庭の芝刈りの前に
芝の中に生えた雑草を取っている
妻が出勤した後 陽がさしてくるまでの
2時間弱のお仕事
朝起きた時に気温が高いと ヤラナイ
雨が降っていれば勿論 ヤラナイ
だから草むしりは 時間がかかる
でも 草むしりは好きだ
目はむしり取る草を追いつつも
頭の中では妄想が膨らむのだ
妄想と言っても
過去の自分のやらかした事を思い出し
未熟者 思慮の無さ 自分勝手で有った
若い頃の 己の過ちに対し
振り返ってみれば 懺悔をするしか無いと
草をむしりながら思うのです
そんな時に
山の上の方から 山鳩の鳴く声が聞こえます
「遠くへ 行っちゃった」と繰り返し鳴くのです
「東京へ 行っちゃった」とも聞こえます
一人で草むしりをしている時に
この鳴き声を聴くと考えさせられます
父母は共に既に手の届かないところに
行って仕舞いましたが
妻も子供も幸いな事に元気に暮らして居ます
娘二人はそれぞれ近くには居ませんが
山鳩が鳴くところの
「遠くへ 行っちゃった」から受ける
心象とは違います
そんな事を思いながら草むしりと
妄想の世界を彷徨っている今日この頃です
兄が置いて行ったルンバを妻が働かせたら
猫の水飲みを頭に乗せてて働いていたらしく
トイレの少しの段差で躓き止まったので
見てみれば水は少しこぼしたけど
器の中にはしっかり残っていた