「地球温暖化が大問題などと言っていますがねー、北極の氷の量は過去最高なんですよ。」
「エコバックは環境に悪い。何故ならエコバックはレジ袋をつくるよりも石油を使う。」
ネットで調べてみると武田氏はデータの取り方や解釈に問題があり、常に物議をかもしている方らしい。
武田氏のいい加減な発言を聞いているのはかなり不愉快だったが、
確かに「正義」の御旗を掲げる環境保護活動には私も嫌悪感を抱く時がある…。
私の住んでいる札幌はまだゴミ収集が有料化になっておらず、ゴミ袋は透明か半透明の袋であれば良い。
もちろんゴミ袋は売っているが、30L、40Lのような大きな容量で、しかもかなり厚地だ。
我が家のゴミの量は極端に少ないので、レジ袋がジャストサイズ。
薄いポリエチレンでできているジャストサイズのレジ袋をその第一の使命が終わったあとに
ゴミ袋に再利用するのは、かなり環境には良いのではないか、と私は思っている。
ところが大手スーパーがこぞって「環境のために」エコバック運動をはじめてしまったせいで、
レジ袋を毎回買うことに後ろめたさを感じるようになってしまった。
今はコットンのエコバッグを持ち歩いている。
でもそのせいで現在は大きすぎる厚地のゴミ袋を買っている。
なにかおかしくはないのか。
だから、レジ袋を根絶することがエコだと短絡的に信じ、人にもそれを強要するような運動は私は嫌いだ。
ただし、武田氏の言い分は論外。
エコバックが全て化石燃料から作られるわけではない。
武田氏は滅茶苦茶なことを言っているが、日本ではまだ成熟していない環境問題の議論を深め、私たちの認識を高める上で、あっても良い意見なのだと思う。
問題なのはそれを言いっぱなしにさせるテレビ局側の番組構成だ。
対極の(といういか、この場合は良識のある)意見をぶつけさせる場面が全くなかったのはこの局の良識のなさを露呈している。
ま、結局のところただの「お笑い番組」だったのか。
そういえば司会がさんまさんだったものね…。
でもね、「環境問題」は笑えない問題だよー。