2016 初詣③・・・直虎が眠る遠州の古刹 龍潭寺 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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ヤフブロ時代の過去記事


静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989

お正月3日は、来年のNHK大河ドラマに決まった柴咲コウ主演「おんな城主 直虎」の主人公となる井伊直虎(いいなおとら)が眠る遠州の古刹龍潭寺(りょうたんじ)に行ってみました。

浜松市の区役所には早くも大垂れ幕や横断幕が飾られて盛り上がってます!

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「おんな城主 直虎」(柴咲コウさん主演 2017年度 NHK大河ドラマ)
戦国時代、女性でありながら井伊氏の当主となり、後に徳川四天王の一人に数えられ、彦根藩の藩祖となった井伊直政を育てた井伊直虎を主人公とした物語。
(Wikより)

午前10時頃だったんですがすんなり駐車場に入れました。この後すぐに渋滞・・・お隣の井伊谷宮の参拝客で・・・

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このお寺さんは初めての参拝です。直虎の事は大河ドラマが決まって知りましたが、ここは小堀遠州作の庭園で有名なところです。

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駐車場は無料ですが、本堂や庭園を観るのには拝観料が要ります。
大人¥500、小人¥200

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大門をくぐります・・・綺麗に手入れされた参道です。

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早速受付へ向かいます・・・

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本堂全景

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先ずは拝観料納めて・・・と、こんなのを頂きました。
今年の干支の「申」の金太郎飴です。

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龍潭寺(りょうたんじ)
浜松に六百年、激動の歴史を繋いだ遠江井伊氏歴代当主の御霊が眠る寺 井伊家菩提寺
井伊家の始まりは約千年前。平安時代の西暦1010年に、龍潭寺門前の井戸から誕生したといわれる共保(ともやす)公を初代とします。
  古来より水の湧き出る所は神聖視され、井伊家千年(遠江600年、近江400年)の歴史がここに始まります。
  鎌倉時代には、日本を代表する武家八介の一人として井伊介(いいのすけ)の名があり、遠江地方の国人領主として栄えました。
  南北朝時代には、南朝方の拠点として後醍醐天皇の皇子、宗良(むねなが)親王をお迎えし、一大勢力を誇りました。
  戦国時代になると、今川氏からの圧力が強まり、支配下におかれることとなりました。
やがて永禄三年、二十二代直盛が桶狭間で戦死すると、井伊家は受難の時代を迎えます。
 直盛には嫡男がなく、従弟の直親を二十三代当主として迎えるも、今川氏によって殺害され、井伊家の男子は、直親の遺児、幼い直政ただ一人となってしまいました。
やむなく、出家していた直盛の一人娘は、幼少の二十四代当主直政の後見人となり『井伊直虎(次郎法師)』を名乗り、女領主として井伊家の舵取りをしました。しかし今川との徳政令(とくせいれい)を巡る攻防や、家臣の謀反でお家断絶の危機を迎えます。
この時、徳川・武田の遠江侵攻が始まり、龍潭寺第二世南渓(なんけい)和尚は直虎と共に、十五歳の直政を徳川家康公へと仕えさせ、井伊家の再興を果たしました。
その後、直政は家康公の旗本先手役(さきてやく)として『赤備(あかぞな)え』を率いて数々の功績をあげ、徳川軍団筆頭に出世し、徳川四天王と称され、のちに彦根三十五万石の初代藩主となりました。
 井伊家は江戸時代を通して徳川幕府を支え、幕末には大老 井伊直弼を輩出しました。幾多の苦難を乗り越えて繋がれた井伊家の歴史は千余年にわたり、龍潭寺はその菩提寺にあたります。
(龍潭寺ホムペより)

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一段上がった奥の方が本堂・・・ここの廊下を渡った時に「きゅっ!きゅっ!」と音が・・・中学の修学旅行で行った二条城の鶯張りの廊下のように感じ・・・
後で知ったんですがこんな看板が駐車場横にありました。
正しく鴬張りの廊下でした!\(^o\) (/o^)/

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本堂入ってすぐに遠州地方第一のお釈迦さまの像が。

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本堂中央の釈迦三尊が祀られている部屋の両脇には・・・

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見事な龍虎の襖絵です。

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その左側の後醍醐天皇皇子宗良親王が祀られている部屋に・・・

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井伊直虎の像が祀られていました。

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遠江・井伊氏お家断絶の危機を救った女領主
井伊直虎(いいなおとら)
<次郎法師(じろうほうし)>
◆父:井伊家22代 井伊直盛(なおもり)
◆母:新野左馬助親矩妹(にいのさまのすけちかのりいもうと)(祐椿尼・松岳院)
 井伊直虎(次郎法師)は、井伊家第22代当主・直盛の一人娘。
 直盛には男子がなく早くより娘の許婚(いいなずけ)として従弟(いとこ)の井伊直親に家督(かとく)を継がせる予定であった。
ところが直親の父が今川氏に殺され、直親(9歳)自身も命を狙われたため、信州へ身を隠すことに。
 直虎は直親が亡くなったと思い、龍潭寺で出家し次郎法師を名乗る。
  11年後、井伊谷に戻った直親は、直盛の養子となり奥山家の娘と結婚し、虎松(24代直政)が生まれる。
  1560年(永禄3年)、桶狭間の戦いで直虎の父・22代直盛戦死。井伊家の家臣多数死亡し、大きな損失を被る。
  1562年(永禄5年)、23代直親が謀殺されると井伊家は存続の危機に。
 翌年、20代直平死去。井伊の名を継ぐ男子は、直親の遺児、幼い虎松ただ一人となり、1565年(永禄8年) 龍潭寺南渓和尚の計らいで次郎法師はその後見人として井伊直虎と名乗り、女領主として井伊家を支えた。
 井伊谷徳政令にみられる政治手腕は優れており、歴代当主に記名はないが
井伊家受難の時代を救った女領主として後世に語り継がれる人物である。
 身を隠していた直政を1575年(天正3年)浜松城主家康公に仕えさせ、出世を見届けた直虎は、1582年(天正10年)激動の人生に幕をとじる。
(龍潭寺ホムペより)

本堂前に広がる補陀落の庭(ふだらくのにわ)

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白砂が浜名湖を表現しているとか・・・

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この後、小堀遠州作の国指定名勝庭園直虎のお墓をお参りに行きました。
つづく・・・


おまけ・・・昨年ゆるキャラグランプリで1位に輝いた家康くん、N○K紅白初出場!

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今年のNHK大河ドラマ「真田丸」ではたぶん家康くんは毎度の悪者?かと・・・
来年のNHK大河「おんな城主 直虎」ではきっと良い者になってることに期待大です!
長い太平の世を築いたのは家康くんなのにいろいろなドラマでいつも悪者?にされてしまう・・・
「おんな城主 直虎」も前評判めちゃめちゃ悪く書かれているようなんで頑張ってもらいたいものです。(一部ゲーマーの方々には絶賛?!)