波小僧①・・・舞阪宿 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

ねこじゃらし・Kの懐かし処

遠州浜松発、懐かし探しの近場のお散歩
ヤフブロ時代の過去記事

静岡県浜松市西区舞阪町
 
浜名湖から旧国道一号線を東に、舞阪町旧東海道との分かれ道に・・・
 
遠州七不思議の一つ「波小僧」が鎮座してます
 
イメージ 1
 
舞阪「波小僧」の像です。
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
遠州灘の海鳴り・波小僧
 
遠州灘とは、静岡県の太平洋につきでた御前崎から愛知県渥美半島の伊良湖岬に連なってひろがる海面のことである。
 その一帯の波は、とても不思議な海鳴りを発する。とくに天候の変わり目のときなどには、普段の磯の潮騒とはまったく異なった一段と高い波音をたて、その音は古来から「波小僧」と愛称され、多くの人々に親しまれてきた。
 「波小僧」は、発生源の方向位置を知ることにより、これからの天候を予知できるともいわれている。波音が東南に聞こえるときは「雨または風」、南西から聞こえるときは「晴れ」ということらしい。今でも、この海鳴りによる波音は、身近な天気予報として、遠州灘一帯に暮らす人々の生活に深く溶け込んでいる。  (Weblio辞書より)
 
イメージ 4
 
遠州灘の波の音は子供の頃からよく聞いてたんですが、これといって気にした事は無かったです・・・
・・・そう云えば他所でこの波の音は聞いたことが無かったな・・・
 
 
よく聞ける所
岡町の浜岡砂丘、大東町の千浜砂丘、竜洋町の竜洋海洋公園、浜松市の中田島砂丘、舞阪町の浜表東駐車場、浜名湖弁天島などだそうです。
 
 
イメージ 5
 
 
遠州七不思議における波小僧の伝承は以下のようなものである。 (Wikipediaより)
 
奈良時代の僧・行基が年老いた母の快癒を祈願して2体の藁人形を作り、田植えをさせた。行基は田植えを終えた藁人形に読経を聞かせた後、風雨の災害が起きる時は必ず事前に人々へ知らせるよう言い聞かせて久留女木川(都田川の旧称)へ流した。藁人形のうち1体は海へ流れ着き、漁師が仕掛けておいた網に引っかかる。海から引き上げられた波小僧は漁師に命乞いをし、助けてくれれば波の音で天気を知らせると約束する。漁師は波小僧を網から解放し、波小僧は海の向こうへ姿を消した。こうして遠州灘の波の音は「雷三里、波千里」と呼ばれる地鳴りに似た独特の響きを持つようになり、漁師たちは波の響きが南東から聞こえれば雨、逆に南西から聞こえれば晴れと知ることが出来るようになった。
 
また、浜松市中区曳馬には別の伝承が残されている。 (Wikipediaより)
 
少年が田植えをしていると、親指大の波小僧が顔を出した。波小僧は大雨の日に海から陸に上がって遊んでいたが日照り続きで海へ帰れなくなったと言い、気の毒に思った少年は波小僧を海へ帰してやる。その後も日照りのため不作が続き、少年が途方に暮れて海辺に立っていると波小僧が現れる。波小僧は少年に恩返しをすると言い、雨乞いの名人である父親に頼んで雨を降らせると約束する。そして、波の響きが南東から聞こえれば雨が降る合図だと言い残して海の向こうへ帰って行き、それから間もなく南東から波が響いて雨が降り田畑が潤った。それ以後、農民は波小僧の知らせで事前に天気を知ることが出来るようになった。
 
 
ここには東海道松並木が昔のまま残ってます。
 
イメージ 6
 
波小僧の像は遠州灘沿いにもう一箇所あります。 また次回探しに・・・