タマサブロウのブログ

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眠れぬ夜 寝返りばかり打ちおるを

昼見た案山子が二二ッと笑う

                                      (歌集 扉の向こう)


毎夜、暑くて寝苦しい。

扇風機やエアコン、最終兵器である氷枕も動員してなんとか猛暑をしのいでいるが、どうにもこうにも寝付きが悪い。


眠れない夜というのはやっかいなもので、余計なことばかりつらつらと考えてしまう。


過去は変えられないし、未来はまだ変えられる。


そうと分かっていてもついつい不安や後悔の深みへとハマってしまう性格なのだ。


若い頃は、そんなネガティブ思考を改善したいと啓発本を読んだりイメトレなんかを試してみたが…とんと効果が無かったことを考えると、この性分は多分死ぬまで治らないのだろう。


とはいえ、昔は苦手だったミョウガも食べられるようになったし、誕生日にもらった趣味じゃないマグカップだって20年間使っていたら友情が芽生えた。


そう考えると、時間が経てば何でも変わっていくのかもしれない。

きっといつか、自分のネガティブな部分にも愛着がわいてくるのだろう。……たぶん、ね。


なんてことをつらつらつらつら考えてしまって、やっぱり眠れない。


そんな時に上の短歌を思い出す。


そよそよとそよぐ稲穂の中にのんびり立つ案山子。

それがニニッと笑ってこっちを見るのを想像する。


なんだかいい感じに力が抜ける。


それでやっとうとうと眠って、

2時間後に猫に起こされる、までが最近の日課だ。



母は花を飾るのが好きな人だ。
庭や畑で育ったもの、野草、人からもらったもの…本人が材料を買うことはほとんど無いが、実家にはいつも何かしらの花が飾られている。
生けているものが枯れてきたら別のものを足してまた生けなおす。
そうやってひとつひとつを大切にして、ながく楽しんでいる。

ふだん山や野原で見ても雑草としか感じられないようなものも、きちんと飾ってみるとなんだか特別に見えるから不思議だ。

私自身には植物の知識がサッパリなくて、名前も分からないのだが(その上聞いてもすぐに忘れてしまうのだが)、飾ってある花を見るとやっぱり癒される。

幼い頃から家のあちこちに花が飾られていて、庭でも大切に育てられていて。
それを眺めながら育ったにも関わらず、私自身は猫草すら枯らしてしまう大雑把な性格になってしまった。

母がこれからもっと歳を取り、いつか自分では生けられなくなった時に、彼女のまわりに花を飾ってあげられるように勉強しとこうかな、なんて今さら思うけど…絶望的にセンスが無いんだよなショボーン

毎日、母が生けた花をぐいぐい引っ張り出して勉強?している猫たちの方がよほど上手く花を生けてくれそうだ。

〈 今日の一句 〉

丸は欠けまた丸になるそれでいい

下弦の月を見ていて思う          (礼)

                                                        

物事はあるがまま自然な方が心地よい

上手くいかないことがあっても、落ち込むことがあっても、のんびり待ってればそれなりの形に戻ってそれなりの場所に収まる


そんなことを感じる句





ところで、猫のダイエットというのはどうしてこうも上手くいかないものか?

ヘソ天で寝る姿の雄大なこと爆笑


飼い主ばかりが焦り、低カロリーフードや猫じゃらしなどを使って奮闘するも、痩せるのは一瞬だけ。
彼の健康のためにもそろそろ本腰を入れないと…。


「 丸は欠けまた丸になるそれでいい 」

物事はあるがまま自然な方が心地よいし、なんだかんだでその方が上手くいったりもする


うんうん。そうありたいし、そうあってほしい。

でもダイエットだとそれじゃダメだ笑い泣き

自分自身、あるがままに任せてたら肥えるばかりで…猫のこと言ってられない


猫も人も一緒にダイエットしないとあせる

さて今日も、猫をなだめてすかして低カロリーなカリカリを食べてもらいましょう。
人間は…ササミか焼き魚かな。