うちの町内は ゴミ出し前日からOKという暗黙のルールが あるんですが 家ではジャージな私はあまり人に会わないように 真夜中に捨てに行くことが多いのです
先日も、夜中1:00頃に うちから20mほどのゴミ置き場に向かっていました
すると
「こんばんは~」
ん?誰?キョロキョロ
「こんばんは~」
時刻は夜中の1:00 周辺のおうちはすっかり寝静まって真っ暗
霊的なものではと言う怖さよりも 悪いことをしてるわけじゃないのに なぜか 「やばっ」と思ってしまった
見渡すが誰もいない あきらめて、そのままゴミ置き場に向かおうと 歩き出したとき
お隣の庭のお花畑の中から
「こっちこっち~」
でも辺りは真っ暗・・しかも私、鳥目
こっちと言われてもぉ~ こっちじゃ分からない~ 状態
よーく目をこらして見ると いつも菜園で採れた野菜なんかを 分けてくれるお隣の奥さんである
お歳は65歳前後かな 肩をおもいっきり露出したセクシィムゥムゥ姿 (ハワイアンみたいなん)
でもお隣はめちゃ早起きのはず なぜこの時間に?WHY?
普段からわりと弾丸トークな奥さんなんですが その日もさらに勢いを増した喋り ・・と言うより何言うてるかほぼ判別不可能
あれ?酔ってらっさる?
なんとか頑張って解釈したところ・・ 今年に入ってご近所に引越しさてれてきた おうちがあるんですけども そこのおうちをものすんご~罵倒してらっさる
「あの家はねぇ、泥棒一家なのよ~」 ※お隣さんは関西出身ではないので
「遅くまで犬が吠えてうるさくて眠れないのよ」 ※犬いたっけ??
「いつもベンツとか停まって、
「だからこうして、被害にあわないように
「nekodamaさんのとこもきっちり
「多少の窓なら破って入ってくるわよ~」
町内のリーダー的存在なお隣さん いつもニコニコみんなの世話係 そんな奥さんの豹変っぷりが 若干怖くなってきたところで
「こんな時間に庭に出てたら蚊にさされちゃいますよ あ、ちょっとゴミ捨ててきますね~」
逃げました、はい
薄情なnekodama逃げましたー
だって奥さんの声でかいねんもん その仮称(泥棒)宅にも丸聞こえやんかいさー
で、ゴミを捨てて もう、おうちに入ってくれてますように~と 祈るように戻ってきますと
庭のライトアップ照明に照らされた奥さんがっ
花を持った両手を胸の前でかかげる姿は まるで
マイクを持った由紀さおり
ひ、ひえ~
「お花あげましょう」
花売り由紀さおり
「あ・・ありがとうございます」
「う~ん、これだけじゃ少ないわねぇ、
そのまま鼻歌まじりにスキップで庭の奥に消えてった 由紀さおり
こ・・このまま帰ってくれますように
2~3分して さらに沢山のお花を摘んだ由紀さおりが 満面の笑みで戻ってくる
「こんなに沢山、あ・・ありがとうございます」
「お~っと♪(指でチッチッチ)
足元の雑草をぶちっとちぎって さらに添えてくれる。。 これちょっと怖かった
「ありがとうございます」
そして、さらに仮称(泥棒)家の話をリバース しだしたので、こりゃいかんと思い
「いやでも奥さんもほんと、こんな時間に 危ないですから早くおうちに入ってください」
そこで奥さんが一言
「いいのよ、私なんて・・ 銃で撃たれるのよ」
キャシー塚本?
お隣のだんなさ~ん 寝てる場合ちゃいまっせ~ 連れて入ったげてー
私も家の鍵をあけっぱなしでゴミ捨てに来たので 少し焦りつつ・・ 今度はえんえん笑い出した奥さんを なだめながら何とかちょっとずつ 玄関まで誘導して(押して) 家に入れることに成功
ぐったり疲れて家に帰ると しょう吉、激怒
でもそのあともちょっぴり心配だったので 家の窓から朝まで何度もお隣の庭に 奥さんが出ていないか確認してしまった
翌日、寝不足の私が通りに出ると 遊びに来たお孫さんと庭で遊ぶ奥さんが 何も覚えてないように
「こんにちは~おほほほほ」
だから 昨晩のお花のお礼は控えることにしました
これからは夜中のゴミ捨てはやめて 明け方にしたいと思いまっす
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