アスペ男の元夫のこだわりは
車
AV機器
など。
(細かいものを言うとキリがありません)
どちらも結構なお金がかかる。
車は新車、それもこだわり抜いたマニアックな車。
その車のローンが終わったら、次の新車、
というように、いつもローンを抱えていた。
また、金銭管理が出来ないので、カードでリボ払いで買い物をしまくり、その返済の時期にバタバタし、他のカードローンからお金を借りて返済するという、いわゆる自転車操業。
引き落とし口座に残金が無くて、毎月数通の請求書や督促状は当たり前。
私が独身時代に貯めていた預貯金や、私の収入も全て借金返済に回った。
ある日、彼が結構長く勤めていた会社を辞めると言いだし、止める間もなく辞めてしまった。
その退職金で、彼の車のローンやカードローンをとりあえず返済した。
会社を辞めた時に彼が言ったのは
『当分、働かないからね』
その言葉通り、失業手当の出る最低限の就職活動しかせずに、あっと言う間に失業手当の出る期間が終わった。
その間、生活は前と同じで、やはりカードローン借金だらけ。
仕事のない生活でも、家のことは全くせず、たまに力仕事を頼むと、あからさまに嫌がる。
食後の皿洗いくらいは、とさせると、手抜き三昧で余計にあとが大変。あるいは彼に洗わせるのを最小限にと、食事を作りながら片端から洗い物を済ませていく。
彼には出来立てのご飯を先に食べさせて、私はいつも冷めた食事ばかり。当然彼はそれを気にしない。
彼に何かさせようと思うと、たいへん面倒くさいので、そんなことならと結局私がほとんど動く。
余談になってしまったが、
アスペ男の金銭感覚は理解の範疇を超える。
先の事を想像できないのだからまぁ当たり前だけど。
日常の中のあらゆることに、疑問がつきまとう生活をしていると本当に心身ともにボロボロになっる。