陽の入らない仏間


そこに仕方なく洗濯物を干しているからいつも湿度は高め


仏壇のない仏間には、手作りの棚のうえに、木の位牌を置いてるだけ


お供え物のお菓子も


お菓子置き場と化している


創価の安い仏壇は母の煙草クッサイ部屋にある


御本尊(巻物)はダンボールの中にしまいっぱなし


宮城にある創価の墓にはここ数年いってない


遠すぎる


車酔う


何時間もかけて行くのに


蝋燭禁止


線香禁止


花やお供え物は持ち帰り


なんもできない。


この墓は母の希望で買ったらしいけど


こんな遠くじゃなかなかお参りいけないし


そもそも父は創価を信じてなかった


今すぐ地元のお寺でご供養したい


すべてが不快であり


すべてがストレスだ。