壁|д')はい、猫木めにございますよ?
 
 
今宵のこれはですね……ネットやらを彷徨ってる時にちらりと目に入ったポップアップ広告に出ていたBでLならしき漫画、それからのくだらぬ思いつきにございます。
つまり、設定パクりなものだったりしやす。や、その漫画を読んではないのでまるっと全部って訳ではないと思われますが……

 
 
まぁ、そんなものですゆえ、なんでも桶ー☆なお方さまはどうぞなまぬるーぅくお付き合いをばお願いしまする。
_:(´ཀ`」 ∠):
 
 
 
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『あなたの○○○○、見えてます。』
 
 
 
 
大人って……いつなれるんだろう?
 
 
 
法律上では二十歳で成年。大人として扱われる。
子どもの頃はもっとずっとずっと大人って感じだと思っていた、そんな二十歳にキョーコがなってからもうまるっと8ヶ月程が過ぎた。
ありがたいことにお仕事は順調。下宿先を出て一人暮らしだってしているし、打ち上げなどのお付き合いでのアルコールにも少しは慣れて来たと思う。
でも……それでも、敦賀さんにとっての私は、ずっと変わらずお子ちゃまなまんま。胸の奥に疼くみたいな苦い思いに、キョーコはきゅっと唇を噛む。
同じ事務所に所属するあの俳優にとってキョーコは、ほんの少しも油断出来ないくらいに手のかかる心配なお子さまなのだろう。
だって、あの誰よりも多忙なスケジュールをこなす彼は近頃とみに、キョーコと顔を合わす度に口を酸っぱくするみたいな勢いで忠告なさるのだ。
やれ、飲み慣れてない内はひとりで呑みになんて行くなだとか、打ち上げには必ずマネージャーを同席させるようにだとか……この前など打ち上げの店の近くへと車で迎えになんてやって来る念の入りっぷりで。
今時珍しくも成人するまで未成年飲酒禁止法をきっちりと厳守していたキョーコ。実はアルコールに強い体質だったようで、今の所、前後不覚になるまで泥酔したり記憶を飛ばしたりどころか二日酔いにさえなった事もないというのに。
前々から面倒見のいい偉大なる先輩ではあったけれど、ここまでくるともはやスタジオの空調がきついからとここのところの残暑にまだまだ薄着だったキョーコを気遣ってマネージャーへと手配してくれた柔らかなストールさえ、キョーコにとってはお腹を出して寝ている子どもへ掛けてあげるブランケットみたいに思えてしまって。
地獄の底まで秘密にして抱えてゆくと決めたキョーコの密かな恋心。
お相手は手の届くはすなどない神の寵児、それも彼の胸には一途に想い続けるひとが居ると知っていて……叶うはずなどないとわかってはいても。
あの人タラシでスケコマシな隠れ遊び人と戯れる程の色気たっぷりな大人の女性には程遠くても……
出会ったばかりな頃から比べたら、髪も伸びてメイクだって上達した。…………ほんのささやかながら胸のサイズだってアップしたのだ!ほんのワンサイズだとは言えども、だ。
キョーコだって大人になった筈なのだ、少なくとも年齢は。
 
 

ちょっとくらい、ほんのちょっぴりでいい。
お子さまや妹や小動物扱いじゃなく、女性としてほんの少しだけでも、ドキリとか…………してくれないんだろうなぁ。
 

 
明日の撮影に備え早めにベッドに入る直前、少し隙間の空いたカーテンが気になって近づいた寝室の窓辺。星の少ない暗い東京の夜空をぼんやりと見上げながら、こっそりと落ち込んでいたキョーコの心のそんな嘆きがなにがしかへと、少しズレ気味に届いたのかどうなのか……
 
 
 

 
 
なんとも唐突で不可思議なことに、それは、キョーコの目に見えるようになったのだった。
 
 
 
 
 
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ただでさえかわいいキョコちゃんが気がかりな蓮くん。そりゃ、飲み会な打ち上げなんぞ心配で堪らないでしょうとも。
でも、猫木のとこのキョコちゃんは曲解生物ゆえにそんな蓮くんの男としてな忠告も明後日な方向へ☆
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
 
 
 
次回、キョコちゃんが見えるようになった○○○○ってなーんだ?←以前に書いたミニマムちゃんずな感じではないです。
 
 
↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

 
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