猫木めの勝手な書き散らかしサイトな我が家の４周年記念に、皆さまご存知！まじーんさまの罠へお邪魔のラストな第４弾☆
にドボンと。
(*ΦωΦ)
タイトル、罠文、内容、使用不使用アレンジ自由とのお言葉をいいことにやりたい放題こじ付けたものにてございます。
前回なヤンマガものなかわいいひとよりは短く…………纏めたいとは、思ってはおりやす。←いつもながらなのーぷらん。
_(:3」z)_
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『ＶＳ！？』
はたり、と。
ふとした拍子に思い至るかのように、気が付いた。気が付いてしまった。
いや……それは本当に気が付いたのだろうか？
もしかしたら、だ。もしかしたらずっと、そうだと自覚してしまわぬよう悪足掻きだとどこかでわかっていながらも必死に目を逸らし続けていただけではないのか？
あぁ、なんて恐ろしい。ぎゅっと瞼を閉ざし、微かに震えの走る自分の身体を腕でぎゅっと強く抱き締める。
怯えるかのように、そして自らを戒めるかのように。
きっかけはキョーコを震撼させるだけでなく世間を、そして芸能界を大きく騒がせたひとつのニュースだった。
芸能界でも断トツな知名度と人気を誇る俳優を巻き込んだだけあって、『敦賀蓮のストーカー女性、逮捕！』そんなテロップやら見出しが連日に渡ってニュース番組やワイドショーや新聞からゴシップ誌に至るまでの報道を彩っていた。
半年ほど前からロケ地や宿泊先どころか控え室にまで半ば無理やりに入り込もうとまでなレベルで派手に蓮を追いかけ、事務所やマネージャーから要注意人物とマークされていたその女性が、数日前に蓮が衣装替えで利用するロケ車へ侵入し蓮の私物を漁っているところを通報され、現行犯で逮捕されたのだ。
歌や話術や演技力などの芸や容姿で惹きつけ魅せるのが商売となる業界が定めか、ストーカーレベルで追いかけてくるファンがいないとは言えない。と、言うよりも。ある程度にまで名前と顔が売れ出せば、現場や移動中やロケ先へと追いかけてくるファンは当たり前みたいなもの。
とはいえ、公式にしろ非公式にしろファンが集まれば自然とファン同士でのルールが作られるし、危険なファンの情報を事務所側へ教えてくれたりなどもしてくれるなどの協力体制はもちろん、事務所だって所属俳優やタレント等のセキュリティーには気を使ってはいるのだが。
今回捕まったその女性。
なんと犯行時に蓮の荷物や車にしのばせる予定で数個の盗聴器と設置マニュアル、更になんとそれだけではなく蓮の仕事仲間なモデル達への前々から届いていた脅迫状と一致する新たな実害的な悪意の高い脅迫状まで所持していたのが明らかとなったのだ。
そのため、芸能界につきものとも言える行き過ぎたファンの問題行動では珍しくも厳重注意等でなく、逮捕起訴される流れとなった。
被害者となったのがなまじ確実に数字が取れる実力派俳優であったため、蓮のファンサイトやお茶の間さらには芸能界でもしばらくの間「ストーカー問題」の話題で持ちきりだった。
そう、盗聴器やＧＰＳなどのアイテムやＳＮＳの発達による情報の拡散等によって起こりやすくなってしまった追っかけファンの問題行動をどう防止するか？な真面目なものから、敦賀蓮なら私もストーカーしたいっ！なんてちょっと笑えないものまで……果てには「君、もしかしてストーカーなんじゃない？」なんてジョークまで流行する始末。
とにもかくにも、あちらでもこちらでも耳に入る「ストーカー」というワード。
そんな繰り返し繰り返し聞こえる「ストーカー」の言葉に、じわりじわりと侵食されるがのごとくとある不安に蝕まれていたキョーコは、はたりと気付いた。
もしかして自分は……その胸に疚しくも秘めた毒感情な恋心ゆえに無意識のうちに尊敬し崇拝する先輩俳優にしてその想い人である敦賀蓮へ、行き過ぎたストーカー行為をしてしまっているのではないか？と、そう。
そんなキョーコへと、当の敦賀蓮より齎されたトドメのごとくな一言。
「最上さんって、俺のストーカーなんじゃない？」
揶揄うみたいな軽さで投げられた蓮からの言葉を引き金に、恐慌状態へと陥ったキョーコは闘う決意を決める。
出来うる限り長く、ただの手のかかる後輩としてでも蓮のそばにある為には……自分の中にあるストーカーとしての欲望に抗い、打ち勝たねばならないのだと。
これはそんな「ストーカー」問題に絡め起きたらしき、とある闘いのお話。
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１話目はあいもかわらず設定消化のみで終わってしまいました……。おもしろみナッシングで申し訳ねっす。
_:(´ཀ`」 ∠):
え？もしかして私、敦賀さんのストーカー？なキョコさんの闘いが幕を開ける！？
ｧ,､'`( ꒪Д꒪),､'`'`,､
次回、キョコさんの犯行自白。←？
↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。
