さてさて、直前で色々やってくれた猫旦那。
搭乗が始まると、ちゃんと放送を聞いていないのか、世の中には順番ってもんがあると諭、ちゃんと順番が来るまで待っとれと言いました。
その間にお手洗いを済ませ戻ると丁度いい感じに長蛇の列が半分以下になり、ゆっくり落ち着いて並び搭乗。
最後から数えた方が早い感じかもしれないけど、この方が手荷物とかゆっくり入れれるし、後続の人のことを気にしなくていいからいいの。
ってなかんじで無事に座席まで到着。
するとさっそく
「母、ゲームは出来るの?テレビは?」
いやいや、せっかくの飛行機なんだから離陸まで少しゲームとかやめんか?
一方もう片方では…
「イヤホンはどこにさすんだ。チャンネルは。」
…そこに説明書があるだろ!少しは見ろよ!
といった感じです。
座席には、水分とゼリー飲料とお菓子がすぐに出せるようにしてあり、いざ離陸。
その直前までのCAさんたちの動きに犬姫は興味津々。(キッザニアで体験しているからかな?)
離陸するあの独特の感じに犬姫は驚きつつも、外の景色を楽しんでいました。
ある程度上空まで行くと、シートベルトの装着サインが消えテレビでアニメを堪能しつつ、少し耳がポーンとなっているとのことでゼリー飲料を少し飲ませました。
それを見ていた猫旦那は…
「おい、もうすぐ機内食なのにそんなの飲ませて・・・」
あんただけどこに行くの?これ、国内線。機内食出ませんが?
本当にここまで無知のくせにこんなにドヤァってしている猫旦那に呆れつつ、諭しました。
また、スマホの充電をし始めたら、
「なんで手元にそんなもの置いてあるんだよ。」
「いや、常識でしょ。充電できるから手元に置いてあったんですが。」
「お前本当にすごいよな…」
本当はこの時間を利用して犬姫様には少し仮眠をとってもらいたかったのですが、アニメに夢中でそうはいかず、母は仮眠開始。
少ししたら、
「おい、なんか来た。」
って、CAさんによる機内サービスですよね。わざわざ肘打ちして起こすな!と思いつつ、犬姫様に…
「ほら、犬姫もやったことあるよね、CAさんの時、お客様にサービスしたよね。」
「うん。フィッシュ オア チキン とか聞いた。」
「今から飲み物どれかいいですかって聞かれるよ、何にする?」
「うーん、リンゴジュースにする。」
と、わくわくモード。
そして、順番が来ると…
「I want to apple juice、please・」
…日本語で聞かれていたはずだけど、いきなり英語で答えた犬姫様。
それに対して、英語でわざわざ答えてくださったCAさん。流石です。
「英語上手だね。」
「有難う。アフタースクールで覚えたの。CAさんもかわいいね。」
とか英語でやり取りしてて、母目が覚めたわ…(後日、これよりすごいことが…)
ジュースを飲み終えた犬姫の所に再度CAさんがジュースのお替りの有無を…
今度は…別のジュースを希望。
その後も幾度となくジュースをお替りし、大満足の犬姫様。(飛行機ではジュース飲み放題のドリンクバーがあると思っている。)
ただ、これが前振りというか、伏せんでした。
…10分後、着陸態勢になるためしばらくトイレに行けないから行くように言うものの、断固拒否。
猫旦那も、「大丈夫だろ。」と言い出し協力してくれず。
母だけ行くことに。
そして、着陸態勢になり、あと5kmほどで那覇空港着陸といったかなり着陸態勢に入った時…
「おしっこ出る…」
と、いきなり真剣な犬姫さま。
マジ!!
今はやめて!
ってか、どうしてあの時拒否した!!
「おい、我慢しろ。」
いやいや、あんたも一緒になって拒否した側だろ!
限界モードの中、着陸成功。
滑走路をゆっくりと走り、搭乗ゲートに向かう際にはかなりの限界。
そして、犬嫁は正直言って通路側じゃないから出にくいので、猫旦那にシートベルトの装着サインが外れたら速攻トイレに連れて行くように言うと、
「え~、なんで俺が。」
とか言いますが、
「あんた朝から何一つとして役に立っていないんだから少しは役に立てよ!何なら、今すぐ私と席変われ!!」
とすごい剣幕でまくしたて、猫旦那が一緒に行くことに。
そして、サインが消えるなり、
「行け!」
と、通路に二人とも押し出しました。
途中…
「漏れるぅ!」
と泣き出す犬姫。
そりゃぁ、サインが消えるなり皆さん立ち上がって荷物を出したりしますよ、入り口が開いていない時点で。
だから早くしろって言ったのに…
トイレまであと少しというところで動けなくなった様子。でも、数十秒後に入り口が開いたため何とかトイレに入れた様子。
そして、5分程してすっきりしたような様子で戻ってきました。
丁度、後ろの席の方々も大半が下りた後の為、ゆっくり手荷物を出し、忘れ物の確認もでき飛行機を後にすることが出来ました。
全ての荷物が手荷物だったので、そのままサクッと搭乗ゲートを後にし、トイレで薄めの長袖に着替えようとしたとき…
「あっついなぁ。手荷物多すぎね?」
あんた、文句しか言わないね。
まぁ、ここで着替えなかったことを後悔すれば?
と、思いつつゆいレールに乗った我が家。
この後もドタバタします。