内海医師のFacebookを以下に転載致します。
私は動物実験のことがあるのでサプリメントもいやです。。。
動物実験していないのであればいいけど。


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https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/753755828041506

知人の記事より抜粋。長いですが興味ある方はどうぞ♪。
基本的に誰が何と言おうがサプリメントは薬です。副作用が比較的少ない医療品と考えるべきでしょう。

【サプリメント考Ⅰ】

サプリメントは必要か

現在アメリカでは約半数の人々が、ビタミン・ミネラル・ハーブなど何らかのサプリメント(栄養補助食品)を摂取していると言われています。1994年に定められた「栄養補助食品・健康教育法」によって、サプリメントは医薬品と食品の中間に位置付けられ、消費者が選ぶのに必要な情報をラベルに表示できるようになっています。

日本も最近では“サプリメント・ブーム”と言われるような状況で、利用者が急増しています。ビタミン・ミネラルだけでなく、従来からある健康食品の類を摂っている人を加えるなら、3分の1以上の人々が使用していると思われます。2年ほど前に東京都が行った調査では、約40%の人が、通常の食品の他にサプリメント・健康食品を摂っていました。欧米型の食事に偏り、外食も増え、しかも体調に不安を感じている現代人にとって、薬のような副作用もなく、手軽に摂れるサプリメントは実に重宝なものに映ります。

サプリメント・健康食品についての情報は、テレビ・雑誌・新聞などのメディアを通じて、あふれるほどにもたらされています。栄養や健康についての正しい知識をもたない人々は情報に振り回され、何を選択したらいいのか分からないのが実状です。なかには健康になりたい一心で、勧められるままに、あれもこれもと次々に摂るような人もいます。 

サプリメント使用に反対する立場の人たちは、科学的エビデンスが立証されていない、害があるかもしれないといった、さまざまな理由を挙げます。そして食事だけで栄養素は十分摂取できると主張します。しかし、「伝統食を強化する」「栄養療法を効果的に進める補助的手段となる」「現代人に必要とされる栄養素を効果的に補給する」という点から、サプリメントを使う事ありうるでしょう。

ただしサプリメント使用は、慎重に進めることが望ましいでしょう。世間一般のサプリメント使用には、原則からの逸脱や間違いがかなり見られます。その意味で現実には多くの問題が存在しますが、それがサプリメントを否定する理由にはならないと考えます。

【食生活改善の穴を埋める】

自然食愛好家や医者の中には、「食事だけで栄養素は十分に摂れるから、サプリメントは必要ない」と言う人がいます。また「サプリメントは自然に反する栄養摂取の方法である」という意見も耳にします。確かに、そうした見解には一理あります。

なぜならかつての長寿村の人々は、サプリメントなどに頼らなくても、食事だけで健康と長寿を手にしていたからです。したがって理屈のうえでは、正しい食事さえ摂っていれば、健康を保つのに必要なすべての栄養素を摂取できるということになります。

しかし「食事だけで栄養は満ち足りている」と言う人を実際に調査してみると、かなりの人に栄養の欠乏が見られます。加工食品・精製食品はできるかぎり避け、有機野菜にもこだわり、タバコやアルコールはいっさい口にしないという人であっても、必要な栄養素を十分に満たすことができていないのが現実のようです。

また慌だたしい現代社会に住む人々には、昔は必要でなかった栄養素を要求されるようになっています。食事から摂取するだけでは追いつかない栄養素が存在する可能性があります。後で述べる抗酸化栄養素や抗ストレス栄養素については、現代社会に住む私たちは、かつての人々より多く摂取しなければなりません。状況によっては食事からの摂取だけでは限界があり、サプリメントで補うことが、健康を維持するために必要となるのです。

【さらに食事の質を高める】

肉体の健康レベルのアップを目指そうとするときには、毎日の食事の質を高めることが不可欠です。ただ単に病気にならない、欠乏症にならないことを目的としているわけではありません。健康にはさまざまなレベルがあり、健康レベルを上げることこそが重要なのです。

私たちの健康を考えるとき、“病気にならない”といった程度の、きわめて低い健康レベルのことだけを対象にしていても話になりません。大切なのは―「いかに健康レベルをアップさせるか」ということです。

アメリカでは20年ほど前から「健康観」が変わってきました。病気でない状態を意味する“ヘルス”から、よりよい健康レベルを目指す“ウェルネス”へ、そして現在では最高の健康レベルを実現し、それを維持していくことを目標とする“オプティマル・ヘルス”へと変化してきました。こうした流れの中で、サプリメントを積極的に利用しようという動きが生まれてきたのです。(※今の米国でのサプリメント使用の在り方は、必ずしも是認できませんが……)

私たちが目指すのは“病気にならない”ことではなく―「どの年齢にあっても、よりよい健康状態・理想的な健康状態を維持すること」です。そのための栄養学的アプローチとして、サプリメントを上手に用いて食事の質を高めることが有効なのです。病気を予防し、老化を遅らせるだけでなく、もっと積極的に健康レベルをアップさせるためにサプリメントを活用して、日常的な食事の質をアップさせることが可能となるのです。

【サプリメント考Ⅱ】

「現代人を環境汚染から守る「抗酸化栄養素・解毒栄養素」

昔とは異なり、現代では物質文明の進展にともない環境汚染が進んでいます。大気・水・食べ物から大量の有害化学物質・有害金属が体内に入ってきています。汚染物質は過剰なフリーラジカル(活性酸素)を発生させ、身体にひどいダメージを与えます。

フリーラジカルに対抗するには多くの「抗酸化栄養素」が必要とされますが、それを食事から摂取しようとしても、限界があるかもしれません。汚染物質の解毒・排泄のためには、たくさんの「解毒栄養素」も必要となります。深刻な環境汚染にさらされている現代人にとって、「抗酸化栄養素」「解毒栄養素」をサプリメントで補給することは賢明な対処方法と言えます。

【ストレスの多い現代人に必要とされる「抗ストレス栄養素」】

... 心の安定・生きがい・愛情関係における喜びは、人間の心にとって不可欠な健康条件です。人間の心の健康状態・精神状態は、身体の健康状態にストレートに影響を及ぼします。心の健康にとって、過剰なストレスは大敵となります。

物質文明が今ほど進んでいなかった昔の人々、なかでも都会から隔たった長寿村に住む人々は、生活のリズムがゆったりとし、現在のような多様なストレスに脅かされることはなかったと思われます。現代ほど、すべての人々にストレス対策・ストレス解消法が必要とされる時代はないしょう。

ストレスに直面すると、体内ではストレスに対する緊急反応が引き起こされます。瞑想法や運動・音楽・散歩・ペットの存在は、人間の心のストレス解消に大きな役割を果たします。またビタミンCに代表される抗ストレス栄養素が、人間をストレスの害から防御することが知られています。

現代人は昔の人々と比べたとき、何十倍ものストレスを抱え、疲れ果てています。長期にわたるストレスは心身に重大な悪影響を及ぼし、体内では多量の栄養素が消耗されます。ストレス社会に生きる私たちには、当時の人々よりも、はるかに多くの「抗ストレス栄養素」が必要とされるのです。

【サプリメントは“栄養療法”を効果的に進める手段となる】

“栄養療法”はその名前が示すとおり、病気になった患者を治療する目的をもっています。その場合、単なる健康維持とは違った内容が要求されます。

栄養療法での治療は「食生活の根本的改善」に尽きますが、サプリメントはそれを効果的に進める働きをします。大きく欠乏した栄養素を早急に補うのに、サプリメントは威力を発揮します。しかも化学的医薬品と違って、もともと身体にとってのなじみのある物質が大半であるため、あまり副作用が生じません。栄養療法においてサプリメントは、抗酸化・解毒・抗ストレス・免疫力アップなど、さまざまな生理作用に強力に関係し、患者の全身の機能を高めることになります。

栄養素が、さまざまな現代病の予防と治療に著しい効果があることを示すデータは膨大な数にのぼります。そして現実に“栄養療法”に取り組む医師たちは、サプリメントを摂らせることによって目覚ましい治療実績を上げています。その事実こそが、何より栄養素の威力を示しています。

【サプリメントに過大な期待をしてはならない】

このようにサプリメントは、私たちの食生活にとってそれなりの役割を果たすことが分かります。しかしサプリメントに期待をかけ過ぎるなら、マイナスの結果を招くことになります。サプリメントだけで健康が手に入る、病気が治る、栄養素の摂取は完璧にできると思うのは大きな間違いです。

“食”が私たちの健康に果たす役割は全体の2割程度です。言い換えれば―「食だけを完璧にしても、人間は健康にはなれない」という事です。

そして、サプリメントがその“食”の中で占める役割は、20%以下にすぎません。つまりサプリメントが健康全体の中で占める役割は―「わずか5%にも満たない」ということになります。

また次のような点も、しっかりと意識しておかなければなりません。それは―「どれほど多くの栄養素を摂取しても、腸内環境が悪ければ健康にはなれない」ということです。腸内細菌が健康に重大な影響を及ぼすことはすでに学びましたが、腸内環境が悪くて常に便秘をしているような人が、いくらサプリメントを用いても無駄になる可能性が大きいということです。口から入れる栄養素と腸内環境は、全く同等の重要性をもっています。食生活全体を正して腸内環境を改善しないかぎり、サプリメントの効果は期待できません。

サプリメントブームの現在では、サプリメントをめぐってさまざまな見解が入り乱れ、優劣が競われています。そうした議論のほとんどが、サプリメントを誇大視するところで行われています。食の重要性を優先する見解は、ほとんど見あたりません。確かにサプリメントは、私たちの健康に素晴らしい結果をもたらす可能性をもっています。上手に用いれば、間違いなくよい影響をもたらしてくれることでしょう。

しかし繰り返しますが、サプリメントを過大視したり、サプリメントに期待をかけ過ぎてはなりません。サプリメントより先に“食事”に関心を向けるべきです。そして同時に“健康”は、食だけでなく「運動や休養」「心の安定・喜び」という条件を満たしたときに、初めて手に入るものであることを思い出さなければなりません。

【サプリメント考Ⅲ】

サプリメントの種類

サプリメントの分類法はいろいろありますが、ここでは次のように大きく2種類に分類します。

【食品系サプリメント】

「食品系サプリメント」とは、多種多様な栄養成分を豊富に含む補助食品のことです。一般に言う健康食品や特定保健用食品の一部が、これにあたります。多種類のファイトケミカルを含む野菜飲料なども、広い意味で食品系サプリメントとして見なすことができます。

食品系サプリメントは、次で述べるような特定の栄養素(ビタミン・ミネラルなど)だけを分離・抽出したり、化学的に合成したものではない―「食品の性質や形態を残したサプリメント」と言えます。食品に準じるもので、日常的に摂取しても問題のない補助食品のことです。アロエベラ・クロレラ・ローヤルゼリー・青汁・ニンニクエキス・ウコン・アガリクス・プロポリス・酵素食品・乳酸菌などです。

多くの健康産業では、こうした食品系サプリメントを売り出す際に、「これ1つだけ摂れば病気が治る」「不調が癒される」といった形でPRしますが、そうした都合のいい食品(サプリメント)は、この世には存在しません。(※「食品系サプリメント」は品質や価格の差が大きいので、選択には注意を要します。

【栄養素系サプリメント】

「栄養素系サプリメント」とは、食材・食品の中から特定の栄養素を分離・抽出したり、化学的に合成して、錠剤やカプセル(粉末)・液体・ソフトゲルなどの形態にしたものです。栄養素系サプリメントは、食品からある栄養素だけを抽出したものですので、単一の栄養素を高濃度に含んでいますが、自然の食品や食品系サプリメントほど多種類の栄養素をバランスよく含んではいません。

そのため栄養素系サプリメントを過大評価し、食事を軽視すると、栄養素の摂取に穴をあけることになります。栄養素系サプリメントには、ビタミン・ミネラルを中心に、アミノ酸やプロテイン・EPA・DHAなどがあります。

栄養素系サプリメントの摂取には、注意が必要です。適正量を超えて過剰に摂取することによる副作用(過剰症)や、単一の栄養素を大量に摂ることで他の栄養素とのチームワークを乱し、栄養素全体のバランスを崩すといった問題が生じます。したがって栄養素系サプリメントの効果を十分に引き出すためには、きわめて慎重な用い方をしなければなりません。現在は“サプリメントブーム”で手軽に入手できますが、それが必ずしもよい結果に結び付かないどころか、マイナスをもたらしている可能性もあります。

栄養素系サプリメントは、食品や食品系サプリメントに比べて“栄養素の活性”という点で多くの問題を抱えています。食品や食品系サプリメントには遠く及びません。

しかし栄養素系サプリメントには―「特定の医療効果を引き出しやすい」という利点があります。短期に治療効果を上げたいときには、大きな力を発揮します。その意味では栄養素系サプリメントは、医薬品に近いと言えます。しかも医薬品のように純粋な化学物質ではなく、身体になじみがある物質であるため「医薬品に比べて副作用は生じにくい」という利点もあります。

とはいっても、1度に大量に摂ったり、間違った摂り方をすれば、食品や食品系サプリメントと違って何らかの副作用が生じる可能性があります。最近では栄養素系サプリメントの多くがバイオ技術を用いて工場で大量生産されるため、栄養素の構造は自然のものと変わらなくても、現実には“人工的な単なる物質”と言った方がいいようなものになっています。そのため合成の栄養素系サプリメントを摂取すると、身体がそれを受けつけなかったり、異物として排除しようとする事実があることが報告されるようになっています。

栄養素系サプリメントには化学的医薬品ほどの副作用はないとしても、その摂取を無条件に勧めることができないのはこのためです。栄養学においてサプリメントが問題となるのは、ほとんどが栄養素系サプリメントです。

※さまざまなハーブ類は普通「食品系サプリメント」に含めますが、ハーブの中には医薬品並の強い薬効をもち、一定期間しか使えないものもありますので、それらは「栄養素系サプリメント」として扱います。


転載以上



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記事のタイトルとは関係ありませんが、もうひとつ内海医師のFacebookを以下に転載致します。
耳が痛いです!!!!年始につぶやきでも書きましたがやっと「理解してほしい病」卒業したかも。わからない。。。たぶん。
それにしても鏡を見ると最近の私の眼は鋭くなっていて怖い。。。前はもっと穏やかな眼をしてたのでは?
精神的に変わったからかな(笑)


https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/754237061326716https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/754237061326716

キチ○イ医が申すに最も人を精神的に病気たらしめる思想の一つは、「人に理解してほしい」という願望であるといえる。またまた、と仰るなかれ。これは患者と呼ばれる人々を観察する限り最も多い傾向なのである。

世界中どこの医療機関、医療施設であってもそれを満たそうとし、家族はそれを医療者たちに任せようとし、患者はそれを執拗に人々に求める。この永遠に得られない解を求めようとするがゆえに、人々は精神的苦痛を深めていく。はっきりいってこんなものは医療機関であったり、人が人に与える代物ではない。誰かが誰かを理解するなどということはあり得ない。要するに医療化思想の権化であり、後の権化であるがゆえに喰われる。

子供は何かあった時必ず親に聞いてほしいと思い発言する。人に理解してほしいと願う人間ほどに、人を理解しようと試みることはない。単純に言ってこの願望は幼児期に伴うものであって、真にいい意味での大人になっていない証拠である。精神年齢というのは死語に近いがそれが低いということである。そして理解してほしいと考える人々は、事実ではなく自己の都合を元に理解を深めさせようとする。それは人をコントロールしようという統制概念が、根底にあるからに他ならない。

逆に言えば、幼少期にその願望が達せられていないから、大人になってその願望が強くなるとも言える。ただこれはすべて真なりではない。常に達せられてきたから、いつも達せられないと不満であるという成長の仕方も存在する。本当に子育てというのは難しいものである。

あなたが自分の心を強くしたいと願うなら、人に理解されたいという願望を強くうち消そうとすることである。それは主張するなということではない。理解しあえる人は多くの説明がなくても理解できるのである。私は私を理解した人を今までの中で一人も知らない。それを無理に求めようとも思わないし、私の主張を相手が理解するかどうかは、その人が事実に忠実であるかどうかで決まるとしか思っていない。やや宗教的だが執着や煩悩を生むということであろうか。

転載以上