夫と釣りを初めてから、釣り人の残すごみがとても気になり始めました。
道内のいろいろな漁港に行きましたが、そのほとんどで、
ペットボトル、缶、お弁当等の容器、釣り糸や釣り針などの釣り具が山のように積み上げられています。
誰かが捨てると次々とそこにごみを捨てる人が出てきて、結果としてごみの山になるのだと思われます。
行くたびにその山を見て不愉快になりますが、自分のごみを残さないようにして帰るのが関の山で、
個人の力では大量の他人が残したごみまで処分できません。
それが、先日余市港に行った時のこと、先月まで山になっていたごみが撤去されていました。
胸のつかえがスッととれたような気持ちの良さを感じました。
たばこの吸い殻だけがあちこちに残っていたので、私も漁港の環境美化に奉仕しようと拾い始めましたが、
狭い範囲ですぐに30もの吸い殻を拾うことになりました。
ごみが散乱していたり、不法に投棄されたりしていると不愉快に思うばかりです。
みんなそうだと思うのですが、捨てる人はどんなつもりで捨てるのでしょう。
不愉快なばかりではなく、大規模な不法投棄は地方にも大きな金銭的な負担となります。
平成11年11月に青森県と岩手県の県境に大規模な産業廃棄物の不法投棄が発覚しました。
埼玉県の会社が青森県の産業廃棄物処分業者と組んで、首都圏からのごみを捨てていたのです。
裁判の結果、両社に罰金2千万円、埼玉県の会社社長には1千万円の罰金刑が確定したものの、
撤去にかかる費用の岩手県側に220億円と青森県側の440億円は税金が充てられることになるそうです。
行政処分があまりにも軽いと感じるのは私だけではないはずです。
昨年3月の数字ですが、不法投棄された産業廃棄物の残存量は1579.5トン。
まだ発覚していないものや不法投棄された一般の(個人レベルの)廃棄物は含まれていない数字です。
実質的な撤去作業にかかる費用以外にも、不法投棄防止にかかる費用も大きいことを忘れてはなりません。
具体的には教育・啓蒙活動や地上や上空からのパトロール、柵や看板などの設置が含まれます。
個人レベルの対策として、札幌では昨年(平成17年8月)から
「札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例」が施行され、
画期的なことに、「喫煙制限区域」(歩きたばこ禁止区域)も設けられました。
ポイ捨てやペットの糞を放置したり、制限区域内で歩きたばこをした違反者には
過料(1000円)が課せられますが、まだまだ徹底どころか周知されていないのも事実です。
産業廃棄物に関しては、昨年(平成17年8月)に環境省産業廃棄物課長から
各都道府県・各政令市の担当部署に行政処分の見直しが通達され、
これにより、より広範囲で厳重な行政指導・処分ができるようになったのだそうです。
ゴミの問題の解消のためには、規制や罰則の強化ももちろん必要ですが、
ひとりひとりの意識が一番大切なキーであることは間違いありません。
無駄な消費を出来るだけ少なくし(Reduce)、一度使った資源は何度でも再利用して存分に活用し(Reuse)、
再利用できなくなった資源は回収してリサイクル(再生)する(Recycle)という三つのRを心にとめつつ、
それでも出てしまう最終的なごみについては、ルールを守って処理するようにしなくてはなりません。
道内のいろいろな漁港に行きましたが、そのほとんどで、
ペットボトル、缶、お弁当等の容器、釣り糸や釣り針などの釣り具が山のように積み上げられています。
誰かが捨てると次々とそこにごみを捨てる人が出てきて、結果としてごみの山になるのだと思われます。
行くたびにその山を見て不愉快になりますが、自分のごみを残さないようにして帰るのが関の山で、
個人の力では大量の他人が残したごみまで処分できません。
それが、先日余市港に行った時のこと、先月まで山になっていたごみが撤去されていました。
胸のつかえがスッととれたような気持ちの良さを感じました。
たばこの吸い殻だけがあちこちに残っていたので、私も漁港の環境美化に奉仕しようと拾い始めましたが、
狭い範囲ですぐに30もの吸い殻を拾うことになりました。
ごみが散乱していたり、不法に投棄されたりしていると不愉快に思うばかりです。
みんなそうだと思うのですが、捨てる人はどんなつもりで捨てるのでしょう。
不愉快なばかりではなく、大規模な不法投棄は地方にも大きな金銭的な負担となります。
平成11年11月に青森県と岩手県の県境に大規模な産業廃棄物の不法投棄が発覚しました。
埼玉県の会社が青森県の産業廃棄物処分業者と組んで、首都圏からのごみを捨てていたのです。
裁判の結果、両社に罰金2千万円、埼玉県の会社社長には1千万円の罰金刑が確定したものの、
撤去にかかる費用の岩手県側に220億円と青森県側の440億円は税金が充てられることになるそうです。
行政処分があまりにも軽いと感じるのは私だけではないはずです。
昨年3月の数字ですが、不法投棄された産業廃棄物の残存量は1579.5トン。
まだ発覚していないものや不法投棄された一般の(個人レベルの)廃棄物は含まれていない数字です。
実質的な撤去作業にかかる費用以外にも、不法投棄防止にかかる費用も大きいことを忘れてはなりません。
具体的には教育・啓蒙活動や地上や上空からのパトロール、柵や看板などの設置が含まれます。
個人レベルの対策として、札幌では昨年(平成17年8月)から
「札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例」が施行され、
画期的なことに、「喫煙制限区域」(歩きたばこ禁止区域)も設けられました。
ポイ捨てやペットの糞を放置したり、制限区域内で歩きたばこをした違反者には
過料(1000円)が課せられますが、まだまだ徹底どころか周知されていないのも事実です。
産業廃棄物に関しては、昨年(平成17年8月)に環境省産業廃棄物課長から
各都道府県・各政令市の担当部署に行政処分の見直しが通達され、
これにより、より広範囲で厳重な行政指導・処分ができるようになったのだそうです。
ゴミの問題の解消のためには、規制や罰則の強化ももちろん必要ですが、
ひとりひとりの意識が一番大切なキーであることは間違いありません。
無駄な消費を出来るだけ少なくし(Reduce)、一度使った資源は何度でも再利用して存分に活用し(Reuse)、
再利用できなくなった資源は回収してリサイクル(再生)する(Recycle)という三つのRを心にとめつつ、
それでも出てしまう最終的なごみについては、ルールを守って処理するようにしなくてはなりません。