猫木めの勝手な書き散らかしサイトな我が家の4周年記念に、皆さまご存知!まじーんさまの罠へお邪魔な第3弾☆

 

【リク罠115】「ヤンマガ兄妹のテレビ出演(仮)」

 

にドボンと。

(*ΦωΦ)

 

 

決して嫌いな訳ではなく、むしろ好きなのに……猫木のところでは何故かあんまりいないあの兄妹さんたちのお話。

さて、どうなることやら?←毎度ののーぷらん☆

 長らく放置してしまってごめんなさいでした!

待っていてくださる方がいるのやら?謎な続きでまりまする。

 

 

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ところで、この敦賀蓮という俳優。
とあるインタビューにて自分の長所を聞かれた時に、こう回答していたことがある。
『我慢強い?』と。……ある極一部の人間からは枯れたゴム紐やら麩菓子やらに例えられたりもするのだが。
まぁ、何が言いたいのかというとだ。蓮は我慢していたのだ。
泣きじゃくる高い体温を膝の上に、ひくつり震える背中やセツカのままなウィッグを撫でながら、ただじっと徹底的に聞きに徹して。
頼るとか甘えるなんて事が苦手で、すぐにひとりでぐるぐると抱え込んでしまう愛しい恋人の唇から、やっと白状させた迷いや不安。全部吐き出してもらえるように、辛抱強く。
予想外な不意打ちを食らいながらも、やっと聞き出せたキョーコの本音。
それは、まっすぐに心を射抜くかのような衝撃で……
 
 
 
 
あぁ……もう、なんてかわいいひとだろう。
 
 
 
 
恋人が零す言葉のひとつひとつ、それらにいちいち強い否定や拗ねたみたいな不満なんかを口に出しそうな自分を。
あぁ、そりゃぁもう言いたい事はいくらでもあった。
着信やメールの頻度が高いとウザいかもしれない?全くもって正反対もいいところ。スマホの液晶画面を見る時はいつだって期待をしてるし、過去に馬の骨に送っていた『大好き』なデコメやらスタンプやらは、もう本当に喉から手が出るほどに欲しくてたまらないだとか……
肉じゃがで家庭的アピール?望むところな飛んで火に入る夏の虫だけど?むしろ、結婚に向けて圧力掛けたいのはこっちの方だとか……
色気がないとか身体の相性なんて際どい話題に、下心満載な男がギクッと身を硬くしてしまってるのなんか知らないで、巨乳派か貧乳派かも分からないなんてまで言われて……
胸の大きさなんてのは問題じゃなくて。そう。今だって、いつものキョーコよりずっと際どいセツカのビスチェドレス風なその胸もとに油断すれば視線が張り付いてしまいそうで、許されるなら今すぐ寝室に連れ込みたいこっちの理性がガリッガリに削られてますが!?だとか……
そもそもだ!ほんのついさっき、村雨相手に威嚇して恋人だって宣言してみせた筈では?
蓮の告白は、無意識ぽろりと告げてしまったあんな唐突な告白だったとは言え、好きだって、付き合って欲しいと懇願したのに。
ちっっっっとも、伝わってなかったって事か?あんなにあからさまに悪どいがまでに周到に囲い込んだのに。
恐がられないように嫌われないように逃げられないように、あんなにも必死に我慢していたというのにだ。
俺をどうしたいんだ?……どうしてくれよう?
蓮の胸を埋め尽くすのは歓喜と溢れ出す愛しさ。
あぁ、だってそうであろう?
尊敬する先輩に拝み倒されての交際。
「キョーコ」とそう呼んで欲しいだなんて嬉しい事を言ってはくれたけれど、どこかギクシャクしていたキョーコ。
恋人としての座は射止めたけれど、やっと異性として意識してくれるようになってくれた……そんなところだって思っていたのだから。
それでも、逃すつもりなんてなかったのだけれど。
蓮の恋人としての『正解』をこんなにも必死に探してくれたのだと。
そして、その上でトドメとばかりに、何度も蓮を諦めて来たのだと……そう泣きじゃくりながら零してくれたキョーコ。
それは、ずっと前から蓮を男として好きだって言ってくれているもので。
蓮の心臓はがっちりぎゅうぎゅうに掴まれて苦しい程だ。
もう我慢する必要があらうか?否、ないだろう。
だから蓮は告げたのだ。
愛しいかわいい恋人へ。
そもそも『正解』を探すだなんて間違いで無駄であるのだと。
 
 
 
 
一方、泣く程に悩んで来たのに間違いで無駄だと一蹴されてしまった側なキョーコ。
それは正に予想外な方向からあまりにもばっさりな言葉で、ぽかりと口を開けてしまっている。
セツカの装いに子どもみたいなその反応。そんな表情さえ、蓮には堪らなく愛しくて思わず唇が綻ぶ。
が、そんな蓮の恋心なんてちっとも理解してやくれない曲解思考な恋人は、馬鹿にされたとでも思ったのが不満気な顔をしてみせる。
ちくはぐとすれ違ったまんまな恋人へ、蓮はにっこりと微笑んで告げたのだった。
「だって、俺の恋人の正解なんてひとつに決まってる。ただ、最上キョーコである、それだけだよ。」
まるで宇宙からの未知の言語でも受信したみたいに、パチパチと瞬きを繰り返す恋人の耳に蓮の告白は正しく伝わっているのだろうか?
「キョーコが思ってる以上ずっと俺はキョーコのことが好きだからね。それこそ、はじめて逢った時から特別でかわいくてしょうがなかったくらいに。」
きっぱりとどこか自慢気なまでに言い切る男。
神々しいがまでの笑顔で、泣き過ぎて赤く染まったキョーコの鼻さきへチョンッと口付けを贈る。
さすが抱かれたい男NO.1といったところだろう、実に絵になる。
……の、だけれども。
世の乙女たちが夢見るであろう敦賀蓮からの口付けを受けた少女。
みるみると表情が白けたものへと変貌する。それはもう、いつだったか小指へタンポポリングをはめた蓮に最低と言い放った時のように。
そして、そんなむすっと呆れ顔なキョーコは冷めた目でもって蓮の告白を叩き落とすかのように反撃を口に出すのだった。
「天然タラシでコマシな遊び人の嘘も大概にして下さい!!はじめて逢った時から敦賀さんが私をかわいいとか思う訳ないじゃないですか。」
大魔王なマジ怒りで事務所から追い出してくださったり……私のことが大っ嫌いだった事くらい自分で解ってます。とブチブチとつぶやくと、蓮の膝の上から降りようともがく。
が、キョーコからの恋心とその強さを知ってしまったこの男がそんな事で凹んだり止まったりなどするものか。
蓮の恋人は未だに蓮の心に巣くった恋の病の深刻さもドロドロの執着心を孕んだ本気っぷりも、これっぽっちも伝わってやいない?それがどうした。なんの問題もない。
伝わってないなら、これから思い知ってもらえばいいだけだ。
蓮の恋心と秘密、すべてを知ったらこのかわいいひとは泣くだろうか?怒るだろうか?それとも、グアムでの再開の時のように笑ってくれるだろうか?
そんな事を考えながら、蓮は膝の上に捕まえた愛しい恋人へ改めて告白したのだった。
 
 
 
 
「嘘じゃないよ。はじめて逢った時に俺を妖精さんってそう言ってくれた時からずっと、キョーコだけが俺の特別なかわいいひとだったんだから。」
 
 
 
 
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お別れされちゃうの少しでも先送りしたくって必死で正解探ししてたなんて、洗いざらいにキョコちゃんの本音聞き出して調子に乗るだろう男。
このあととか、キョコちゃんの不意打ちついてチューして「ファーストキスとおんなじだっただろ?」とか言いやがったりしそう。
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、

 
 
せっかくのヤンマガ兄妹再結成☆だったのに、あんまりカイセツいちゃいちゃさせれなくってごめんなさいでした。ヤンマガ兄妹、むずかし……
_:(´ཀ`」 ∠):
楽しい罠へおじゃま、ありがとうございましたー!!
 
 


 
NEXT罠々→まじーん様!?4周年記念どぼんっていつまでかかってんだ?な、ラストなここにきておねだりしたリクエスト外からって……ありですか?
 ((((;゚Д゚)))))))
 

 

↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

 


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