猫木めの勝手な書き散らかしサイトな我が家の4周年記念に、皆さまご存知!まじーんさまの罠へお邪魔のラストな第4弾☆

 

【リク罠206】「違うんですぅ!!(仮)」

 

にドボンと。

(*ΦωΦ)

タイトル、罠文、内容、使用不使用アレンジ自由とのお言葉をいいことにやりたい放題こじ付けたものにてございます。

 

 

前回なヤンマガものなかわいいひとよりは短く…………纏めたいとは、思ってはおりやす。←いつもながらなのーぷらん。

_(:3」z)_

 

 

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通常、多忙極まりない筈な男がわざわざその限りあるプライベートな時間を割いてな高頻度でもって自分へコンタクトを取ったならば、男から自分への好意があってな、もしかして?私のこと……な案件だとチラッとくらいな少しは思うだろう。
だがっ!!
どっこい、彼女は恋愛に関しては斜め明後日な方向へと曲解することに定評のあるラブミー部なラスボスである最上キョーコなのだ。
そんな彼女のたどり着いた答えは……うっかり抱いた毒感情からの敦賀ストーカーとなった自分に課せられた神の試練であると。
未練がましくフェードアウトなんて生ぬるい事を企んだ自分が全面的に悪い!やるからには徹底的に……そう、ストカ煩悩を断ち切れるまで敦賀断ちだ!!なーんてそんなぶっ飛んだとんでも決意を固めると、手始めにまずはと寝室に飾ってあった敦賀教教祖のポスターをはじめに切り抜きを集めたスクラップ集も手作りの敦賀人形やらなグッズから悪い魔法にかかった思い出の石やらまでのストーキング対象な敦賀蓮を連想させるありとあらゆるものを丁寧に丁寧に集め、そして封印するかのようにクローゼットの奥底へと収納した。
そうして自分の身の回りから敦賀蓮の気配を消し去ったキョーコは、仕事上でも敦賀蓮との接触の一切を断つべく真剣な表情でスケジュール帳とにらめっこを開始したのだった。
 
 
 
 
一度こうと思い込んでしまったキョーコの勢いは手が付けられようもない。
無自覚敦賀ストーキングなんてしてしまうフリーな時間をなくそうと仕事を詰め込みまくったキョーコ。
年単位でスケジュールが決まっていて、更にはその仕事も主に主演として拘束の長い蓮と違い、インパクトの強い難しい役どころが多くはあれどまだまだ主役どころではない役の多い京子、タレントとしてのちょっとした依頼なども多い。
比べるまでもなく圧倒的にスケジュール調整がきいてしまう。
そんなキョーコが本気になったのだ。
蓮が都内で収録ならばキョーコは地方へロケへ、またはその逆にと……兎にも角にも徹底して蓮から距離を置いて飛び回る彼女を、それも敦賀蓮の限られた僅かなオフの時間で捕まえるなど至難の業というもの。
そうやってキョーコは物理的に自分がストーキング出来ない環境と時間を作り上げたのだった。
 
 
 
 
 
さて、一方。
愛しいキョーコに全力全開敦賀断ち!なんて事をなされちゃった側である蓮たちはどうなったかと言えばだ。
しょんぼりしていた。
それはもう唐突に潤いを奪われて枯れ果てる一歩前みたいな勢いで凹んでいた。
いや、それでもさすがに敦賀蓮とでも言おうか、仕事中はきっちり爽やか春の陽射し紳士な敦賀蓮のイメージと顔を保ってはいるのだ。
が、それも今みたいに気心の知れたマネージャーと二人っきりな移動中の車内なんかはでは、そんな敦賀蓮の上っ面など最早どこか遠くへ……
ここのところキョーコと一緒の車での移動どころか事務所でチラッと顔を合わせるなんて事さえなく、たまにの食事どころか蓮の食生活を心配して差し入れてくれていた手作りのお弁当もすっかりとなくなって。
せめて声が聞こえたいと電話をかけるも聞こえてくるのは機械的な音声でのただいま電話に出れませんなんて声だけ。
ほんの少し前までそれなりにそこそこな高頻度でキョーコと逢えてそのかわいい笑顔を向けてもらっていただけに、その落差がもたらしたものも激しい。
少し前までのあの危ない行き過ぎたストーカーファンに追いかけまわされてた時のピリピリと張り詰めた雰囲気も辛かったが……今のどんよりしょんぼりっぷりな空気も辛い。と、そう車のハンドルを握るマネージャーは心の中でひとり嘆く。
ちらりとルームミラーへと目をやれば、後部座席には以前にキョーコが座っていた隣の場所をじっと寂しそうに見つめているあんまりにもしょんぼりな男がひとり。
そんなあんまりにも淋しげな手のかかる弟分に、どうにかしてキョーコちゃんに逢わせてあげたいんだけど……この前までキョーコちゃん追いかけるのにスケジュール動かしまくったからもう暫く時間調整難しいそうなんだよなぁ……なんてこのままじゃいつまで敦賀蓮の上っ面が持つかと胃がキリキリするみたいな心地でいる社。
揶揄いどころか励ましな言葉すらかけれない重たーぁい車内の空気をどうしたものか?と自称お兄ちゃんなマネージャーが頭を悩ませていたそこへ、ぽそりと低い声が落とされた。
「社さん…………俺……」
思い詰めたみたいな不安げな声のトーン。
蓮にしては珍しくも途切れ途切れ言い辛そうなその様子に、もしかして限界か?なんて心配とどんな無茶を言われるかな不安で社の喉がコクリと息を飲む。
「もしかして……最上さんに、避けられてるんでしょうか?」
その落とされた衝撃に、もうだいぶ運転に慣れた筈が車のサイドをあとちょっとでゴリゴリと削りそうになってしまいながら社は心で叫ぶ。
 
 
 
 
 
 
お前、あんだけキョーコちゃん追いかけまわしといて今さら気付いたのかよ!?と。
 
 
 
 
 
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本格的にキョコちゃんに逃げられちゃって、蓮さん壊れる。
ストカ自覚ナッシングさんとかも楽しいかと。
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
 
 
 
次回、待ち伏せ。←のーぷらんっす!
 
 
 
↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

 
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