伯父ちゃんの話は母から聞きました。
満州時代の朝鮮人、中国人の話をもっと聞きたくて話を振ってみたら、伯父ちゃんの体験談を話してくれました。
伯父が外国船の機関長をしていた何十年か前の話です。
伯父はみんなの給料の計算をしてお金を振り分けていたそうです。
何でかといえば、上の人間が勝手に多めに持って行ってしまうから、上も下も不正なく平等に給料を分ける為だったそうです。
一緒に働いていた中国人からしたら、伯父もまた給料をちょろまかしてる様に映ったのかもしれません、文句を言って来たそうです。
それで、伯父は
「じゃ、自分で計算してみろ。」
と言ったそうです。
ちゃんと不正を働いてないところを中国人本人に確認してもらいたかったんでしょう。
けれど、中国人は計算が出来ないので、その給料の計算が正しいのか正しくないのかさえ分からない状態だったそうです。
そこで、伯父は中国人に算数を教えたそうです。
多分、足し算と掛け算でしょうね。
そして算数が出来る様になって初めて、伯父が不正を働かずにみんなにきちんと給料を振り分けている事に納得したそうです。
そして、伯父が定年退職した後の話。
その算数を教えて貰った中国人は港を散歩していた伯父を呼び止め、ご飯を奢ってくれたそうです。
私はこの話を聞いて、中国人は伯父に感謝していたのだろうと思いました。
じゃなきゃ、久し振りに会った日本人にご飯を奢ったりせんやろうと思う。
そして、昔の中国人は算数さえも出来なかった事に驚いた。
中国人全員がそうではないんでしょうけど、山奥や農村に住んでいる様な人達には教育が行き届いていなかった様子が窺える話だな、と思いました。
これは何十年も前の話なので、さすがに今はある程度の教育は受けていると信じたい。
今のところ、母から聞く昔話に出て来る中国人とは良好な関係を築いていた様子が窺えます。
じいちゃんは会社の備品を盗まれたり、伯父ちゃんは文句言われたりと最初は苦労したみたいだけど。
多分、不正を働くのを許さない、自分達も貧しい暮らしを経験しているからこその貧しい者への気遣い、思いやりの気持ちを中国人達も理解したからこその良好な関係だったのではないかと思います。
じいちゃんと伯父ちゃんの話は、昔の中国人も教育次第では良心的な中国人になるって事でしょうか。
今はそんな中国人が居るのかどうか怪しいもんですが。
教育って大事だな~って改めて思いますね。
自分の給料が不正なく支給されているかどうかも分からないって悲惨だと思う。
これって、計算が出来んからといい様にちょろまかされた中国人も多く居たかもしれないって事でしょ?
たまたま伯父が居たからまともな給料を貰えた訳で。
もしかしたら、計算出来ない以前に読み書きも出来ていなかった可能性もあるね、学校に行ってないとしたら。
読み書きが出来ない、計算も出来ない、そんな人生は嫌だね。
色んな仕事に就けんごとなるたいね。
限られた仕事しか出来ないってのは悲惨だ。
如何だったでしょうか?伯父の昔話。
今のところ、母から聞く昔話で朝鮮人の話題が1回しか出ていない。
金持ちの朝鮮人が可愛い女の子を幼い時に物色して数人囲っていた話しか。
中国人と朝鮮人の違いがこの昔話から見えてくる様だと思いませんか?
母の家族が満州に居たのは戦前の話だから、当時の朝鮮人は日本人と同じ扱いだった訳ですよね?
けど、母の話を聞く分だけだと、日本人と朝鮮人には気質の違いから相容れないものがあって、明確に日本人と朝鮮人とで目に見えない線を引いていたのかな?なんて感想を持ちました。
皆さんはどう思われたでしょうか?
あー、この記事を書くのに50分以上もかかってる・・・
やっぱりなうでちまちま書くのが性分に合っている様です