ことちゃんになるべくストレスを与えずに、大学病院までたどりつき、名前を呼ばれるのをまちます。


いっぱい話し掛けて、ナデナデして不安を少しでも取り除いてあげることしか自分にはできないから。

今回また出来ませんなんてことになったらもう後はない。。。


名前を呼ばれて前日の血液検査の結果を先生にお渡しして、ここでことちゃんとしばしのお別れ。


全身麻酔をかけて放射線をあてるので、心配ですが、仕方ない。

これがことちゃんの命の綱だから。


後ろ髪ひかれる思いで病室をあとにします。


午前に預けて、午後からの処置となり、全身麻酔のさめなどの考慮から、お迎えは夕方4時半以降となります。


その間、車で昼寝したり、近くのデパートなどで時間をつぶしました。


もし、何かあったら病院から電話がくるので、携帯がきになってしかたなかった・・・


連絡のないのは大丈夫な証拠なわけで、かかってこないことを祈りつつ、上の空でぶらぶらして時間をつぶしました。


夕方お迎えにいくと、そこには麻酔からさめて無事に一回目の放射線治療をうけたことちゃんの姿がありました。


涙がでるほどうれしかったな~。


鳴いたんです、あたしを見て♪


一回でこんなに変わるのなら、二回、三回と放射線をあてたら治っちゃうんじゃないの???と思いました。


念のための飲み薬を渡され、ゆっくり帰宅しました。


                                              つづく


大学病院で人間がまず、細かく説明を受けます。

治療に関する内容、副作用、のちに起こりえる後遺症など。


ことちゃんは右の鼻の中に癌ができてしまったので、放置していたら右目が飛び出てしまう可能性がありました。

実際にそうなってしまったこもかなりいるようです・・・

早急に治療を行わなければ大変なことになるのです。


もちろんリンパ腫はリンパの流れで転移してしまうので、一刻を争います。


放射線をどのあたりにどれぐらいの量あてられるのかしらべてもらいます。


放射線をあてる方向が、3方向からになるので、右目の失明もありえるとのお話でした。

まれに皮膚がただれてしまうこもいるし、治療中に亡くなる可能性もある。

毛の色が変わってしまったり、この先白内障になる可能性もある。

放射線治療といっても100%根治とならない可能性も十分ある。


くれぐれも、過度な期待をもたないでほしい・・・とのお話でした。延命治療の一種と考えてほしいと。


右目も大事だけど、命の優先からいって迷ってる暇はなく、承諾書に動揺しながらサインいたしました。


ことちゃんは、完全室内飼いなので、左目が見えれば家の中の生活にはなんら支障がないと信じたい・・・


ここまでくるのには莫大な金額もかかってます。

飼い主さんはもちろん根治をきたいしますよね・・・


あとはことちゃんがどれだけ頑張ってくれるのか、その生命力にかけるのみになります。


先生にお任せするしか道はない、もう後戻りはできないのです。


もし、できるのなら今日一回目の放射線治療をお願いするはずでした。


一日の猶予もないのですから・・・


結果は・・・白血球の異常減少により、体力がもたないのでできない、この現実でした。


先生も驚くほどの減少。。。原因は長時間車に揺られてここにきたためものすごいストレスを感じて白血球が減少してしまった可能性があるとのことでした。


来週の木曜日またできなければ残された時間が刻一刻となくなってしまうのです。


私の車が乗り心地が悪く、音もうるさいことで恐怖心をあおってしまったのかもしれない・・・ことちゃんごめんね。


ここから一週間はとても大事な期間になるため、主治医様にお任せするしかありませんでした。


運命の木曜日、実家に車を借りにいきゆっくりと大学病院にいきました。


                                                 つづく

今回ことちゃんは、放射線治療と抗癌剤のW治療で根治を目指すことになりました。

同時にではなく、放射線の治療の経過をみて抗癌剤にうつすのです。


ことちゃんは、大学病院で週一回の治療を行うことになりました。


ただ、余命二ヶ月とわずかな時間をつなぐためには、放射線の治療に耐えられるだけの、体力の温存が必要になります。


ご飯と水をくちにしてくれなくなってどんどん体力が落ちて行ったことちゃん。


放射線の予約が取れたのが、余命二ヶ月に対して一ヶ月半先です。。。


放射線治療は特殊な治療になるので、どこの病院でもできるわけではありません。。。

その設備の整った病院の少なさから順番待ちになります。


このとき、信頼の置ける主治医様に治療に耐えられる最低限の体力をつけてもらうためがんばっていただきました。


シリンジで強制的に喉の奥にペイスト状のご飯を入れることを、体力のないながら嫌がることちゃんに大きなストレスを与えてしまっていることが目に見えてわかる状況から家での介護は困難と思い入院となりました。


今回は鼻腔内リンパ腫なので、鼻がつまって息ができなく、口呼吸となっているため、ご飯を口に無理に入れると一瞬息ができない状態になるのかもしれません。


ご飯のたびに恐ろしく苦しいわけです。。。


飼い主さんの愛情で安心感を与え、他の部位の癌であれば家で過ごさせてあげることが本当はいいのだとおもいます。


酸素室にいることで、少しでもことちゃんが楽になればということで月曜日の朝病院に入院、土曜日の夕方お迎えにいく。

調子のよいときは朝9時に病院へいき、夕方6時すぎにお迎えに行く。

これを繰り返し、やっと運命の放射線治療にたどり着きました。


残された時間はあとわずか。残された時間は人間にしたらどれぐらいだったのだろう・・・


ここで、ことちゃんの年齢、体重について書きます。

癌になる前、ことちゃんは、9歳の女の子。 体重は4.3キロです。

年齢的に毎回の放射線治療のための全身麻酔に耐える体力が重要になります。


放射線の直前体重がどんどん落ちていったことから、急遽ステロイドの投与になりました。


皮下補液も毎日してあげないと脱水がすごいのです・・・


このままでは放射線治療の予約日まで体力温存どころか治療をうける体力がもたないという現実がそこにはありました。


前日まで入院。できる限りの最善を尽くしていただきました。


運命の放射線治療をうけるための初診カウンセリング日。


ことちゃんを大学病院へ車で連れて行きました。


                                                         つづく